アイクリームっていつから使うべき?効果や塗り方&選び方を徹底解説!肌悩み別オススメアイテムもご紹介
Created date
Up date
アイクリームって、自分にはまだ早いし、乾燥肌じゃないから関係ないなんて思ってない? それ、ちょっともったいないかも。
悩みの多い目元を集中ケアしてくれるアイクリームは、早いうちから使うと今の肌にも未来の肌にもいいことがたくさん♡
今回は、理系美容家のかおりさんに、アイクリームの効果や選び方、いつから使うべきなのかを聞いてみたよ! 初心者でも始めやすいプチプラから、本格ケアを叶えるデパコスまで、肌悩み別にオススメのアイテムもご紹介するのでぜひ参考にしてみてね♩
目次
一般社団法人美容科学ラボ代表理事兼理系美容家。科学的根拠に基づいた正しい美容知識を通じて、「キレイ」と「学び」に貢献したいという思いのもと、さまざまなメディアで美容に関する確かな知識を発信中。
アイクリームってどうして必要なの? 気になる効果をご紹介
巷で噂のアイクリーム。たくさんのアイテムがあるみたいだけれど、本当にスキンケアには必要なの? そもそもアイクリームって何? なんて疑問もあるはず。
まずはアイクリームの基本知識から、投入すべき理由まで紹介するよ。
目元の皮膚って結構敏感なんです!
アイクリームを塗る目元の皮膚の特徴を知っておこう。
目元の皮膚の特徴
身体の中でも特に皮膚が薄い箇所のひとつ
皮脂分泌が少ないので乾燥しやすい
アイメイクなどで肌に負担がかかりやすい
目元は皮膚が薄く皮脂分泌量が少ないため、そもそも乾燥しやすく敏感な箇所。
そのうえ、アイメイクや目をこする動作などが加わり、ハリ不足やシワ、乾燥などの肌トラブルが起きやすいの!
薄い皮膚の下には毛細血管が張り巡らされていて、透けて見える状態。
そのため、血行不良によるクマやくすみも起こりやすいパーツなんです。
そんなデリケートな目元をやさしくうるおしてケアしてくれるのが、アイクリーム!
アイクリームの効果&特徴
アイクリームのメインの役割は、デリケートな目元を保湿して、肌悩みを予防・ケアすること。
保水&保湿成分で、目元にしっかりうるおいを届けてくれるよ。
保湿には、水分を与えるモイスチャー効果と、うるおいを閉じ込めるエモリエント効果の2つがあります。
アイクリームは、どちらかというとエモリエント効果がメインのものが多く、こっくりしたテクスチャーで水分を閉じ込めることで、保湿してくれるんです。
目元の保湿に加え、配合成分によっては、シワやたるみ、くすみなど、目周りのお悩みもケアできるよ!
普通のクリームとはなにが違うの?
普通の顔用のクリームとアイクリームの大きな違いは、目元に対して使いやすいテクスチャーかどうか。
目元の皮膚は薄く、デリケートな箇所なので、できるだけ摩擦は避けたいもの。そんな敏感な目元への摩擦ダメージを減らしつつ、塗りやすさも追求した絶妙な使い心地のアイテムが多いんです。
のびが良すぎると肌なじみが悪く、肌なじみが良すぎると摩擦ダメージが起こりやすくなります。とはいえ硬すぎるクリームだと目元に塗りにくい…。
そのため、アイクリームは、適度なのびはそのまま、こっくりとして目元にとどまってくれるような質感に仕上げているアイテムがたくさんあります。
また、ロールオンや電動式のアプリケーターで、冷感で目元を冷やしながら目元のマッサージができるアイテムがあるのも特徴のひとつです。
アイクリームはいつから使い始めるべき?
アイクリームって、オトナ世代や乾燥肌の人が使うエイジング&スペシャルケアだって思ってない? 実はそんなことないんです!
確かに、たるみやシワに特化したアイクリームは多いけれど、早いうちから始めるのは全然OK。
特にシワやたるみ、シミケアなどは、セルフケアでは現状維持・予防がメインの目的になるので、悩みが始まる前から使うのはかなりオススメ!
