ボディケア

デリケートゾーンの黒ずみはどうケアするべき？黒ずみの原因と正しい予防方法5選

Created date 2022.11.21

Up date 2023.12.5

デリケートゾーンの毛の自己処理やVIO脱毛をして、毛が気にならなくなったと思ったら今度は黒ずみが気になる…って人、挙手〜！
普段見えない部分でも気になってしまうし、できれば誰にも気づかれずにケアしたい…。そこで今回は、黒ずんでしまう原因と正しいケア方法を産婦人科医の福山千代子先生に教えてもらったよ！
デリケートゾーンの黒ずみ対策にオススメのアイテムも、編集部がピックアップしてご紹介するから、ぜひチェックしてね！

監修：福山千代子医師

MET BEAUTY CLINIC院長。日本産科婦人科学会専門医。生理のトラブルや更年期障害など、あらゆる世代の女性の悩みに、20年以上真摯に向き合う。親身なカウンセリングで、多様化する女性の悩みに合わせ、さまざまな角度から治療法を提案。

デリケートゾーンの黒ずみ、みんな密かに悩んでいるんです！

出典：対象：ミュゼ会員 / 2014年7月9日〜7月31日 / 202人 / 調査方法：ミュゼモニアンケート

デリケートゾーンの悩みの中でも、みんながダントツで気になっているのが黒ずみ！先生に聞いたところ、脱毛の後、思いのほか黒ずみが気になってクリニックに来院する人も多いんだとか。

デリケートゾーンが黒ずんでしまうのはなぜ？教えて先生！

知らないうちにデリケートゾーンが黒ずんでしまう原因について先生に詳しく教えてもらったよ！

原因① 一番の原因は、ホルモンの影響

実は女性ホルモンが一番の原因なんだそう。摩擦が一番の原因じゃないなんてびっくり！
ホルモンとデリケートゾーンの黒ずみには深い関係があるみたい…

子どもの頃は、デリケートな部分が黒ずんでいなかった記憶がありませんか？月経が始まり、女性ホルモンが増えるとメラニン色素の働きが活発になるのが、実は一番の原因なんです。

色の濃さは、個人のメラニン色素の量によって違い、色白の人の方が色が薄く、色黒の人の方が濃い傾向にあります。ただ、色黒さんはコントラストがなく目立ちにくいので気にならない人も多いです。
多少の黒ずみは20代〜40代なら仕方がないものなんです。太ももと同じ白さにはならないという認識は持っておいてくださいね。

原因② かゆみへの刺激や、間違ったムダ毛の自己処理によるダメージ

デリケートゾーンのかゆみやダメージを、自然に治るだろうと放っておいてない？実は、かぶれやかゆみが原因で黒ずみになっちゃうこともあるんです。

デリケート部分にかぶれや乾燥によるかゆみがあって、寝ている間、無意識のうちにかいてしまったという人が実は多いです。強く刺激するうちに、炎症性の色素沈着が起こって黒ずみの原因になってしまいます。

また、デリケートゾーンのムダ毛処理を間違った方法でしてしまうと、カミソリで肌ダメージが蓄積したり、除毛クリームでかぶれたりして、黒ずみの原因になってしまうことも。

原因③ 毎日の下着による摩擦が原因に

下着によっては、肌に摩擦を受けちゃうって知ってた？毎日のダメージが積み重なって黒ずみになっちゃうみたい。摩擦ダメージの起きやすさは下着のサイズ感や素材・デザインが関係してるよ。

