目次 「毛」について知ろう。 「毛の役割」図で解説! 毛の構造と仕組み毛周期ってなに?毛穴って体にどのくらいあるの?脱毛期間中でも自己処理は必要? 毛の役割 ・そもそも「毛」は、なんのために体に生えているのでしょうか。 本来、体に生えている体毛は、皮膚を風やほこり等の外的刺激から守り、汗を蒸散させて体温を一定に保つ役割をしています。しかし、それは人が下着や洋服を着る習慣が無かった時代の役目であり、現代では洋服を着ることで皮膚を外的刺激から守り、体温の調整は洋服の重ね着や、脱ぐことで調整できます。 人体にとって大切な部分であるワキとデリケートゾーンは、特に外的刺激から守るため体毛が濃くなっています。しかし、下着着用が一般的になった現代ではそれほど役割がありません。 現代では、身だしなみの観点からワキとデリケートゾーンは、脱毛のニーズが高くなっています。デリケートゾーンは「VIO」とも呼ばれたりしますが、これはアンダーヘアの両脚の付け根あたりをVライン、膣周辺をIライン、肛門周辺をOラインとして、頭文字を取りVIOと呼んでいます。 身だしなみに加えて、衛生面の観点でもVIO脱毛のニーズが高まっています。 女性の場合、Iラインは生理中に経血が付着しやすく、ムレやすい環境下でもあることからニオイや菌の繁殖の原因にもなります。Oラインも同様に排泄時に便が付着することで、ニオイや菌の繫殖の原因となるので脱毛した方が衛生的と考えられています。一方、Vラインはどこまで脱毛するか人それぞれに分かれます。Vラインとアンダーヘアの毛をすべて脱毛することを「ハイジニーナ」と呼びますがこれは英語で「hygiene(衛生)」ということから由来しています。近年では、ハイジニーナ脱毛が人気傾向にありますが、下着や水着からはみ出さない程度の三角形や長方形に脱毛する人も多くいます。 図で解説! 毛の構造と仕組み 次に、毛はどのような仕組みになっているのでしょうか。 毛は、以下の構造でできています。 ①毛幹は、皮膚から見える毛の部分 ②毛根は、皮膚のなかにある毛の根元部分 皮膚のなかにある毛根をさらに詳しく分けると、 ③毛球は、毛の最下部の膨らんだ部分 ④毛母細胞は、毛球のなかにあり、毛細血管から栄養を吸い上げる細胞 ⑤毛乳頭は、毛球のなかにある、毛の元になり毛母細胞に栄養を与える部分 になります。 毛は、毛球のなかにある毛細血管が栄養を吸収し、毛乳頭に届け、毛母細胞で細胞分裂を繰り返し毛が成長していきます。 毛周期ってなに? では、毛はどのようにして生えているのでしょうか。 体毛は、絶えずに自然と「生える」と「抜ける」を繰り返しています。このサイクルのことを「毛周期」と呼びます。毛周期には、「成長期」、「退行期」、「休止期」の3つのステージに分けられます。 ・成長期は、文字通りに毛が成長する時期です。 毛穴の底には毛母細胞があり、そのすぐ下に毛細血管があります。血液から栄養を組み上げた毛母細胞は、細胞分裂を始め、毛球がつくられていきます。その毛球が成長し、毛となります。この時に、毛母細胞にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを生成する組織があり、このメラニン色素によって、もともと色素が無かった毛が黒く色づきます。 脱毛の施術に使用される機械は、レーザー脱毛も光脱毛も同様にメラニン色素に反応して光を出力します。ですので、脱毛に最も効果的な時期は成長期と言われています。 ・退行期は、成長期が終わり成長した毛が毛乳頭から離れはじめる時期。 この時に毛の成長に必要な細胞分裂も停止します。全ての毛が同じ成長サイクルではないので、お手入れをしても毛の状態によって効果にバラつきが出てしまうのはこのためです。 ・休止期は、毛と毛乳頭が完全に離れて毛が抜けて毛穴に毛がない時期。 この時期も、退行期と同様に脱毛には適しません。 前述の通り、一般的に脱毛に効果的な時期はレーザー脱毛と光脱毛問わず「成長期」であると言えます。毛は、1つの毛穴から2~3本生えることもあり、1本1本で毛周期が異なります。 一般的に、表面に見えている毛は、全体の約30%と言われていて、その中でも「成長期」と「退行期」に分かれます。 それぞれが違った周期で成長期~休止期を繰り返しているので、脱毛の効果を実感するのに、一定期間の日数が必要なのです。 