ただ、アイクリームは基本的にプラスアルファのアイテム。早いうちから投入しておくのもオススメですが、無理して始める必要はありません。
使用を検討するタイミングとしては、目元の乾燥が気になるなど、トラブルの片鱗が見え始めたときが目安のひとつです。もちろん、使ってみたいと思ったときに、プチプラアイテムから始めてみるのもオススメです!
初心者さんは、毎日使い続けなくても、乾燥が気になる秋〜冬など、悩みを感じやすい季節だけ一時的に投入してみるのも◎ 気軽に毎日のスキンケアに取り入れてみてね。
エイジングケアについて気になる人はこちらの記事もチェック!
[関連記事]
【エイジングケア超入門】何歳から?何を?どうすれば?オススメスキンケアもご紹介!【皮膚科医監修】
アイクリームを塗るタイミング&使い方を解説!
アイクリームは朝晩のスキンケア両方で使ってOK。うるおいを閉じ込めるクリームの要素が強いので、スキンケアの最後に塗るのがオススメだよ!
使用量の目安
基本はメーカーやアイテムの指示に従う
夜のスキンケアでは、摩擦が起こらないよう多めに使ってもOK
朝のスキンケア後は、メイクが崩れないよう適量で
塗り方
目元をやさしくマッサージしながらON
擦るようなマッサージはNG
皮膚が薄いので、触れるか触れない程度のソフトタッチが◎
風呂上がりなど、肌がやわらかい状態だと浸透しやすい
メーカーが公表している使用方法は、そのアイテムをより心地よく&効果的に使うための指標となります。
使用量や使用方法は、アイテムに記載してある詳細に従いましょう。
【アイクリームの選び方】悩みに合わせて使うべし!
アイクリームは保湿ケアがメインだけど、配合成分によって、シワやくすみなど目元の悩みに対応したアイテムも。
予防や現状維持のために使い始めるのもオススメなので、まずは自分がケアしたい&予防したいお悩みに合わせて選んでみよう!
【乾燥&トータルケア】選び方のポイント
ほとんどのアイテムは、モイスチャー成分・エモリエント成分で乾燥がケアできるようになっているよ。テクスチャーや、続けやすい価格などを考えて選んでみて。
目の周りは皮脂の分泌量が少ないため、脂性肌さんでもしっかりクリームを使ってOK。
初心者さんや若いうちからの予防で始めるなら、乾燥ケアができるものから使ってみるのがいいでしょう。
乾燥&トータルケアにオススメの成分
- シア脂、ワセリン、ライスパワーNo11、ライスパワーNo11+
乾燥をケアするなら、水分を閉じ込めてくれる半固形油がベター。
シア脂・ワセリンなどペースト状の油はうるおいを閉じ込める効果が高く、水分を留めておきやすいんです。
また、水分保持能力改善効果を持つ有効成分ライスパワーNo11や、ライスパワーNo11+も要チェック!
【乾燥&トータルケア】編集部オススメアイクリーム
- 乾燥さん 薬用リンクルケアクリーム<医薬部外品>/1,210円/BCL
こっくりしたクリームがピタッと密着! 目元や口元など、気になる部分のかさつきを集中ケアしてくれる、部分用クリーム。
ヒト型セラミド※1やワセリンが、乾燥しがちな肌にうるおいを与えて閉じ込めます。また、ナイアシンアミド・グリチルリチン酸ジカリウム、ピュアレチノール※2配合。
メラニンの生成を抑えシミやそばかすを防ぎ、シワ改善にも!※1 ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、Nーステアロイルジヒドロスフィンゴシン、Nーステアロイルフィトスフィンゴシン、ステアロイルオキシヘプタコサノイルフィトスフィンゴシン ※2 レチノール油液(ビタミンA 166,667IU/g)(すべて保湿成分)
- BARTHプレミアムアイクリーム/1,980円/BARTH
こっくり濃厚なテクスチャーながら、肌なじみが良く使い心地GOOD!