下着が強く擦れる部分に黒ずみができてしまうこともあります。きつめの下着をはいている人や、レースの縁など、硬い部分が肌に強く当たってしまっていると感じる人は注意。

原因④ 生理用品によるかゆみやかぶれ

月経時の生理用品は蒸れやすく、デリケートゾーンが湿気のこもった状態になるので、かゆみやかぶれを引き起こして炎症が起きると黒ずみの原因になることがあるみたい。

生理中は、蒸れや雑菌の繁殖を防ぐために、こまめにナプキンを変えるようにしよう！

かゆみでデリケートゾーンを掻いてしまって炎症がおきると、掻き壊し後の炎症性色素沈着になるおそれがあります。

かゆみが出ても極力触らないことを心がけ、ひどいようなら婦人科を受診しましょう。

デリケートゾーンの黒ずみの種類とは？

デリケートゾーンの黒ずみにもいろいろ種類があるみたい。基本的な黒ずみの種類はこちら。

摩擦黒皮症
炎症性色素沈着
乾燥による角質化

順に紹介するから、確認してみてね。

黒ずみの種類① 摩擦黒皮症

>衣服や下着による摩擦や、長期間ナイロンタオルなどで体をゴシゴシ洗うなど、慢性的に繰り返す刺激によってできる茶色〜黒色の色素沈着です。一度色素沈着ができると、消えるまでに時間がかかるので、摩擦刺激をできるだけ避けて予防するのが大事。

ナイロンタオルの使用をやめて泡で洗うようにする、摩擦の起きづらいサイズ・形の下着を選ぶようにするなど毎日の習慣を改善することで悪化を防ぐことができるよ。

黒ずみの種類② 炎症性色素沈着

皮膚の炎症が原因で色素沈着してしまうことも。
生理やおりもの、カンジダ外陰炎により、デリケートゾーンがかぶれてしまった状態で放置したり、掻きむしったりすると、炎症が起きた場所が黒ずんで跡が残る可能性もあります。カンジダ性外陰膣炎は、免疫力が低下している時や、抗生剤を飲んでいるときに発症しやすいよ。

かゆみが続く場合は早めに婦人科を受診してね。

もう黒ずみに悩みたくない！正しいケア方法って？

デリケートゾーンの黒ずみの原因を教えてもらったところで、自宅でもできる正しいケア方法をご紹介！

擦れにくい下着に変えてみよう
デリケートゾーンも顔と同じくらいやさしく洗おう
デリケートゾーン専用のクリームでしっかり保湿しよう
生理用ナプキンやおりものシートはこまめに交換しよう
生活習慣を見直そう
誤ったムダ毛処理はやめておこう

ひとつずつ詳しく紹介していくよ！はじめられることからコツコツやってみよう♩

ケア①擦れにくい下着に変えてみよう

小さいサイズのショーツや、硬いレースのついたショーツなど、肌への締め付けを感じたら自分の下着を見直してみて！
毎日同じ形の下着をはき続けていると、同じ場所ばかり刺激を受けちゃうから、ボクサー・Tバック・ヒップハングなど、違った形の下着をローテーションではくのもいいみたい。

最近ではシームレスショーツや、はいている感覚がないようなショーツもたくさん販売されているから要チェック！ 締め付けのないものだと、黒ずみの原因を取り除けて安心だよ。

ケア②デリケートゾーンも顔と同じくらいやさしく洗おう

洗浄力の強いボディソープでデリケートゾーンを洗うと、乾燥しすぎることも。乾燥している肌は摩擦で刺激を受けやすく、トラブルが起きやすくなってしまうんだって。

デリケートゾーン専用の肌にやさしいソープを使った方が乾燥を防げて◎。
ゴシゴシ洗うのは絶対にNG。泡立つタイプのものはしっかり泡立てて使って、洗顔のときと同じやさしさで洗浄してね！

ミュゼコスメの「デリケートゾーン用ボディウォッシュ」なら、肌へのやさしさにこだわった処方でデリケートゾーンのニオイや汚れをケアできるからオススメ！

ケア③デリケートゾーン専用のクリームでしっかり保湿しよう

もともとデリケート部分はお手入れをしていない人が多いけど、保湿をするだけでも透明感が出るよ！乾燥肌は刺激を受けやすいから、しっかりうるおっている状態にしてあげてね。
さらに、フェムテック用品も最近は充実していて、デリケートゾーン専用の美白クリームもたくさん販売されているよ。肌への刺激が少なく、安全に使用できてオススメ。

