< 美容研究

美肌理論に基づき、脱毛に通うお客さまだけでなく、現代女性の肌悩みに寄り添った化粧品の開発を目指し、独自原料の開発に着手。美肌効果に優れているとされているダマスクバラ花エキスとハイビスカス花発酵液を掛け合わせることで、更に高い効果が発揮されることを発見しました。

・特長
ターンオーバーやバリア機能をサポートして地肌力を強化することで、肌の土台を整えます。美容成分を取り込んで逃さない、保湿キープ力が高い美肌へ導きます。
※うるおった肌状態

in vitro(細胞試験)
・表皮細胞紫外線ダメージ回復効果

紫外線を照射してから、試料を添加して2日間培養後、MTT還元法で細胞活性を評価しました。
それぞれ単独でもダメージ回復効果を示しますが、2つの成分を組み合わせることで、さらに高い表皮細胞ダメージ回復効果が認められました。特に高濃度側では、ハイビスカス花発酵液0.5%単独でコントロール率119.5%、ダマスクバラ花エキス0.5%単独でコントロール率158.0%ですが、各0.5%ずつ合計1%添加するとそれぞれのコントロール率合計177.5%よりも高い、189.2%というコントロール率を示し、相乗的な効果が確認されました。

・表皮細胞酸化ストレス抑制効果
グラフをみてお分かりのように、2つの成分を組み合わせることで、さらに高い酸化ストレス抑制効果が認められました。
特に高濃度側では、ハイビスカス花発酵液0.5%単独で抑制率12.8%、ダマスクバラ花エキス0.5%単独で抑制率23.5%ですが、各0.5%ずつ合計1%添加するとそれぞれの抑制率合計36.3%よりも高い、37.1%という抑制率を示し、相乗的な効果が確認されました。

・糖化抑制効果
この評価においても、組み合わせることで、さらに高い糖化抑制効果が認められました。
特に高濃度側では、ハイビスカス花発酵液0.5%単独で抑制率11.3%、ダマスクバラ花エキス0.5%単独で抑制率23.5%ですが、各0.5%ずつ合計1%添加するとそれぞれの抑制率合計34.8%よりも高い、35.4%という抑制率をしめし、相乗的な効果が確認されました。

in vivo(ヒト試験)
2つの成分を組み合わせた試料ローションをヒト前腕に塗布し、保湿性や毛穴形状に対する評価を行いました。

・角層水分量が向上
試験期間中、対照ローション塗布区の値は低下していき、乾燥が進んでいく時期であったにも関わらず、試料ローション塗布区は、特に後半、有意に高い値を示しました。

・面積当たりの、毛穴面積、毛穴体積が縮小傾向
著効例として、被験者Dの毛穴解析画像を紹介いたします。試料ローション塗布区では、試験後、毛穴が小さい様子が観察されました。グラフは、レプリカを用いた毛穴の面積率と体積率を表します。赤のグラフが試料ローション塗布区、青のグラフが対照ローション塗布区の値です。それぞれ試験前後の値をグラフ化しました。
その結果、毛穴の面積および体積ともに、試料ローション塗布区で有意な低下を示し、毛穴を小さくする効果があることが示唆されました。

・皮膚の保湿・バリア機能が改善
対照ローション塗布区の蒸散量は増加し、皮膚のバリア機能が落ちているのに対し、試料ローション塗布区は有意に低い値を示し、バリア機能を維持している事が判明しました。

引き続きダマスクバラ花エキスとハイビスカス花発酵液の相乗効果による研究を続け、女性の健康的な素肌美を追求した製品開発を行ってまいります。

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