2週間以上空いていれば、次の「成長期」の毛が生えてきますので、最短2週間程度の間隔をあけて通うことができれば、効果は感じられるでしょう。 (医療脱毛では、一般的には6~8週以上あけることが多いです。) ちなみに、脱毛をして毛穴に毛が無い状態でも、毛穴は人体に大切な役割を果たしています。 毛穴の内部には、「皮脂腺」があり、皮脂を分泌することで皮膚を乾燥から守り、毛と同様に外的刺激や細菌などから肌を守っています。 毛穴って体にどのくらいあるの? 毛は毛穴からつくられますが、その毛穴は人体にいくつあるのでしょうか。 人間の毛穴は、全身で約500万個あると言われています。生まれたときの赤ちゃんの状態でも、成人時でも、毛穴の数は生まれたときからほとんど変化しないと言われています。 体の部位によって毛穴の密度は異なり一番密度が多いのは頭皮です。「毛穴の数=毛の数」ではなく、毛穴1つ1つに2~3本の毛が生えていることもあるので、脱毛とは地道な施術で時間がかかるものだとあらかじめ認識しておいた方が良いでしょう。 また、毛の太さ・細さも部位によって異なります。頭皮から生えている髪の毛は、指の関節に生えている毛よりも太いですよね。毛量や、毛質などの違いがあるので、部位によっても機械をあてる回数や脱毛効果を実感する日数が異なります。これはあくまでも一般的な傾向であり体毛の量や質は千差万別です。一般的では無いからと言って悩む必要はなく、カウンセリング時にコンプレックスとなっている部分を伝えてみましょう。クリニックやサロンによって、独自の脱毛メニューがあるので脱毛を希望している部位を優先的に行うのも良いですし、一気に全身脱毛を始めるのもよし。それぞれ金額も異なりますので、事前にクリニックやサロンとよく相談することで満足度が高く、効率のよい脱毛が可能です。 また、気になる脱毛にかかる期間ですがざっくりとした傾向があります。 「医療脱毛」と言われるクリニックで行われる医療用のレーザーを用いた施術は、だいたい3~5回くらいで脱毛の効果を感じる人が多いです。その後、6~8回くらい繰り返し毛が薄くなることが多いようです。 一方、「美容脱毛」と言われる医療用レーザーとは異なる光を用いたエステサロンで行われる施術は、だいたい3~6回くらいで効果を感じ始め、その後15~18回ほど繰り返すと毛が薄くなり満足する人が多いようです。毛周期の関係で、毎週コンスタントに施術を行えるわけではありません。医療脱毛も美容脱毛も、1カ月半~2カ月に1回のところが多く、医療脱毛なら1年間、美容脱毛なら2年間くらいをかけて脱毛完了になることが多いでしょう。 ミュゼプラチナムでは、最短2週間の間隔をあけて通っていただくことが可能です。 脱毛期間中でも、自己処理は必要? 脱毛期間中でも毛は生えてきます。 気になる場合は、肌に負担の少ない電気シェーバーなどで自己処理するのが良いでしょう。さらに、医療脱毛、美容脱毛どちらに通っていても、施術前に自己処理を行う必要があります。クリニックやサロンに通っている最中でも自己処理は欠かせないこともあらかじめ理解しておきましょう。また、毛を剃った直後の皮膚は敏感で刺激を感じやすくなっています。そこに機械で光を当てることも、皮膚にダメージを与えやすくなるので直前の自己処理は避けた方が良いです。 最近では、クリニックやエステサロンで、自己処理に最適なシェーバーなどを販売している所も多いので、カウンセリング時に自己処理の方法と共に何を使えばよいのか相談しておくと安心です。 TOPに戻る 読み込んでいます… 前の記事 次の記事 あわせて読みたい 脱毛 脱毛する間隔はどれくらいがベスト? 毛周期と脱毛頻度の関係を解説! 2024.7.03 脱毛 ミュゼのお姉さん直伝! 脱毛を早く終わらせるコツ&セルフケアをご紹介♡ 2024.9.12 脱毛 生理中って、どうして脱毛できないの? その真相を解明! 予約日が被っちゃったときの対処法もご紹介♡ 2024.4.15 関連記事 スキンケア プチプラ大容量化粧水の名品スキンケアTips♡たっぷり使いでうるつや美肌になるのだ! 2023.12.29 スキンケア 洗顔は『泡命』! もちもち泡はどうやってつくるの? 2023.12.28 スキンケア はじまりは月1万件の“脱毛のお断り”…ミュゼの「ミルクローション」の開発秘話とは【ミュゼコスメ誕生物語】 2024.5.02