ドライシャンプーが便利すぎるって本当!?プロが教える活用法＆オススメアイテム【髪＆頭皮のプロ監修】
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水なしで使えて、髪のベタつきをケアできるドライシャンプー。お風呂に入れないときにとっても便利らしいけど、使ったことない人にとっては未知のアイテムだよね。
そこで、「実際どんな効果があるの？」「どういう時に活用するの？」「注意点ってある？」など、ドライシャンプーの疑問や基本情報を、スパニストの中畑敦志さんに聞いてみたよ！ ドライシャンプー使い方の手順やオススメアイテムもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてね♩
「ヘッドスパサロン VELETA 自由が丘」代表として、多くの人の施術を担当している、頭皮＆ヘアケアのスペシャリスト。
また、頭皮ケアはもちろんのこと、漢方・美容スパニストとして、さまざまな方向から美容に対しアプローチしている。
ドライシャンプーってどんなもの？
ドライシャンプーとは、その名のとおり水を使わずに頭皮を清潔にできるシャンプーのこと。
アルコール成分で、皮脂を浮かせて頭皮や髪を除菌。皮脂吸着成分で、余分な皮脂を吸着してベタつきやニオイをケアしてくれるんです。
普段使っている洗い流すシャンプーとの違いを見てみると、より特徴がわかりやすいよ！
洗い流すシャンプー…界面活性剤の働きによって、皮脂や汚れを浮かせ、水（お湯）で洗い流す
ドライシャンプー…アルコールで消毒＆皮脂吸着成分でベタつきを抑える機能がメイン。塗布後は洗い流さず拭き取ることが多い
ドライシャンプーの種類
ドライシャンプーには主に6つのタイプがあります。それぞれ特徴があるので、チェックしておきましょう。
ドライシャンプーの種類5タイプ
スプレー&ミストタイプ…頭に直接吹きかけて使うタイプ。拭き取りいらず＆香り付きのアイテムも多く、手軽でヘアフレグランスとしても◎
シートタイプ…頭皮や髪をシートで拭き取り、ベタつきや汚れをケア。コンパクトで手軽に使えるので、持ち歩きに便利。
ジェルタイプ…ジェル状のリキッドを頭皮に塗り込むタイプ。リキッドで髪が濡れるため、出先での使用には注意が必要だが、洗浄力が高めなのでしっかり洗いたいときに便利。
ムース（フォーム）タイプ…きめ細かな泡を頭皮に塗布し、皮脂や汚れを取り除く。ジェルと同様、使用時に髪が濡れるが、洗浄力は高め。
パウダータイプ…粉を頭皮にふりかけ、揉み込むことで皮脂を吸着。水分がなく、濡れずにケアできて、サラサラとした仕上がりに。
ドライシャンプーのメリット＆注意点
ドライシャンプーのメリット
水を使わなくても頭皮や髪をすっきりさせ爽快気分に！
場所を選ばず、短時間で手軽にささっとケアできる
日中使えばベタつき軽減やボリューム復活、気になる頭皮のニオイの消臭効果も
ヘアカラーのダメージを抑え色持ちUP
ドライシャンプーは、水を使わない分とにかく手軽＆時短で頭皮を清潔にできるのがポイント！ さらに、皮脂吸着機能でベタつきやニオイ、ぺたんこヘアのケアもできちゃうのがうれしい♡
水を使わない分、キューティクルが開きにくくなるため、カラー後の色落ちを抑えることができるのも魅力的ですよね。
楽チンにケアができてうれしい反面、注意点やデメリットも。
ドライシャンプーの注意点
洗い流すシャンプーよりも洗浄力が弱く、完全に汚れや皮脂を落とすのは難しいため、継続使用はNG
ドライシャンプーだけを使い続けると、かゆみやフケ、かぶれの原因に
成分が頭皮に残るため、敏感肌さんは頭皮が荒れてしまうことも
朝、外出前に使いすぎるとかゆみや赤みが生じる可能性あり
洗い流すシャンプーを使わないままドライシャンプーだけを使うと、配合成分の残りや、落としきれない汚れがたまってダメージになるよ。
夏など、日差しが強い状況下でおでかけ前に使うのもオススメできません。
アルコール・皮脂吸着成分で必要な皮膚バリア機能が失われ、紫外線ダメージを受けやすくなります。
