家庭用脱毛器の選び方は?効果のある使い方やメリット・デメリットも紹介
家庭用脱毛器は、脱毛サロンに通うのが難しい方や、忙しい毎日を送る方にぴったりの脱毛方法です。自宅で好きなときに脱毛できて、誰かに身体を見られる恥ずかしさもないので、人気が高まっているアイテムです。
このページでは自分にぴったりの脱毛器を選ぶコツや、脱毛器を使う際の注意点、脱毛器の効果などを詳しくご紹介します。家庭用脱毛器を購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
家庭用脱毛器とは?
家庭用脱毛器とは、名前の通り自宅で簡単にお手入れできる脱毛アイテムのことです。基本的な仕組みは脱毛サロンの脱毛機と同じで家庭でも安全にお手入れできるように出力が抑えられています。
家庭でも本格的な脱毛のお手入れができるということから人気があります。家庭用脱毛器といってもその種類はさまざまなので、自分に合ったもの選ぶことが大切です。ムダ毛のお手入れ方法は家庭用脱毛器以外にもいくつかあるため、それぞれの特徴を押さえておくことも必要です。
家庭用脱毛器を使っている人はどれくらい?
家庭用脱毛器はそこまで安いものではないため、購入するか迷う方は多いです。購入を検討している方はアンケートの結果を参考にしてみてください。
ここからは、家庭用脱毛器を使っている人の割合などをご紹介します。
家庭用脱毛器を持っている人は53%
■調査期間:2021年9月16日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:100人
■調査対象:全国20代~40代の女性
100人の女性にアンケートを行ったところ、家庭用脱毛器を持っている方の割合は53%でした。購入した理由は「脱毛費用を節約できるから」「家族みんなで使いたいから」「安心して使えるから」という意見が多いです。
購入していない方の意見では「値段が高い」「お手入れするのが大変そう」「すでに脱毛を済ませた」と答えています。
・持っていると答えた方の声




家庭用脱毛器に満足している人は38%
家庭用脱毛器は出力が抑えられているため、効果をあまり感じられていない方が多いようです。アンケートの結果だと満足している人は38%であり、まだ効果を実感できていない方は42%ほどです。
・満足していると答えた方の声




・不満があると答えた方の声




家庭用脱毛器の使用頻度は週2回以上が43%
家庭用脱毛器は長く使わないと効果が出ないと感じている方が多く、週2回以上使っている方は43%です。忙しかったりお手入れを忘れてしまったりする場合もあり、月2回以下と答え方が最も多い結果になりました。




家庭用脱毛器のメリット
家庭用脱毛器にはさまざまなメリットがあります。他のムダ毛の自己処理方法や、脱毛サロンでのお手入れと比較するためにも、どのようなメリットがあるのか押さえておくのがおすすめです。
ここからは、家庭用脱毛器を使うメリットをご紹介します。
自宅で好きなときに脱毛できる
家庭用脱毛器の最大のメリットは、自分の好きなときにムダ毛のお手入れができることです。サロンで脱毛のお手入れを受けるときは、都合を合わせて予約を取らなければなりません。また、サロン脱毛は1回では終わらないため、何回か通うことになります。
最寄りのサロンが自宅から離れていれば、その分脱毛を受ける手間や負担は大きいです。家庭用脱毛器であれば、時間や場所に縛られることなく自由に脱毛できます。
他人に身体を見られることなく脱毛できる
サロンで脱毛する場合、担当のスタッフに身体を見られてしまいます。自分の身体を他人に見られることに抵抗を感じる方は少なくありません。脱毛したいという気持ちがあっても、なかなか一歩を踏み出せない方は多いです。
そこで、家庭用脱毛器を使えば自宅で自分の手によって脱毛ができます。恥ずかしさを感じなくて済むのは大きなメリットです。自分のペースでムダ毛の脱毛をしたい方におすすめです。
経済的な負担が少ない