保湿・コンディショニングの両方の効果を発揮する安定化レチノールや、肌をうるおしハリをサポートするペプチド、肌コンディショニングが期待できるビタミンA、C、Eなど、33種類もの美容成分※が、悩みの多い目元の肌にアプローチ。
また、ワセリン、シア脂でうるおいをしっかり閉じ込め、すこやかな目元を叶えます。※保湿成分(リノール酸レチノール、グルコシルヘスペリジン等)
【くすみケア】選び方のポイント
目元のくすみやクマの悩みは、多くが血行不良によるもの。
そのため、血行不良をケアできるような工夫がされているアイテムを選んで。
血行不良によるくすみをケアするなら、マッサージなどの対策も効果が期待できます。
なめらかでマッサージしやすいテクスチャーはもちろん、電動・ボール付きアプリケーターなどで、マッサージしながら塗布できるアイテムもオススメです。
くすみケアにオススメの成分
- 酢酸DL-α-トコフェロール
くすみには、血行促進の有効成分であるトコフェロールがオススメ。
ショウガ根茎エキス、センブリエキスなどもくすみ悩みにオススメの成分として挙げられます。
【くすみケア】編集部オススメアイクリーム
- エリクシール レチノパワー リンクルクリーム S/6,490円/エリクシール
シワ改善薬用有効成分純粋レチノール、独自成分レチナジーエッセンス※1配合で、しっかり保湿しながらシワを改善。
さらに、新配合の保湿成分であるコラーゲンGL※2、Wステムコンプレックス※3が、肌をしっとり保湿してふっくらやわらかな肌に仕上げます。
※1 ヒマシ油、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、マヨラナエキス、グリセリン(保湿・肌なめらか) ※2 高濃度コラーゲンGL(水溶性コラーゲン、グリセリン)(保湿) ※3 Wステムコンプレックス(イノシット、ムクロジエキス、ウコンエキス、グリセリン)(保湿)
- V9 ビタミンアンプル ロールオンアイクリーム CLEAR/1,980円/JMsolution
セラミドNP、パンテノールなどの保湿成分配合で、肌に水分を与えてくれるアイクリーム。
9種※のビタミンが肌の調子を整え、すこやかにケアしてくれます。また、トコフェロール配合でキメを整え、くすみをケア。ステンレスボールのアプリケーターで、マッサージもできて魅力的♡
※アルギニン、ナイアシンアミド、ピチドキシン、チアミンHCI、葉酸、アスコルビン酸、シアノコバラミン、ビオチン、リボフラビン
【シワ・ハリケア】選び方のポイント
目元のシワやたるみは、加齢による肌老化が原因のため、市販のスキンケアで完全にケアするのは難しいもの。
セルフケアでできるのは、予防や現状維持程度。
そのため、今は気にならなくても早いうちから対策しておくことに意味があるんです。
シワやたるみは、悩みに対応する有効成分配合のクリームを使用するのがポイント。
早いうちは、保湿だけでも対策のひとつになるよ!
シワ・ハリケアにオススメの成分
- ナイアシンアミド、ライスパワーNo11+、レチノール、ペプチド、プラセンタ、ビタミンC誘導体、セラミド、加水分解コラーゲン
有効成分として有名なのが、ナイアシンアミド・ライスパワーNo11+・レチノール。
ナイアシンアミドはコラーゲン産生促進などの働きがあります。
ライスパワーNo11+は、近年美容界でも注目の成分。水分保持能力改善効果のほか、シワ改善効果を取得した有効成分なんです。
また、最近話題のレチノールは、表皮ヒアルロン酸の産生促進によって、皮膚に柔軟性を与えてくれます。
レチノールは安定性が低いために効果が失われてしまう可能性も。
信頼のできるメーカーのもので、容器の気密性が高く、遮光可能な容器のものが特にオススメです。
そのほか、主にシワの対策にはペプチド、プラセンタ、ビタミンC誘導体もGOOD。
20〜30代のうちは、保湿をすることがシワの予防につながるので、保湿成分をプラスするのも重要。保湿成分にはセラミド、加水分解コラーゲンなどがあります。
【シワ・ハリケア】編集部オススメアイクリーム
- ONE BY KOSÉ ザ リンクレス S<医薬部外品>/6,380円(編集部調べ)/コーセー
シワ改善&美白※1有効成分のリンクルホワイトN※2が、目元や口元のシワにアプローチ。
また、低分子コラーゲン、発酵ヒアルロン酸、低分子エラスチン配合で保湿ケア。肌をうるおし、なめらかでハリ感のある仕上がりを叶えます。美容液の膜が肌にピタッと密着。しっとり感はあるのにすっとなじんでベタつかない使い心地で、朝晩のスキンケアに使いやすい!
