スキンケア

しぶといニキビ跡を消す方法って?ニキビ跡の原因&改善方法を皮膚科医がレクチャー!

しぶといニキビ跡を消す方法って?ニキビ跡の原因&改善方法を皮膚科医がレクチャー!

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「ニキビは治ったけど、跡にならないか心配…」「長く残っているニキビ跡、これって消えるの?」と鏡を見るたび不安になっているみなさん〜! そのお悩み、ズバッと解決しちゃいます。
今回は、なかなか消えないニキビ跡について、薄くなるまでの期間やそもそも本当に消えるの? という疑問を、皮膚科医の泉さくら先生に聞いてみたよ♩

泉さくら先生
泉さくら先生

琉球大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院皮膚科に入局。現在は一般診療だけでなく美容診療にも携わり、ココメディカルクリニック院長として勤務。

大まかなニキビ跡の種類は4種類! 薄くなるまでにかかる期間は?

ニキビ跡でも、種類によって原因や治療方法が違います。まずは、基本のニキビ跡の種類や自然に治るものなのかどうかを知って、自分に当てはまる項目があるかチェックしてみよう!

赤みのあるニキビ跡

ニキビが治ったばかりで、赤みが完全に落ち着いていない状態。大抵の場合は自然に薄くなっていきますが、炎症が強いと毛細血管が患部に集中したり、血管が拡張して赤みが2〜3カ月と長引いてしまうことも。

茶色く色素沈着したニキビ跡

炎症が落ち着いた後に現れる茶色いニキビ跡。ニキビによる強い炎症で皮膚の最も上にある表皮と血管や神経が通る真皮の間にあるメラノサイトが刺激され、メラニン色素が生成されます。

メラニン色素は紫外線や炎症から肌を守ろうと生成されるので、日焼けによって肌が黒くなるのと原理は同じ。通常、数カ月で薄くなっていきますが、年齢を重ねるとターンオーバーのペースが遅くなるため、10代と40代とではできた色素沈着が薄くなる期間に差が出ちゃうんです。

クレーター

肌表面に凸凹ができている状態。強い炎症やニキビを潰すなどの間違ったケアが原因で真皮にまでダメージが加わり、肌が完全に修復せず凸凹してしまいます。赤や黄ニキビが悪化し、しぶといしこりのようなニキビはクレーターになりやすい傾向が。

クレーターになると、どれだけ若い肌でも自然治癒は難しくなってしまうよ。

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

膨らみのあるニキビ跡。ニキビの炎症が強いと真皮にまでダメージが到達し、コラーゲンが破壊されます。治っていく過程でコラーゲンが過剰に生成され、肌が盛り上がってしまうんです。自然治癒は難しいとされています。

女性は、デコルテや胸部分に余分な皮膚が少ないので肌が引っ張られやすく、肥厚性瘢痕ができやすいといわれているよ。

早めに皮膚科受診を! ニキビ跡になりやすいニキビタイプはコレ!

特にニキビ跡になりやすい3つのニキビには要注意! 思い返せば「私のしぶといニキビ跡、もともとこのニキビだった…」という人も多いのでは?

赤ニキビ

毛穴に皮脂や汚れが詰まってできたニキビによりアクネ菌が増殖。炎症が起こり、赤く腫れたり押すと痛みを感じる赤ニキビに。この炎症は、白血球が細菌と戦おうと周りの肌組織にまで影響を及ぼしている状態。

黄ニキビ

白血球が細菌をかき集めて、膿として排出しようとしている状態。黄ニキビ状態の炎症が強ければ強いほど、跡になりやすい傾向が。

紫ニキビ

炎症が真皮までたどり着き、毛細血管にまで影響して内出血を起こしている状態。また、自分で膿を押し出そうとニキビを潰し、内出血している場合も。かなりひどいことが多いので、最もニキビ跡になりやすい。

本来、ニキビとは毛穴に皮脂や汚れが詰まった状態のこと。炎症が起こる前に対処するのがベストなので、跡を残さないためにも初期段階で皮膚科を受診するなど正しいニキビケアを心がけてくださいね。

ニキビ跡の原因に! ニキビができたときの間違ったNG行動

ニキビ跡になるリスクをグーンと上げてしまうNG行動はこちら。

  • ニキビが気になって頻繁に触る

  • ニキビ(コメド)を自分で押し出す

  • ゴシゴシ洗いで肌を摩擦する

  • ファンデーションやコンシーラーなどを厚塗りする

ニキビの状態が悪化して炎症が起きてしまっても、それは細菌を自力で外に押し出そうとする自然な現象。摩擦や負担をかけて、自然治癒を妨げないことが最も大切です。

丁寧にケアするのであれば、病院でニキビの中に詰まっている古い角質や膿を押し出す面ぽう圧出やニキビ跡にも効果が期待できるケミカルピーリングがオススメです。

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炎症が長引くほど跡になりやすいので、初期段階であれば皮膚科で処方される抗菌剤で治療をし、美容皮膚科でニキビ跡を残さないための薬をもらうのがベスト!