脱毛サロンに通う場合、脱毛の費用がかかります。脱毛する場所やサロンに通う回数によって費用は変わってきますが、場合によっては10万円以上かかることも多いです。
それに比べて家庭用脱毛器であれば、2万円~3万円前後で購入できるため脱毛サロンよりも経済的負担は小さくなります。費用をかけずにムダ毛を脱毛したい場合は、家庭用脱毛器を試してみるのがおすすめです。
家庭用脱毛器のデメリット
手軽にムダ毛のケアができる家庭用脱毛器ですが、デメリットに感じることもあるので注意が必要です。どのようなデメリットがあるか把握すれば、自分に合ったムダ毛のお手入れ方法を選びやすくなります。
ここからは、家庭用脱毛器のデメリットについてご紹介します。
効果が出るまで時間と手間がかかる
家庭用脱毛器は脱毛サロンよりも出力が抑えられているため、脱毛効果は弱いです。そのため、脱毛の効果を実感できるようになるまでには、しばらく時間がかかってしまいます。脱毛サロンと同じような仕上がりにするためには、回数がかかるため根気よくケアを続けなければなりません。
なかなか効果が出ないことから、途中で諦めてしまうこともあるので、時間がかかることを意識することが大切です。
手の届かないところはケアできない
家庭用脱毛器は脚や腕などの手が届く範囲のケアは手軽に行えます。しかし、自分1人で家庭用脱毛器を使う場合、当然ですが手が届かない場所はケアできません。家族や友人など誰かに手伝ってもらわなければなりません。
脱毛サロンであればスタッフが丁寧にお手入れしてくれるため、キレイに仕上がります。家庭用脱毛器だと手が届きにくい場所は、ライトも当たりにくいため効果を実感しにくいです。
家庭用脱毛器の種類は大きく分けて2つ
家庭用脱毛器には、大きく分けて「フラッシュ式美容器」と「レーザー式美容器」の2つがあります。これらはそれぞれに特徴があり、重視する点に合わせて選ぶのがおすすめです。
広い範囲に当てやすい「フラッシュ式美容器」
まずは、初心者にもおすすめできる「フラッシュ式美容器」。脱毛サロンで使用するのと同じタイプで、誰でも使いやすいのがメリットのこちらのタイプを詳しくご紹介します。
・痛みが少なく初心者にもおすすめ
脱毛サロンと同じタイプとはいえ、家庭用のものは照射出力が控えめなので痛みが少ないのが安心ポイント。
ただし、効果の出方も緩やかで、すぐに脱毛効果を感じるのは難しいかもしれません。長いこと使用して効果を実感できる、痛みの少ない脱毛器がいい方にぴったりのタイプです。
・照射口が大きく幅広い範囲を脱毛できる
フラッシュ式美容器のもう1つの特徴が、照射口が大きくなっていること。一度にお手入れできる範囲が広いので、全身の気になる箇所をスピーディーにお手入れできるのが魅力です。
また、種類にもよりますが、脱毛効果だけでなく肌のキメを整えるなど美肌効果を感じられる美容器もあるため、脱毛しながら美肌を目指したい方にもぴったり。
効果が出やすい「レーザー式美容器」
続いてご紹介するのは、医療脱毛で使われているのと同じタイプの「レーザー式美容器」です。フラッシュ式に比べて効果が出やすいと言われているレーザー式について、詳しく解説します。
・効果を感じやすいけれど痛みも感じやすい
医療脱毛と同じタイプですが、こちらも家庭用はクリニックで使われているものに比べると当然出力のレベルが控えめに設定されています。しかし、フラッシュ式に比べると痛みが出やすいこともあるので、痛みに弱い方は注意が必要です。
さらに、皮膚が弱い顔やデリケートゾーンには使えないこともあるため、脱毛したい箇所が決まっている場合はチェックしてから選ぶのが大切。痛みが出やすい分効果も出やすいので、早く効果が出ることを期待するならレーザー式がおすすめです。
・照射口が小さくムダ毛を狙い撃ちするタイプ
ポイントでムダ毛を狙い撃ちするのがレーザー式の特徴なので、照射口が小さめ。ピンポイントで気になるムダ毛がある場合は、そこを狙い撃ちして高効果を発揮するのでレーザー式を選ぶのがいいかもしれません。
反対に、全身をくまなく脱毛したい場合には時間がかかってしまうので、大変に感じることもあるのが懸念点です。
