< 美容研究

プラセンタエキスの素晴らしい美肌効果には着目していたものの、濃度の高い原液で使用するとニオイがキツくて続けられないという声が多かったため、開発に着手。
サラブレッド由来の胎盤を用い、洗浄、製造段階での管理を徹底する事で低臭化に成功したミュゼオリジナル原料のMCプラセンタエキスが誕生。より多くの女性にさらに使いやすく、実感値をより高めるために研究を進め、超低臭、防腐剤無添加、濃度1.5倍の「MC高濃度プラセンタエキス」が誕生しました。

・特長
新製法の多段階酵素分解抽出により、低分子ペプチド群が62%UPにしたことにより、角質層への浸透率が従来法と比較して約2倍にUP。
臭いの原因物質の一つを選択的に除去する事で、減臭化に成功。
臭いが低減した事で濃度を1.5倍にしても使いやすさをキープし、より多くの栄養素を肌へ届ける事ができます。

プラセンタエキスが線維芽細胞に対して働きかけることは知られていますが、具体的にどのような成分が要因となっているのでしょうか?
プラセンタエキスに多く含まれるたんぱく質・ペプチド・アミノ酸を分子量毎に分け、それぞれが線維芽細胞の増殖に対してどのような影響を及ぼすのか、比較しました。

実験方法
液体クロマトグラフィーを用い、ゲルろ過カラムを使用して分画液を採取した。分画液は凍結乾燥して用いた。
分画溶液は、高速液体クロマトグラフィーを用い、ゲルろ過カラムで測定し、分子量割合の多い部分を分画の分子量とした。
プレートに正常ヒト皮膚線維芽細胞を藩種し、各分画溶液を添加した。5日間培養し、細胞増殖量を測定した。

結果

低分子ペプチドを添加した環境下で、最も細胞の増殖傾向が観察されました。

新製法プラセンタエキスの分子量分布

新製法のプラセンタエキスの分子量分布を確認したところ、従来法と比較して、分子量100~1,000の低分子ペプチドの割合が増加していることが分かりました。元々存在していた中~高分子ペプチドやタンパク質の割合が減少していることから、効率的に分解されていることが分かります。
また、新製法と従来製法の各プラセンタエキスを添加した環境下において線維芽細胞を培養したところ、およそ20%の細胞数が新製法プラセンタエキスの元で多く増殖することが観察されました。
先述のとおり、線維芽細胞に働きかけるとされる、低分子量のペプチドが増加したことにより、コラーゲン産生に影響することが示唆されます。

新製法での線維芽細胞の増殖

実験方法
皮膚線維芽細胞を10%FBS-DMEM培地に懸濁し、12000cellsをコラーゲンコートした24wellプレートに播種し一晩培養したのち、培地を総窒素量100 µg/mLのウマプラセンタエキスを含む2.5%FBS-DMEM培地に置換し6日間培養を続けた。
培養終了後、Cell Counting Kit-8(CCK-8)を用いて線維芽細胞の数を測定した。

結果

新製法プラセンタエキスの浸透力

実験方法
3次元皮膚モデルを底が網目状の培養カップの上に置き、その培養カップを培地の上にのせ、プラセンタエキスを上から浸透させる。皮膚モデルを通過したプラセンタエキス量を分子量分布測定を用いて評価した。

結果

24時間経過後、従来製法プラセンタエキスと比較して、新製法プラセンタエキスはペプチドやアミノ酸の浸透量は約2倍という結果となりました。
低分子ペプチドの割合が増えたことにより、お肌の角層中に効率良く美容成分を届けることが期待できます。

高濃度なのに気になるニオイが少なくなった?

プラセンタエキスは、様々なニオイ成分が複雑に組み合わさることで、特有の香りになっています。多くのニオイ成分の中でも、プラセンタエキス特有のニオイ成分をターゲットとし、それを取り除く方法を見出しました。ニオイ成分としての測定値は、ほぼ100%カットすることに成功しています。ニオイを構成する成分を取り除いたことにより、プラセンタエキス特有のニオイの減臭化を叶えました。

結果
ニオイの原因となっている物質の一つを選択的に除去。
従来の測定値:3.3ppmであったのに対し、新製法では測定値:0.1ppm(参考値)

“多段階酵素分解”&“減臭化”された
MC高濃度プラセンタエキス

お肌への働きを考えた抽出法、使いやすさを追求した減臭法。これらを組み合わせた、ミュゼ独自の新たなプラセンタエキスが誕生しました。

TOP