VIOの適切な剃り方とは?剃るときの注意点もあわせて解説
VIOのムダ毛をカミソリで剃る方は多いですが、カミソリだと肌を傷つけてしまい、炎症や肌トラブルを引き起こしやすいです。カミソリを使ってムダ毛を自己処理する際は、適切な剃り方を押さえておくことが大切です。
このページでは、VIOのムダ毛を適切に剃る方法をご紹介します。また、VIOの脱毛についても触れるので参考にしてみてください。
VIOを剃るメリット
VIO(デリケートゾーン)のムダ毛の自己処理として、剃る方は多いです。実際に、カミソリでVIOのムダ毛を剃るメリットはいくつかあります。
ここからは、VIOのムダ毛をカミソリで剃るメリットについてご紹介します。
費用をかけずに自己処理が可能
VIOのムダ毛をカミソリで剃る最大のメリットは、費用をかけずに自己処理できることです。カミソリは、安いものであれば100円ショップなどでも購入できます。切れ味が良く剃りやすいものでも、1,000円以内で購入できることが多いです。
エステサロンなどでお手入れをすると数万円ほどかかるため、費用を極力抑えたい方にはカミソリを使った自己処理がおすすめです。
いつでも好きなときにお手入れができる
カミソリでVIOを自己処理するメリットには、手軽さもあります。用意するのはカミソリとシェービング剤だけなので、自宅でも簡単にお手入れができます。エステサロンなどでお手入れを受ける場合は、そのために予定を空けなければなりません。
カミソリであれば用意するものが少なく自宅でもできるので、お風呂のついでにするなど、手軽にお手入れできます。
デリケートゾーンを清潔に保てる
VIOをしっかり自己処理していれば、デリケートゾーンを清潔な状態に保ちやすくなります。デリケートゾーンは皮膚が薄く弱い部位で、排泄物・生理の経血などによって不衛生になりがちです。
ムダ毛の自己処理を怠ると伸びた毛に排泄物や経血が付着しやすくなり、不衛生になりやすいです。カミソリで定期的にムダ毛を剃ることで、VIOを手軽にすっきりさせて清潔な状態を保てるようになります。
VIOのムダ毛の剃り方
デリケートゾーンは皮膚が薄く、かゆみやかぶれが出やすいので注意が必要です。カミソリは刃物なので、丁寧にお手入れしないと肌を傷つけてしまう可能性があります。
ここからは、VIOのムダ毛の剃り方をご紹介します。
剃る前にハサミやヒートカッターで毛を短くする
VIOのムダ毛が長い場合は、いきなりカミソリを使って剃るのではなく、先にハサミやヒートカッターで毛を短くします。ムダ毛が長い状態でカミソリを使って剃ろうとすると、刃に毛が引っ掛かってしまいスムーズに剃れません。
また、毛が引っ張られるので毛根を傷つけてしまいかねません。毛根がダメージを受けると毛嚢炎(もうのうえん)というニキビのようなものができたり、痛みを感じやすいです。そのため、あらかじめ毛を短くして剃りやすくすることが大切です。
ヒートカッターを利用すればムダ毛を整えやすく、毛先も丸くなりチクチクしないのでおすすめです。
カミソリを使う前の毛のカットにはハサミ、毛を残して整えたいならヒートカッターが適しています。ヒートカッターは熱で毛を焼き切るアイテムで、毛の断面が鋭く切れないため、お手入れ後のチクチクとした不快感が和らぎます。
毛が柔らかくなったタイミングで剃る
体毛は温めると柔らかくなる性質があります。そのため、カミソリでお手入れをする前に毛を柔らかくするのがおすすめです。お風呂上りであれば毛が柔らかくなっているだけでなく、皮膚も柔らかくなっているのでスムーズに剃りやすくなります。
ただし、身体が熱を持っている状態で刺激を与えると赤みが出ることがあるので、お風呂上がりの身体の熱が取れてからお手入れするのがおすすめです。
お風呂に入るタイミングでなければ、ホットタオルで温めましょう。お湯をかけて蒸らしたり、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めます。ホットタオルを肌に当てることで、お風呂上がりのように毛と肌を柔らかくすることができます。
カミソリで剃るときのポイント
カミソリで剃るときは、カミソリを持っている手の反対の手で肌を引っ張りながら剃るのがポイントです。Vラインのムダ毛を剃るときは下から上に剃ります。
Iラインのムダ毛を剃るときは粘膜部分を傷つけないように、内側から外側に向かって剃るのがおすすめです。
肌に優しいシェービングジェルを使う
肌へのダメージを抑えてスムーズに剃るために、必ずシェービング剤(ジェル)を使います。シェービングジェルは毛を柔らかくして剃りやすくするなど、肌へのダメージを少なくするための成分が配合がされています。
ただし、シェービング剤によっては肌に負担をかけるものもあるため、肌に優しい成分を含んだものを使うのがおすすめです。