脱毛器を選ぶときのポイント
脱毛器がほしいと思ったとき、どんなことに気を付けて脱毛器を選んだらいいのでしょうか。決して安い買い物ではない脱毛器ですから、購入後に後悔しないように事前にチェックすべき5つのポイントを押さえておくのがおすすめです。
照射面積の広さ
脱毛器の照射口が小さいと照射漏れが起きやすく、ムラができてキレイに脱毛できずまたやり直し...ということにもなりかねません。また、照射面積が狭いと脱毛の効果を実感するまでに時間もかかります。
1回に広範囲を照射できる方がお手入れ時間も短くなり、負担が少なくて済むため、照射面積はなるべく広いものを選ぶのがおすすめです。後ほど詳しくご説明しますが、照射面積が狭いと照射回数も増えてしまうため、コストパフォーマンスは小さくなってしまうのも注意点です。
VIOや顔にも使えるか
脱毛器には全身に使えるものもあれば、使用可能部位が制限されているものもあります。IラインとOラインや、顔の上部には使用できない脱毛器は多いので、VIO全体や顔の脱毛を希望している場合は、注意が必要です。
これは安全性を考慮しており、出力が抑えられている家庭用脱毛器でも刺激に弱いデリケートゾーンや顔は肌トラブルが起こりやすいからです。デリケートゾーンのムダ毛が気になる方は多いため、ケアしたい部位に使用しても大丈夫なのかどうか、事前のチェックを忘れないようにしてください。
照射の強弱調整
脱毛に慣れないうちは痛みを強く感じることがあるので、照射レベルの強弱が調整できる機能があると便利です。使いはじめは低レベルからスタートして、慣れてきたら徐々にレベルを上げるのが効果的です。
デリケートゾーンや皮膚の柔らかい部位は弱めのレベル設定ができる脱毛器の方が、無理なく使えます。痛みが強いまま使うのは肌にダメージを与えるだけでなく、脱毛自体が負担になってしまいかねません。無理のない範囲で使えるかどうかは、大切なポイントの一つです。
照射回数(コストパフォーマンス)
それぞれの脱毛器には、最大照射回数が設定されており、ほとんどの脱毛器では10~30万回以上照射が可能です。
それぞれ脱毛器の1ショットあたりを値段に換算すると、平均して0.5円ほどのわずかな金額差ですが、何度も繰り返して使用することを考えると小さな金額でも蓄積されていきます。一つの脱毛器を長く愛用するためにも、少しでも1ショットあたりの金額が安く、コスパのよいものを選ぶのがおすすめです。
カートリッジの交換が可能か
脱毛器には「カートリッジ交換式」と「本体交換式」の二種類があります。「カートリッジ交換式」はカートリッジの最大照射回数を打ち終わっても、カートリッジを交換すればまた使えます。
しかし「本体交換式」は、カートリッジがないので、照射回数を使い終えると本体ごと交換しなければなりません。ここまでのご説明の通り、家庭用脱毛器で脱毛効果を実感するまでには時間がかかるため、1つの脱毛器で長く使える方がおすすめです。
脚や腕など脱毛範囲が広い場合は、照射回数も増えるためカートリッジを交換できた方がコストパフォーマンスが良くなることもあります。
家庭用脱毛器の効果的な使い方
おうちで手軽に使えるのが便利な家庭用脱毛器ですが、はじめて使う時には痛みが出ないかとか、火傷しないかとか心配があるかもしれません。こちらでは、正しい使い方を解説していきます。
ムダ毛をシェービングする
まずは、お手入れする箇所のムダ毛をシェービングしていきます。カミソリや電気シェーバーを使って、丁寧にムダ毛を剃るのが大切。
また、脱毛器をあてる直前に剃ってしまうと、肌を傷めてしまうかもしれないので、なるべく前日にシェービングしている方が安心です。脱毛の効果を高める意味でも、ほんの少しだけムダ毛が出ている状態で脱毛器をあてるのがおすすめです。
脱毛したい部分に機械をあて照射する
カミソリなどでシェービングできたら、脱毛したい箇所に機械をあてて照射していきます。使用する機械によって使い方は様々ですが、しっかりと肌と照射口を合わせてお手入れするのが大切です。