ドライシャンプーは、日中のベタつきケアや、1〜2日程度シャンプーができないときの「応急処置アイテム」として考えるのがいいみたい！
ドライシャンプーの使い方！基本の手順＆コツをご紹介
アイテムにもよるけれど、基本的に用意するのはこの3つだけ！
用意するもの
ドライシャンプー
やわらかめのヘアブラシ
タオル
使い方もとってもシンプル。簡単なステップでささっと頭皮＆髪をキレイにできるのが、とっても魅力的だよね♡
使う前に、軽くブラッシングをして汚れを落としておく
ドライシャンプーを頭皮全体に塗り、擦り込むようになじませる
タオルで拭き取る
ドライシャンプーを塗るときは、頭頂部からやさしくなじませると液が全体にくまなく行きわたります。
汗でベタつきやすい箇所は重点的に塗ったり、メイクが崩れないように生え際はすぐ拭き取るなど、工夫をしてみてね。
ドライシャンプーの種類によってステップが異なる場合もあるので、使用前にアイテムの説明書をよく読んで使い方をチェックしてから使いましょう。
こんなときに便利♩ドライシャンプーの活用法4選
1. 外出先で頭皮のベタつきをケアしてリフレッシュ♩
オフィスやおでかけ先で頭皮のベタつきが気になったときや、運動後など、汗をかいてリフレッシュしたいときに、ドライシャンプーを取り入れてみて。
頭皮のベタつき解消はもちろん、消臭もできるよ。また、さわやかな香りや清涼成分配合のアイテムも多いから、気分もスッキリ♩
おでかけ先でささっと使うなら、手軽なシートタイプがオススメ。
運動後の汗や、食事後の気になるニオイ、髪表面についたほこりや花粉などもシートで拭き取って一緒にケアできますよ。
オフィスなど、身だしなみも整えたい場面ではスプレータイプが◎
スプレータイプは拭き取りいらずなので、出先でささっと使うのにもオススメ。
香り付きでヘアフレグランスとして使えたり、ぺたんこ髪のボリュームアップもできます。
【編集部オススメアイテム】
とにかく手軽！ ささっと済ませたいときにはシートでさっぱり
- メリット デイプラス ドライシャンプーシート／440円（編集部調べ）／花王
洗浄液をたっぷり含んだ凹凸穴あき構造のシートで、地肌＆髪の汚れや脂をしっかり拭き取れる実力派！ 汗のニオイやベタつきだけでなく、ホコリ・花粉などの微粒子汚れもすっきりオフしてくれるのもうれしいポイント♡
厚手の大判シートは、1枚で頭全体に使えてとっても便利！
皮脂＆汚れを吸着してサラつやヘアも叶えるスプレー
- ダイアン パーフェクトビューティー ドライシャンプー （左から）フレッシュシトラスペアの香り、グレープフルーツ＆ペパーミントの香り、フレッシュマンゴー＆ムスクの香り、無香料／45g 968円 90g 1,320円／ネイチャーラボ
微粒子パウダーが余分な皮脂や汗を吸収して、いつでも清潔な頭皮に。パウダーが微細なので、使用後も白くならず使いやすい！
レモングラス、セージなどのリフレッシュ成分や、フレッシュフルーツ成分などを配合し、よりさわやかな使用感を実現。ホホバオイルやスタイリングリペア処方で、ベタついた髪をサラサラに仕上げながら自然なツヤ感をGET！ 90gのほか、コンパクトサイズの45g（968円）もラインナップしているのもうれしいポイント！
2. 朝シャン派の人も夜にドライシャンプーを使ってつなぎケア
朝シャン派で夜髪を洗わない人も、一日活動をして、皮脂や汚れがついた髪で寝るのは気が引ける…。 また、朝シャン派でなくても疲れてお風呂に入るのが面倒くさい夜もあるよね。
そんなときは、寝る前にドライシャンプーを使って、軽く皮脂や汚れをオフ。
アイテムを選ぶときは、ニーズに合わせて。ジェルやムースは洗浄力が高めなので、より清潔感のある仕上がりにしたい人にオススメです。
ミストやスプレーなら、なじませた後は拭き取りいらずのアイテムも多く、時短＆手軽。とにかくささっと済ませたい人向けですよ。
【編集部オススメアイテム】
よりさっぱりしたいならジェル系アイテムでしっかりケア
- イグニス イオ リセット ドライシャンプー／1,980円／イグニス
水いらずで、洗った後のような爽快感が得られるドライシャンプー。軽やかにのび広がり、清涼感がありながら、保湿成分も配合。頭皮や髪を清潔にしながら、すこやかに整えてくれます。