例えば、ヒアルロン酸などの保湿成分を含むシェービングジェルであれば、肌を傷つけにくく同時に保湿ケアも行えます。古い角質をムダ毛と一緒に取り除くものもあるので、是非お手入れの際はシェービングジェルを使ってください。
VIOを剃るときの注意点
VIOはデリケートな部位なので、自己処理をするときは肌を傷つけないように注意が必要です。いくつかのポイントを押さえれば安全で適切に剃りやすくなります。
ここからは、VIOを剃るときの注意点をご紹介します。
目視しづらい場所なので注意が必要
デリケートゾーンの中でもIラインは目視しづらい場所なので、どのように剃っているか確認するのが難しいです。腕や脚などは自分の目で確認しながらしっかりと剃れますが、Iラインは鏡を使ったとしても見えにくいです。
また、鏡を使うと剃る向きも反対になるため、手元が狂いやすいことにも注意が必要です。カミソリのような刃物を扱っているときに、手元が狂ってしまうと肌を傷つけてしまいます。
肌への刺激を抑えるために電気シェーバーを使うのがおすすめ
カミソリを使うデメリットには、ムダ毛だけでなく肌表面の角質層も一緒に削ってしまう点があります。他にもカミソリは肌に直接触れるので肌への刺激も大きいのも注意点です。そのため、ヒリヒリと痛みやすくなるだけでなく、乾燥しやすくなり肌トラブルも起きやすくなります。
そこでおすすめなのが、直接肌に触れない電気シェーバーを使うお手入れです。肌への刺激が小さいため、敏感肌の方でも使いやすく肌トラブルを防ぎやすいです。
剃り終わった後はしっかり保湿する
ムダ毛のお手入れをした後は、肌のケアをするためにしっかり保湿します。前述した通り、カミソリを使うと肌の角質層は削れてしまい潤いが失われてしまいます。乾燥すると肌を守るためのバリア機能が損なわれてしまい、肌トラブルの原因になります。
カミソリでお手入れをした後は保湿ケアをすることで、肌を守ることができ肌トラブルを予防できます。肌に優しいクリームを使うのがおすすめです。
VIOを脱毛するメリット
VIOのムダ毛の自己処理にお悩みの方は、脱毛するのも1つの手段です。脱毛にはさまざまなメリットがあるのでおすすめです。
ミュゼプラチナムが20~60代の女性を対象に行ったアンケ―トによると、20代ではほとんどの方がすでに脱毛済み、あるいは今脱毛に通っているという結果が出ました。
以下の記事ではVIO脱毛のアンケート結果もご覧いただけますので、みんなの脱毛事情が気になる方は、こちらも参考にしてみてください。
ここからは、VIOを脱毛するメリットをご紹介します。
自己処理よりも安全でキレイに仕上がる
VIOの脱毛は、サロンやクリニックのプロによるお手入れを受けられます。自己処理をするよりも安全で確実にお手入れを進められます。肌を傷つけてしまうリスクは低く、肌への刺激も抑えられます。
サロンの脱毛であればVIOを希望の形・毛の量に合わせてお手入れしてくれるので、デリケートゾーンをキレイに仕上げることが可能です。また、下着や水着からムダ毛がはみ出してしまう心配が減るのも大きなメリットです。
肌トラブルの心配がなくなり清潔さを保てる
VIOを脱毛すると徐々にムダ毛が薄くなっていきます。個人差はありますが、だいたい4回から6回ほどで効果を実感できることが多いです。自己処理が減ることで、手間が少なくなるだけでなく、肌に与える刺激も抑えられます。
また、デリケートゾーンのムダ毛がなくなることで、見栄えがすっきりするだけでなく清潔さも保ちやすくなります。ニオイやムレなども抑えられるので、快適に過ごしやすくなるのもメリットです。
好きなファッションを楽しみやすくなる
VIOがすっきりしていると、好きなファッションを気兼ねなく楽しめます。たとえば水着を着るとき、毛がはみ出る心配をして好きなデザインのものを選べなかったり、小さめのショーツから毛がはみ出るストレスからも解放されます。
VIOを脱毛していれば、急に水着を着ることになっても慌てることがなく、いつでも脱げるという安心感は、自信にもつながります。
デリケートゾーンの各部位の脱毛の特徴
VIOとひとまとめに呼ばれることが多いアンダーヘアですが、どの部位かでお手入れの方法やメリットは変わります。ここではVIOの特徴と脱毛することで得られるメリットについて、それぞれの部位ごとに詳しく解説します。
Vライン脱毛の特徴
Vラインは、正面から見える、三角形に毛が生えた部分のことです。ほかの部位に比べて自己処理しやすいといえますが、毛の濃い場合は剃り跡が目立ってしまいます。
プロにお手入れしてもらえば、剃り跡が気になることはありません。好きなデザインにVラインを残すことも可能なので仕上がりのイメージを事前に相談してみましょう。
Vラインの脱毛についてもう少し詳しく知りたいという方は、下記の記事でわかりやすく解説していますので、是非ご覧ください。
>Vライン脱毛の効果やメリットなどを解説
>VIO脱毛はみんなどこまでしてる?
