ほくろがあっても脱毛できる?脱毛効果への影響は?

「デリケートゾーン(VIO)や腕、足、背中など全身のさまざまな箇所の脱毛を考えているけれど、ほくろがあっても大丈夫だろうか」「サロンでのお手入れに支障がないだろうか」と、心配している方もいらっしゃいます。

サロンではライトを使って脱毛を行いますが、このライトは黒い色(メラニン色素)に反応するようになっています。ただし、ほくろにライトが当たらないように対処してお手入れを行うため、基本的には、ほくろがあっても安心してお手入れを受けることができます。

このページでは、サロンで行う脱毛の仕組みをはじめ、ほくろに対してどのような対応をしているのかについて、詳しく解説します。

美容脱毛専門サロンで行う脱毛の仕組みを知ろう

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まずは、多くの脱毛サロンで行われている脱毛方法について、その仕組みを解説します。

サロンでは黒い色(メラニン色素)に反応するライトを当てて脱毛

毛が生えた状態でライトを当てると、お手入れ後、2~3週間前後で自然に毛が抜け落ちます。「1回だけ受ければ、二度とムダ毛が生えてこない」というわけではなく、お手入れを繰り返すことでムダ毛の気にならない肌になっていきます。

例えば、除毛クリームは肌のたんぱく質を溶かし、カミソリは肌の表面を削ってしまうなど、肌へのダメージを与えてしまう可能性があります。しかし、ミュゼプラチナムが採用している「S.S.C. iPS care 方式」の脱毛方法は、肌を守る美容液の上からライトを当てる方法で、美容液とライトの効果で毛を生えにくくしていきます。自己処理で生じるような、肌へのダメージを受ける心配がなく脱毛が行えます。

ほくろの近くから生えている毛は脱毛できるの?

美容脱毛専門サロンで使うライトは、「黒い色素のみに反応する」というものです。「ムダ毛」にだけ選択的に反応するのではなく、全ての「黒い色素」に対して反応してしまうため、ほくろがあった場合は、そのほくろにも反応してしまいます。また、日焼けした肌も同様です。ライトが、ほくろや日焼けした肌全体を傷つけてしまう可能性があるため、原則としてその部分には照射することができません。

しかし、日焼けした肌とは異なり、ほくろは一部分にだけ存在するものです。ほくろに直接ライトを当てないような対処をすることで、ほくろの近くから生えているムダ毛のお手入れを行うことはできます。ほくろそのものへの対処法については、次でご説明します。

美容脱毛専門サロンのほくろ対応について。不安や疑問はきちんと解消しよう

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脱毛サロンの場合、ほくろの部分には、ライトを当てることはできません。「シールを貼って、直接ライトを当てない」という方法で対策を取ります。中にはシールを使わず、白いペンでほくろを塗るというところもあります。

クリニックでの脱毛(医療脱毛)の場合は、医師の判断でほくろの大きさや量により、ライトやレーザーを当てて施術できない可能性もあるようです。その際は、脱毛サロンと同じ、シールなどで保護をします。

ミュゼプラチナムでは、ほくろに白色のシールを貼って保護しています。ムダ毛のお手入れに使うライトは白い色に反応しないため、直接ライトが当たることはありません。安心してお手入れを受けていただけます。

ただし、「ほくろの周りの毛(シールからはみ出ている部分)」については脱毛サロンで対応できますが、「ほくろから生えている毛そのもの」については脱毛サロンではお手入れできないため、ご注意ください。

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クリニックで行われる脱毛の仕組みも知ろう

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脱毛サロンと医療脱毛クリニックとでは、脱毛の仕組みが異なります。クリニックで行われているレーザー脱毛とニードル脱毛について、詳しく解説します。

レーザー脱毛

多くの医療脱毛クリニックで行われているのは、レーザー脱毛です。ムダ毛に向けて照射するので、施術の方法は光脱毛とよく似ています。光脱毛と違うのは、照射されるのがライトではなくレーザーである点です。レーザー脱毛機を扱う施術は医療行為なので、レーザー脱毛ができるのは医療機関のみと決められています。

なお、レーザー脱毛機を使って脱毛行為をすることも、医療行為になるので医療資格を持ったスタッフにしか扱えないことになっています。レーザー脱毛も光脱毛と同じように、黒色や茶色などに吸収される波長を用いています。毛のメラニン色素に反応して、毛にダメージを与えムダ毛を減らしていく仕組み。つまり、レーザー脱毛も色の濃いほくろや大きさのあるほくろへの直接照射はできません。