さわやかなフローラルハーブの香りで、ケアの時間も心地いい♩ 細口のボトルで、頭皮に直接塗布しやすいためささっと使えるよ！
時短ケアするならミストスプレーを使って
- ザ・プロダクト ドライシャンプー／1,650円／KOKOBUY
ダマスクローズ蒸留水の美容成分と植物由来のアルコール配合で、皮脂を包み込むように浮かせてケア。頭皮＆髪をすっきりとした状態でキープします。また、ダマスクローズ蒸留水の持つ保湿効果で、髪を清潔に保ちながらうるおいのある頭皮に♡
抗菌作用も持つペパーミントオイル配合で、リフレッシュしながらニオイ対策も！
3. カラー＆パーマをした日はドライシャンプーでケアしながら持ちUP！
美容院でキレイにカラーやパーマをした後、髪が濡れるとキューティクルが開き、退色やパーマが落ちる原因に。
お手入れ後48時間はドライシャンプーでつなぎのケアをすると、持ちがよくなるんです。
吸着成分配合のパウダータイプなら、髪を濡らさず汚れやベタつきをカバーできちゃう！
パウダータイプを使うときは、必ずしっかり揉み込んで。ちゃんとなじませないと、フケや汚れのように見えてしまいます。
なじませた後には、軽くブラッシングをすると仕上がりがよくなるのでオススメです。
【編集部オススメアイテム】
水分のないパウダーでベタつきをケアしてサラサラ清潔に！
- ドライミー！ 115g／1,750円／LUSH
コーンスターチ配合のなめらかなパウダーで、頭皮や髪に付着した汚れ＆皮脂を吸着。エッセンシャルオイルも配合することで、皮脂を抑えつつ清潔な頭皮を叶えます！
さっと一振りで、髪を濡らすことなくベタつきケアができるのもうれしいポイント！グレープフルーツ＆ライムをブレンドしたオイルで、しぼりたての柑橘のような香りを楽しみながらケアができちゃう♡
4. 風邪や入院、キャンプなどお風呂に入れなくても清潔に
風邪や入院時、キャンプ中など、お風呂に入れない状況では、シャンプーの代わりに使ってキレイな頭皮＆髪をキープ。
ジェルやムースタイプのドライシャンプーは、ジェル＆泡で汚れを吸着してからしっかり拭き取りを行うため、ほかのタイプよりも洗浄力が高め。
メントール配合でさっぱりした清涼感を得られるアイテムも多いので、リフレッシュにオススメ。災害時にも役立ちますよ
【編集部オススメアイテム】
さっぱりジェルでみずみずしく頭皮ケアを
- TSUBAKI お部屋でシャンプー／1,078円（編集部調べ）／ファイントゥデイ
100％天然由来の髪の5大美容成分※配合で、パサつき・広がり・うねりをケアして芯から髪を整える！ さらに、清涼成分のミント、整肌・保護成分の緑茶エキスでみずみずしく清潔な状態に。
“スピードドライジェル処方”で、ドライヤーいらずのサラサラヘアをすぐに叶えてくれるのもうれしいところ。
※ レモン果実水、ボタニカルエッセンス、大豆プロテイン、ローヤルゼリー、椿オイルエッセンス（すこやか毛髪保護成分）
泡で洗うムースタイプもGOOD！
- フレッシュケア ドライシャンプーフォーム／762円（編集部調べ）／コーセーコスメポート
銀※＆緑茶エキス配合で、キレイにしながらニオイケア。カミツレエキスなど、植物由来のうるおい成分で、皮脂や汚れをオフしつつ頭皮＆髪を整えます。
心安らぐラベンダーの香りを感じながら、お風呂に入れないときもさっぱり清潔な状態をキープ！
※ 銀担持アバタイト、銀含有ゼオライト（さらさら成分）
水を使わないドライシャンプーを上手に活用していつでもサラサラヘアーに♡
日中のリフレッシュや、頭皮・ヘアのケアはもちろん、お風呂に入れないときにシャンプーの代用としても活躍するドライシャンプー。ベタつきや汗が気になる夏には、ヘアケアの選択肢として持っておくと便利だよ♩
状況に合わせて上手にアイテムを使って、いつでもさっぱりキレイな髪をキープしよ♩
＜お問い合わせ＞
イグニスお客様相談室／花王／コーセーコスメポート／KOKOBUY／ネイチャーラボ／ファイントゥデイ お客さま窓口／ラッシュジャパン
イラスト／おいも
構成・文／vivace
