ボディケア 【女医監修】デリケートゾーンのかゆみ・ムズムズの原因と対処法を教えます。 Created date 2022.3.18 Up date 2022.8.15 アンダーヘア デリケートゾーン ニオイケア ムダ毛 保湿ケア 生活習慣 肌ダメージ 脱毛 デリケートゾーンの悩みって、なかなか人には言えないですよね。かゆくなったりムズムズを感じたり、トラブルがある時ってみんなはどうしてる? 今回はそんなデリケートゾーンのトラブルの原因、解消&予防方法を女性医師に聞きました! 目次 監修:喜田直江医師なおえビューティークリニック 院長。京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。2011年に東京・銀座で美容婦人科治療専門クリニック、なおえビューティークリニックを開院。TV、雑誌など多数のメディアに出演中。 デリケートゾーンのかゆみ、ムズムズの原因は? 外出中にも襲ってくる、デリケートゾーンのかゆみやムズムズ。一体どうして起こるのでしょうか? 悩みを持つ女性のための婦人科形成「なおえビューティークリニック」院長の喜田直江先生に、原因を聞きました。 かゆみ・ムズムズはこんな時に起きる! 汗によるムレ 生理時に敏感になっている 下着の繊維や生理用品・おりものシートが合っていない 洗いすぎによる乾燥 トイレ時の強い摩擦 ムダ毛によるムレ ムダ毛が多い、長いことで不衛生になる きちんと拭けていない カンジダなどの感染症や皮膚炎 など まず、かゆみやムズムズが起こるのは、肌がダメージを受けているから。そのダメージになる原因が、上に挙げたような項目です。 不潔、摩擦、乾燥などは、肌ダメージを起こすので注意してください。 かゆみが長引く、かぶれている、おりものの様子が違うなどの症状を感じたら、湿疹などの皮膚炎や、細菌・ウイルス・真菌(カビ)に感染して起こる、カンジダやトリコモナスなどの感染症の可能性も。 悩まずに医師に相談してくださいね! かゆみ・ムズムズを起こすNG行為 トイレットペーパーで強く拭く 締め付ける下着やタイツ・ストッキングをはく 素材の合わない下着やナプキンをつける ムレやすい素材の下着をはく 洗浄力の強いボディソープや固形石鹸で洗いすぎる ストレスなどでホルモンバランスを崩す ナプキンを長い時間変えない ムダ毛を処理しない、または間違ったムダ毛処理 ナプキンはマメに交換を。トイレに行くたびに交換するのはもちろん、尿意などがない場合でも2〜3時間ごとに替えてくださいね。 かゆみが続く場合はナプキンが肌に合っていないのかも。最近ではオーガニックコットンなどの肌にやさしい生理用品も多くあるので、刺激の少ないものを選びましょう。 また、ストレスなどの影響で免疫が落ちると、感染症などにかかりやすくなることも。 規則正しい生活、バランスの良い食事、ストレスを溜めないようにするのも大切ですよ! 【VIOケア】自己処理How toや疑問を解説します! 先生教えて! デリケートゾーンのかゆみケア かゆみやムズムズの原因がわかったところで、実際のケアや予防には3つのポイントがあるみたい。ポイントを押さえて、いつも快適な状態に! デリケートゾーンケアの3カ条 【その1】清潔に保つ 固形石鹸はアルカリ性なので、できればデリケートゾーン用の酸性の洗浄料がオススメ。 アルカリ性の石鹸はしっかりと汚れを落とすことができる反面、洗浄力が刺激となってしまうことも。一方、酸性の洗浄料は肌のpHに近いためマイルドに汚れを落とせます。 清潔に保ちたいあまりに、膣の中を洗うのは絶対にNG。膣には自浄作用があるので、洗うと逆に感染症などにかかりやすくなることもあるので注意! 【その2】しっかりと保湿をする 顔のスキンケアでも感じるように、乾燥は肌の大敵。デリケートゾーンを清潔にしながら、適切なうるおいを保ちましょう。できればデリケートゾーン専用の保湿剤がオススメですが、無ければ肌にやさしいタイプのボディミルクでも◎ 保湿剤が膣に入らないように気をつけて。 【その3】VIOのムダ毛をケアする ムダ毛はすべて処理してもOK。その際、肌ダメージを与えるカミソリや毛抜きを使うのはNGです。ムダ毛を残す場合は、尿などがつきにくいよう、またムレないように短く整えるなどの処理を。VIOの処理を難しく感じる場合は、無理せずサロンやクリニックでプロに頼って! 私のクリニックには、デリケートゾーンに悩みを抱える女性が多く来院します。かゆみなどのトラブルは、適切に洗えていないことも原因にあると感じますね。 若い人の中には、自分の性器を一度も見たことがないという人も少なくありません。性器の形や構造を知ることで洗い方も分かってくるので、鏡を使って一度じっくり観察してみてくださいね。 また、かゆみ予防のうえでもムダ毛ケアは大切です。ただ、毛抜きやカミソリなどでの処理は肌にダメージを与えて、逆にかゆみの原因になるので注意してくださいね。 デリケートゾーンを清潔に&保湿してアソコのかゆみとおさらばしよう♩ 悩ましいデリケートゾーンのかゆみやムズムズの原因は、不潔、摩擦、乾燥にあるみたい。清潔に保ってうるおいをキープし、肌にダメージを与えないようにしましょうね! イラスト/黒猫まな子 構成・文/本間香奈、vivace 前の記事 次の記事 あわせて読みたい 脱毛 【VIOケア】自己処理How toや疑問を解説します! 2022.1.26 脱毛 VIO脱毛って怖いし不安…そんなお悩みをミュゼのお姉さんが一気に解決! 2021.9.19 ライフスタイル 【女医監修】イライラや肌荒れなど生理の悩みを解決! 知っておきたいPMSのこと 2021.8.21 関連記事 スキンケア 秋冬はスキンケアも衣替え♡ 【肌質別】秋冬向け保湿ケアで乾燥対策はじめよう! 2022.10.11 スキンケア ミュゼコスメ「美肌を極めるプレミアムプラン」♡マルチ美顔器が無料?【注意点あり】 2023.7.6 スキンケア 【0円美容】揚げ物禁止したら美肌になれるか検証!1カ月やってみた結果… 2022.9.21