光脱毛に比べてレーザー脱毛の方が高い出力を持っているので、ムダ毛に対する脱毛効果は高く、永久脱毛も可能です。しかしその分、施術のときに感じる痛みが強いと言われています。ゴムではじかれた時のようなパチン。とした痛みや、肌の奥に熱さを感じることもあります。

ニードル脱毛

ニードル脱毛(電気針脱毛)とは、その名前の通りニードル(針)を使った脱毛方法です。ムダ毛が生えている毛穴一つずつに針を刺し、電気を流して毛にダメージを与えていく仕組みです。

ニードル脱毛にはいくつかの種類があり、クリニックで行われているのは「電気絶縁針脱毛(ELT脱毛)」です。針に高周波で熱を流して毛根部分を破壊する方法で、こちらは医療機関でしか受けられません。

針先以外に熱が発生しないよう絶縁状態にしているため、火傷や肌トラブルを起こすリスクが低いのが特徴です。

また、脱毛サロンでもニードル脱毛は行われています。サロンでは電気分解法、高周波法、これら2つの良いところを合わせたブレンド法のいずれかを体験することができます。

ニードル脱毛は金髪や白髪など、光脱毛とレーザー脱毛では脱毛できない毛でも脱毛が可能です。黒色や茶色に反応しないので、毛の色や肌の色に関わらずどんな毛でもお手入れできる上に、ほくろにも影響を与えません。

ほくろに影響のある脱毛方法は、サロンの「光脱毛」とクリニックの「レーザー脱毛」です。いずれもやけどを防ぐためほくろを避けて照射するか、カバーしてからお手入れを行います。

脱毛後の肌トラブルは?予防と対応策を知ろう

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ミュゼプラチナムをはじめ、多くの脱毛サロンでは、ライトの照射前には肌トラブルを防ぐための対策を行います。そのため、極端な肌トラブルが起きる可能性はほとんどありません。

それでも、「万が一、肌トラブルが起きたときにどうしたらいいか知っておきたい」「起こりうるトラブルにはどんなものがあるの?」と不安に思う方もいらっしゃいます。ここではそんな人のために、サロン脱毛の後にやってはいけないことについてご説明します。

NGその1. カミソリや除毛クリームなどでのお手入れ

まず、脱毛後の肌は非常にデリケートな状態です。そんな状態の肌に、さらにダメージを与えるような行為をすることは避けてください。例えば、脱毛後すぐにカミソリで自己処理をしたり、毛抜きでムダ毛を引っ張ったり、刺激の強い除毛クリームを使ったりする行為はおすすめしません。大きな肌トラブルにつながる可能性があります。

NGその2. 入浴・運動

"体温が上がる行為"も避けてください。

「友達との急な約束で、サロンの後に温泉に行くことになった」「午前中にサロンでお手入れをしてもらったから、午後からはスポーツジムに行って汗を流そう」「サロンでのお手入れが終わったらお酒を飲みに行こう」など、ついついやってしまいがちですが、脱毛サロンでのお手入れの直後は控えてください。体温が上がることで体内に熱がこもりやすくなり、赤みやかゆみが出る可能性が高くなります。

NGその3. 日焼け

「日焼け」もお手入れ後の肌へダメージを与える要因です。紫外線はデリケートな肌の大敵です。脱毛後の肌は敏感なため、日焼け止めクリームなども使用せず、帽子や日傘、長袖、長ズボンなどで肌を守ることをおすすめします。

肌トラブルが起きてしまったら

このように「肌トラブルが起きそうな原因」を知り、その予防策を考えておくことで、肌トラブルが起きる可能性は格段に下げられます。脱毛後のアフターケアについて、詳しくは以下をご参照ください。

>脱毛後のケアで気をつけたいこと

もし、気をつけていても肌トラブルが起きてしまった場合、まずは肌の状態を確認してください。赤みがでたりやヒリヒリする感覚があったら、かいたりこすったりせずに、まずは冷たいタオルなどで肌を冷やしてください。体温が上がったことが原因なら、これで落ち着くこともあります。

それでも症状が落ち着かないという場合は、まずはお手入れを受けた美容脱毛専門サロンに相談をしてください。なお、「非常に痛みが強い」「明らかに異常な状態だ」ということであれば、病院に足を運ぶことをおすすめします。

脱毛とほくろに関する質問

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「脱毛したら、ほくろがなくなった」という体験談を見かけたことがある方もいるかもしれません。確かに光脱毛やレーザー脱毛はほくろの黒色に反応するので、ライトが当たると何か変化があるのでは?と不安になります。では実際に、ほくろが増えたり消えたりすることはあるのかを解説していきます。

脱毛するとほくろが消える?