ミュゼが独自開発した「くすみがちなデリケートスキン用の美白※美容液」も肌に優しく、しっかり保湿ケアができるよ！気になる人は下のリンクからチェックしてみてね！

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ケア④生理用ナプキンやおりものシートはこまめに交換しよう

かゆみやかぶれは黒ずみにつながってしまうから、それらの原因をなくしてあげるのも大切。

例えば、生理用ナプキンは一度使用してかぶれたことがあるものは使わず、自分に合った商品をチョイスしてね。ナプキンを長時間着けっ放しにするのもかゆみやかぶれの原因になるから、こまめに替えるようにしよう。

もし炎症やかゆみが出てしまったら、我慢しないで婦人科で診てもらってね。

ケア⑤誤ったムダ毛処理はやめておこう

ムダ毛を誤った方法で自己処理するのをやめてみて。
特に皮膚が薄いデリケートゾーンは、誤った方法の自己処理を何度も繰り返すと、皮膚や毛穴周りに大きな負担がかかるから、肌を守ろうとメラニンの蓄積が促されて黒ずみができやすくなっちゃうよ。

脱毛サロンやクリニックで脱毛をして自己処理しなくてもいい状態にするのもオススメ。

美容医療でのデリケートゾーンの黒ずみを治療する方法は？

自費診療になっちゃうけどデリケートゾーンの黒ずみを治療する方法はあるので、セルフケアしても気になる場合は、美容医療も考えてみて。

治療法① ピコレーザー

ピコレーザーとは、ピコ秒（1兆分の1）という照射時間の短いレーザーを照射することで周囲の皮膚のダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素を細かく砕いて色素を少しずつ薄くしていきます。

当院で使用しているピコレーザーなら月1回を5～6回ほど続けることで、メラニン色素が少しずつ破壊されて色が薄くなってきます。

治療法② ピーリング

薬剤を使用して、皮膚の古い角質層を取り除くことで肌のターンオーバーを促します。
色素沈着部分のターンオーバーが促され、黒ずみを軽減することが期待できます。

当院ではミラノリピールというピーリング製剤使用しています。

治療法③ 外用薬のクリーム

美容医療ではハイドロキノンやトレチノイン酸を含有したクリームの処方が可能です。
継続して塗布することで、色素沈着の軽減が期待できるよ。

粘膜部分の黒ずみには、美白クリームの使用や一般のレーザー治療ができなかったりと、ケア方法が違うので要注意。わからないことがあれば、専門のクリニックに行って正しいケアをしてくださいね。

編集部オススメ！デリケートゾーンの黒ずみケアアイテム

締め付けの少ない綿100%ショーツ

（左）ふんどしショーツガーゼラベンダードット（右）ふんどしショーツピンク／各1,980円／ニシキ: そけい部を締め付けず、はいていないような着心地のショーツ。Vラインの摩擦ストレスを改善し、デリケートゾーンの黒ずみ緩和にもつながります。綿100％の素材で、肌触りもよくて楽ちん♩

もっちり濃密泡でスッキリ洗い上げる生石鹸※1

デリケートボディソープ(ノーマルスキン)　80g

2,640円

女性のデリケートな肌のために考えられたミュゼオリジナル生石鹸※1。もっちりとした弾力のある濃密な泡が、ニオイ汚れを取り除き、スッキリと洗い上げる練りタイプのボディーソープ。24種類の和漢西洋ハーブ配合※2。※1やわらかいクリーム状の石鹸。※2ハーブ由来の成分(保湿)

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アミノ酸をベースにした処方で優しく洗い上げる液体ソープ

デリケートボディウォッシュ(ドライスキン)　100mL

2,640円

アミノ酸をベースに、3種のヒアルロン酸※1、2種のコラーゲン※2、24種類の和漢西洋ハーブ配合※3を配合した、液体タイプのボディウォッシュ。ふわふわの柔らかい泡で、やさしい洗い上がり！柑橘系の香りもさっぱりして◎
※1 加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na（すべて保湿成分）※2 水溶性コラーゲン、ヒドロキシプロリン（すべて保湿成分）※3 ハーブ由来の成分（保湿）

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