また、これも機械によりますが場所に合わせたモードが選べたり、美肌用のモードがあったりすることもあるので、あてる箇所に合わせて選んでください。また、濡れた肌ではなく乾いた肌に使用します。
使用間隔は週2回程度がおすすめ
使用間隔については、フラッシュ式美容器の場合は肌への負担も少ないため、使いはじめ3カ月ほどは1週間に2回程度するのがおすすめです。その後、だいぶムダ毛の量が減ってからは、1〜2カ月に1度、ムダ毛が気になったらお手入れします。
レーザー式はフラッシュ式に比べて肌への負担も気になるため、2カ月おきなど毛周期に合わせてのお手入れをするのがおすすめ。使用間隔を狭めても効果が早く出るわけではないので、肌を労わりながら使うのが大切です。
顔に使用する時はメイクを落とそう
顔の脱毛をする際は、メイクを落として行います。これにはきちんと理由があり、メイクをしたまま脱毛器をあててもしっかりと毛根までライトが届かないかもしれないからです。
しっかりあたった部分とあたらなかった部分でムラができてしまい、汚い仕上がりになってしまうかもしれないので、しっかりとメイクを落としてから使うようにしてください。また衛生的にも良くないので、肌トラブルになることも。
キレイな肌に使用して、また使用後も乾燥しているので保湿をたっぷりとして、トラブルが出ないようにすることが大切です。
家庭用脱毛器の注意点
それでは、ここまで家庭用脱毛器の種類やメリット、使い方についてまとめてきましたが、家庭用脱毛器に関する注意点についても解説します。家庭用脱毛器についてしっかり理解し、適切な使い方ができるようにきちんと注意点を守って使うようにしてください。
永久脱毛はできない
家庭用脱毛器では、永久脱毛はできません。ムダ毛を完全になくすということは、毛根にある組織を破壊することになるため、これは医療機関でしかできない「医療行為」となります。
そのため、家庭用脱毛器で行う脱毛は、あくまでも毛の量を減らしたり、毛を細くすることができるものだということを理解しておくことが大切です。また、脱毛サロンでの脱毛器も家庭用よりは出力レベルが高いため、しっかりと効果が感じられます。
自宅でできる手軽さよりも効果の高さを感じたい方は、サロンやクリニックでの脱毛を検討してください。
肌トラブルに注意する
脱毛器での脱毛は、誤った方法で行うと肌トラブルになることもあります。照射時間が長かったりレベルが高いと、火傷状態や炎症になってしまうこともあるので、肌の様子を確認しながら行ってください。
また、痛みを感じることなくライトをあてられたとしても、肌が火照った状態になることもあるためクールダウンをしっかり行うのが大切です。タオルでくるんだ保冷剤などで冷やしてください。
脱毛後の肌はとても乾燥しているため、保湿をしっかりと行うのも重要です。ジェルやローションを使って、いつも以上に肌をいたわるのがおすすめです。
照射時間や回数は機械の取扱説書に従って行う
脱毛器の取扱説明書には、一回の照射時間や回数が明記されているので、しっかり守ってください。一回に長時間お手入れしたとしても、脱毛効果が高くなるわけではありません。
照射しすぎるとかえって肌トラブルを起こし、治らなければ次のお手入れもできなくなるので、むしろ逆効果になってしまいます。
自分に合った家庭用脱毛器を使ってみよう
家庭用脱毛器の選び方や注意点についてご紹介しました。さらに、家庭用脱毛器のメリットデメリットや、使い方についても解説したので、興味がある方はぜひ頭に入れて使用を検討してみてください。
ムダ毛ケアと美肌ケアの両方が可能な家庭用光美容器は、気軽にお手入れできるメリットもありますが、仕上がりが思ったようにならないことや、手間がかかると感じる方もいます。
脱毛のことを知り尽くしたプロがいる脱毛サロンなら、仕上がりもキレイな肌を目指せます。脱毛を考えているなら、脱毛サロンでプロにお任せしてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事を読んだ方に!
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