※1 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ ※2 ナイアシンアミド
- ホワイトラベル 金のプラセンタ もっちり白肌濃シワトール/1,320円/ミックコスモ
プラセンタエキスを贅沢に配合し、敏感な目元をしっかり保湿。うるおいとハリのある目元へ導きます。また、ヒアルロン酸、コラーゲン、レチノールセラミドなどの保湿成分も配合。肌にうるおいを届けます。
肌にしっかり密着しながらベタつかないジェルタイプで、使い心地GOOD! コスパが良く継続しやすいところも魅力的♡
【シミケア】選び方のポイント
目元のシミ悩みの原因は、主に光老化によるもの。
光老化とは?
- 肌が紫外線にさらされることで引き起こされる老化現象のこと。紫外線が肌に直接影響を与え、シミ、シワ、たるみ、くすみなどが発生します。
そのため、紫外線ダメージに対応する、抗酸化成分・抗炎症成分などを配合したアイテムを選んでみて。
ただ、シミの予防・ケアで最も大事なのは紫外線対策をしっかり行うこと。
アイクリームだけで対策しようとするのではなく、日頃から日焼け止めを塗るなどケアを欠かさないようにしましょう。
[関連記事]
【ミュゼの美肌講座】UVケア編
シミケアにオススメの成分
- ビタミンC誘導体、グリチレリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、ナイアシンアミド
シミの対策・ケアには、抗酸化作用のあるビタミンC誘導体が有名だよ。
また、シミには炎症が関わってくるので、予防するためにもグリチルレチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリルなど抗炎症成分もGOOD!
シワにオススメの成分としてご紹介した、ナイアシンアミドもシミケアの成分としてオススメです。
【シミケア】編集部オススメアイクリーム
- ミノン アミノモイスト エイジングケア アイクリーム<医薬部外品>/3,080円(編集部調べ)/第一三共ヘルスケア
シワ改善&シミ予防※1のナイアシンアミドと、肌荒れ予防のグリチルリチン酸のW有効成分が悩みの多い目元をケア。保潤アミノ酸※2・清透アミノ酸※3配合で、うるおいあふれる素肌を叶えます。
また、じんわりとろけるメルティングオイル&みずみずしく広がるウォータリ―オイルを配合。クリームはのびが良く、スッとなじむのにピタッと密着して、とっても心地良い♩
※1 メラニンの生成を抑制し、シミを予防 ※2 L-バリン、トレオニン、セリン、L-ロイシン、プロリン、ヒスチジン、グリシン、アラニン、アルギニン ※3 L-リシン塩酸塩、トリプトファン:保湿
アイクリームを使うのに早すぎることはない! 先手先手で目元の悩みを対策してこ♩
悩みの多い目元を集中ケアしてくれるアイクリーム。使うのに早すぎるなんてことはないんだから、気になった人はぜひ始めやすいアイテムでスキンケアに投入してみてね。
また、配合されている成分もアイテムによってさまざまで、目元の悩みに合わせて選べるのもうれしいところ。今悩んでいるトラブルはもちろん、対策しておきたい目元悩みに合う成分で、早めのケアを始めちゃおう!
<お問い合わせ>
エリクシール/コーセー/JMsolution/第一三共ヘルスケア/BCL/BARTH/ミックコスモ
構成・文/vivace
目元や口元のシワを改善し、美白※1ケアするクリーム
モイストディフェンシングクリーム 【医薬部外品】 30g
7,480 円
有効成分「ナイアシンアミド」配合でシワ改善&美白※1ケアを叶えるクリーム。こっくりとした濃密なテクスチャー。3種の植物由来オイルをバランスよく配合し、うるおいを逃さずしっかり閉じ込めることで、なめらかで輝くような素肌へ導きます。気になるくすみ※2悩みやハリ不足にアプローチします。※1.メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐこと。※2.乾燥によりキメの乱れた肌印象