Iライン脱毛の特徴
Iラインは女性器の周り、割れ目に沿って生えている毛の部分を指します。繊細で傷つきやすいうえに毛が濃くしっかり生えているため、自己処理が難しいという点からも、プロに頼むのがおすすめです。形状が複雑なため、脱毛をすれば大切な陰部を傷つけてしまうことや、剃り残しの心配もいりません。
Iラインの自己処理の方法や脱毛サロンでのお手入れについて、もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
>Iライン脱毛の効果やメリットを解説
>Iラインを自己処理するときの注意点やメリットをご紹介
Oライン脱毛の特徴
Oラインは、お尻の穴を囲むように生えている毛の部分のことです。肛門の周りに毛が生えていると、排泄物が付着しやすく不衛生になりがちで、臭いを発生させる原因にもなります。Oラインはお尻の割れ目の奥にあるためカミソリなどを当てにくく、見ながら自己処理することが難しい場所です。
プロのお手入れでは傷つけることもなく、脱毛が終われば定期的に自己処理する必要もなくなります。Oライン脱毛についてもう少し詳しく知りたいという方は、以下の記事でわかりやすく解説していますので、参考にしてみてください。
VIO脱毛のよくある質問
普段あまり人に見せることがない場所なだけに、恥ずかしさや不安を感じてしまうかもしれません。そんなVIO脱毛でよくある質問を見てみましょう。是非参考にしてみてください。
全身の中でもVIO脱毛は痛みを感じる方が多いです。皮膚が薄くデリケートなうえに、毛が太く密集しているため、痛みを感じやすいのです。
脱毛機のライトやレーザーはメラニン色素に反応するため、色素沈着した肌や毛の濃い方は、より痛みを感じやすくなります。脱毛の「痛み」に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
VIO脱毛が終わるまでには、個人差はありますが8~12回ほどのお手入れが必要です。多くの脱毛方法は毛の生え変わる周期に合わせて行われるため、1~3カ月ごとのお手入れになります。
そのため、長くかかる方では3年程度かかることもありますが、ほとんどの場合4~6回のお手入れで毛が薄くなってきたと感じていただけます。
VIO脱毛の場合、生理中はお手入れができません。これは、経血が脱毛機やベッドに付着することで起こる感染症などのリスクを防ぐためです。
また、生理中はホルモンバランスの乱れでいつもより刺激を感じやすくなります。そのため痛みを強く感じ、肌もダメージを受けやすくなります。VIO以外の箇所でしたら脱毛を受けられるサロンが多いですが、気になる場合は予約の変更やサロンに相談するのがおすすめです。
VIOを適切にケアして快適に過ごそう
VIOは皮膚が薄く刺激に弱い部位のため、誤った剃り方をすると刺激が強く、赤みやかゆみが起こりやすいです。場合によっては埋没毛や毛嚢炎になるリスクも高まるため、適切に剃ることが大切です。
VIOのムダ毛のお手入れは手間がかかるため、プロの手によって安全でキレイに仕上がる脱毛はおすすめです。デリケートゾーンを脱毛して、ぜひ快適さを実感してみてください。
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