スキンケアのポイント

セルフスキンケアとしては、まずはしっかりと保湿をするのが最も重要。紫外線対策をして、日焼けによる色素沈着や免疫を下げないように心がけてね。

市販のピーリング剤は、誰の肌にも合うよういろいろな成分が含まれているので、頻繁に使うのは肌への負担が大きいのでオススメできません。肌状態を見て、正しく使用してくださいね。

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インナーケアのポイント

肌のターンオーバーを整えるためには、バランスのいい食事を摂るのが大切。肌にはビタミンAやビタミンCがいいけど、ひとつの栄養素を集中して摂っても劇的に変化があるわけではないので、栄養バランスが取れていることが美肌への近道だよ!

ターンオーバーは肌の状態や生活習慣で大きく乱れることが。最大限のポテンシャルを発揮させるため、内からも外からも整えて。

プラスのインナーケアでは、漢方がとってもオススメ! 自然由来のものなので、薬剤耐性がつくこともないですし、ポテンシャルを上げるという意味ではぴったりです。

ニキビ部分のほてりが続くと跡になりやすいので、熱を発散させるような漢方がいいと思います。ニキビができた時点で飲み始めたり、ニキビを繰り返す人は肌のポテンシャルアップのサポートとして継続的に飲むといいでしょう。

【ニキビ跡ができて数カ月経っている】根気強いスキンケア&インナーケアで、ターンオーバーを促して

人間の肌構造上、ニキビ跡が数カ月残ってしまうのは自然なので、スキンケアやインナーケアをがんばってターンオーバーを促進させよう。

スキンケアのポイント

保湿に重きを置いたスキンケアを継続し、肌のターンオーバーを整えよう。ニキビ跡ができて2カ月目ぐらいまでは目立っていることが多く、半年程度経つとだんだんと薄くなっていきます。長期的に見ても2年ぐらいのニキビ跡であれば薄くなる可能性はあるので、経過を見続けてみて。

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インナーケアのポイント

規則正しい睡眠やバランスの取れた食事を心がけ、漢方を取り入れてみてね。

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ただし、クレーターや肥厚性瘢痕は自力では治せないうえに、放置するほど治りにくくなります。というのも、人間は日々老化していくため、歳を重ねるほど治療をしても治りが遅くなってしまうんです。これらのニキビ跡に悩んでいる場合は、早いうちに美容皮膚科を頼りましょう!

【ニキビ跡ができて数年経っている】シミになっている可能性が。美容皮膚科へ行くのがオススメ!

できてから数年経っているニキビ跡に関しては、色素沈着が定着しシミのような状態になっていて、セルフケアでは消えない可能性が。

ニキビ跡もシミもできた経緯は違えどメラニン色素の生成と沈着が原因なので、消えないのであれば対処法は同じ。美容皮膚科での治療がオススメです。

美容皮膚科でできるニキビ跡の治療法

外用薬

ニキビが治った直後であれば、塗り薬でニキビ跡の色素沈着を抑えられる可能性があるので外用薬を試してみよう。あくまでも予防なので、早めに使用を開始して。

ダーマペン

髪の毛より微細な針で肌表面に小さな穴を作り、肌の自然治癒力を向上させる治療法。クレーターやニキビ跡にオススメ。

フラクショナルレーザー

レーザーで表皮に小さな点の穴を開け、皮膚の再生を促す治療法。ニキビ跡を治したい人にオススメ。

ケミカルピーリング

肌に薬剤を塗布し、古い角質を取り除くピーリング方法。色素沈着系ニキビ跡に◎

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ニキビ跡のケアにはターンオーバーが命! 美容医療も上手に活用して♡

赤みや色素沈着のニキビ跡をキレイに薄くするためには、ターンオーバーを整えることがとっても大切! 新しいニキビを予防する事にもつながるから正しいスキンケア&インナーケアを続けよう。ずっと変わらないニキビ跡は美容皮膚科に相談して、適切な治療を受けるのがお悩み解決の近道だよ!

イラスト/本田佳世
構成・文/vivace

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