医療レーザー脱毛では、ほくろが消える可能性があります。医療機関で行われるほくろ除去にはレーザーが使われます。つまり、ほくろ除去の場合と同じ原理で、脱毛のレーザーが当たるとほくろが消えることがあるのです。

しかし、ほとんどのクリニックが、火傷のリスクがあるためほくろへの照射を行っていません。これは、サロンの光脱毛についても同様です。そのため、脱毛によってほくろが消えることはほぼないと言えます。

脱毛するとほくろが増える?

反対に、脱毛するとほくろが増えることがある...という噂を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、基本的には脱毛の影響でほくろが増えることはありません。ほくろが増えたように感じる原因としては、脱毛のライトやレーザーに反応して肌の奥に潜んでいたシミが肌の表面に出てきたことが考えられます。

シミが表面に出て目視できるようになったことで、ほくろが増えたように感じてしまう可能性があります。

脱毛の反応で表面に浮かび上がってきたシミは、時間が経つと薄くなっていきますので、あせらず様子を見てください。また脱毛後の肌は敏感になっていて、小さな刺激でもシミができやすくなっています。脱毛後の紫外線対策には十分に注意して、肌をこするなど摩擦にも気をつけてください。

脱毛するとほくろが大きくなる?

脱毛でほくろが増えることがないのと同様に、ほくろが大きくなることもありません。ほくろができる原因は、紫外線や摩擦など外部からの刺激やホルモンバランスの乱れなどです。脱毛後の肌に外部から刺激が加わると、シミができてしまうことがあります。このシミがほくろの周りに位置していると、大きくなったように感じられるかもしれません。

脱毛によってほくろが大きくなったのではなく、肌の下にあったシミが浮き出てきたか、脱毛後の刺激によって新たなシミができた可能性があります。脱毛後のシミを防ぐには、紫外線対策をしっかりすること、肌に刺激を与えないことと、しっかりとした保湿も重要です。

ほくろ周辺の脱毛は痛い?

ほくろに直接ライトやレーザーが当たってしまうと、痛みを感じることがあります。しかし基本的に、ほくろに直接照射をすることはありません。ほくろ周辺をお手入れするときにはシールでカバーするか、ほくろ部分を避けます。ほくろがとても小さい、または薄い場合には照射することもありますが、出力を下げて行うことがほとんどです。

つまり、ほくろにライトやレーザーが当たらなければ、強い痛みを感じることはないと言えます。また、ほくろ自体に生えている毛のお手入れは残念ながらできません。ほくろに生えている毛を脱毛したい場合は、ニードル脱毛を選択してください。

こんなときは脱毛できる?疑問や不安を感じたらサロンに相談しよう

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サロンで脱毛する場合、お手入れできない条件には、どんなものがあるのか?ほくろについては、白色のシールなどを使い保護してお手入れするため、一般的には問題ないことをご紹介してきました。

ここからは、ほくろ以外で、「こんな状態のときにはお手入れができるのか?」という疑問にお答えします。

日焼けをしている場合はお手入れをしてもらえないの?

脱毛サロンで使う「ライト」は、日焼けした肌にも反応してしまいます。日焼けした肌が元の色に戻るまでは、お手入れを行うことができません。また、日焼けした肌は乾燥しやすいため、しっかりと保湿ケアをしてください。

肌が元々黒い場合はどうすればいいの?

ケースによってはお手入れができないこともあるため、事前にスタッフに相談することをおすすめします。

肌トラブルが起きている場合は?

ニキビや炎症がある場合は、肌の状態を見て判断します。該当箇所を避けてお手入れする場合もありますが、お手入れを断念する可能性もあります。

タトゥー(刺青)があってもお手入れできる?

刺青部分はお手入れができません。5センチ以上間隔をあければ、お手入れができます。

アトピー肌の場合は?

肌の状態がよければお手入れはできますが、薬を塗っている場合はお手入れできません。また、アレルギーなどをお持ちの方は、カウンセリングのときに相談してください。

脱毛に対する不安や疑問は人それぞれです。「分からない」「不安だ」ということがあれば、どんなことでも、まずはサロンのスタッフにご相談ください。

ミュゼプラチナムでは、はじめてご利用される方には事前にきめ細やかなカウンセリングを行い、疑問点や不安点を取り除いてからお手入れをさせていただいておりますので、ぜひカウンセリングを受けてみてください。

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