スキンケア

耳や首は要注意!日焼け止めを塗り忘れやすいパーツ10選!部位別のUV対策方法のポイントを解説

耳や首は要注意!日焼け止めを塗り忘れやすいパーツ10選!部位別のUV対策方法のポイントを解説

Created date

日焼け止めは顔や腕に塗ればOK! なんて思っていませんか? 耳やうなじ、足の甲など、見落としがちな部位は日焼けしているかもしれません。

身体も日焼けするとシミやくすみ、肌のしわやたるみの原因になってしまうので要注意なんです…。

そこで、ミュゼスタッフにアンケート&抜き打ちチェックを実施! 日焼け止めの塗り忘れなどで「うっかり焼け」しやすいパーツTOP10をご紹介します! 皮膚科医の藤堂紗織先生に、対策方法&ポイントも聞いてみたのでぜひチェックしてくださいね♡

監修:藤堂紗織医師
監修:藤堂紗織医師

内科・皮膚科・美容皮膚科医。善仁会丸子クリニックにて院長として10年間勤務。その後、なんでも相談できる、誰でも受診できるクリニックを目指し、Alohaさおり自由が丘クリニックを開業。美容メディアをはじめとし、さまざまな媒体で監修も務める。

日焼け止めでUV対策してるつもりでも、こんなに塗り忘れがあるんです!

夏、美肌をキープするためにも日焼け止めでしっかりUV対策したいところ。でも本当に漏れなく塗れているのでしょうか?
そこで、UVカメラを使った抜き打ちテストを実施してみました。

黒く反応している部分は、日焼け止めがしっかりと塗れている箇所です。
頬やあごは黒くなっているけれど、など、白く反応しているパーツがちらほらあります。また、顔に比べてデコルテ首周りは、色が薄くなっているように見えるのが分かりますか?

バッチリ塗れていると思っていても、実は漏れがあるようです。放っておくと、うっかり日焼けしてしまうかもしれません!?

うっかり日焼けしやすいパーツTOP10!

今回、アンケート調査&UVカメラの抜き打ちチェックで、ミュゼスタッフにうっかり日焼けしやすい箇所をリサーチしてみました。
その結果がこちら!

1位 首の後ろ側・うなじ

自分からは見えないパーツなので、しっかり対策できていないことが多い首の後ろ側・うなじ。
特に、ロングヘアで普段髪を下ろしている人は、外出前の塗り忘れも多いようです!

夏、ダウンスタイルだからと日焼け止めを塗らずに外に出て、お出かけ先でお団子に。家に帰ったら、うなじが黒く焼けてしまいました…。(ミュゼスタッフ・Kさん)

首の後ろ側・うなじの日焼け対策方法

  • 日焼け止めは2回に分けてON

  • リキッドタイプの日焼け止めにUVスプレーパウダーを重ねる

  • ダウンスタイルの日でも、家を出る前にはしっかり日焼け止めを塗る

  • 日傘ストールを併用するのもGOOD

目視しにくいうなじや首元は、複数のアイテムを重ね塗りしてムラなく対策するのが大切です。
また、上下左右さまざまな方向から塗って、肌にすき間なくなじませましょう。

首の後ろ側・うなじにオススメなUV対策グッズ

  • ウォータープルーフの日焼け止め

  • スプレーミストタイプの日焼け止め

  • パウダータイプの日焼け止め

  • 日傘

  • ストールなど首に巻くアイテム

[関連記事]

その日焼け止めの塗り方じゃ意味ないかも!? 皮膚科医監修・日焼け止め塗ってる“つもり”度診断

その日焼け止めの塗り方じゃ意味ないかも!? 皮膚科医監修・日焼け止め塗ってる“つもり”度診断

2位 首の前側・デコルテ

顔の影になるからといって油断するのは禁物!
特に首の前側やデコルテは、汗や衣服の摩擦などで日焼け止めが落ちて、日焼けをしやすいんです。

また、夏になってデコルテが見える服を着たときに、対策を忘れて焼けちゃった! なんて声もありました。

デコルテが露出した服を着ていたのに、日焼け止めを首までしか塗っておらず…。気づいたら真っ赤になっていました。(ミュゼスタッフ・Oさん)

首の前側・デコルテの日焼け対策方法

  • 顔の日焼け止めをのばすだけでなく、必要量1g程度)を塗る

  • 擦らずなじませる

  • 服の下にも塗って、キワ付近がまだらに焼けるのを防ぐ

  • 日傘ストールの併用も◎

衣服に日焼け止めの色が着くのを恐れて薄く塗ると、かえって日焼けしてしまうのでNGです。
無色タイプを使うなど、アイテム選びで工夫をしましょう。

首の前側・デコルテにオススメなUV対策グッズ

  • ウォータープルーフ擦れに強い日焼け止め

  • スプレーミストタイプの日焼け止め

  • クリアカラーの日焼け止め

  • 日傘

  • ストールなど首に巻くアイテム

[関連記事]

紫外線が増え始める季節!知っておきたいUVケアの豆知識6つ【ミュゼコスメnews】

紫外線が増え始める季節!知っておきたいUVケアの豆知識6つ【ミュゼコスメnews】

3位 手の甲・指

日焼け止めを塗っても、手洗いや摩擦ですぐに落ちてしまいがちなのが手の甲や指。こまめに塗り直すことができずに、日焼けしてしまう人も多いんです。自転車や車の運転でも焼けやすい部位でもあります。

自転車に乗るときは、特に手の甲は日焼けしやすいので大変! 必死に袖を伸ばして隠してます。(ミュゼスタッフ・KWさん)

手の甲・指の日焼け対策方法

  • 絶対に焼けたくないなら、消毒や手を洗った後にはこまめに塗り直すのがベター

  • こまめに対策できない場合は外出するタイミングで塗り直す

  • 特に日差しが強いときや自転車に乗るときは、アームカバーをつける

“こまめに塗り直し”が難しいのであれば、「外出するときに必ず塗り直す」という習慣をつけてみるのもいいかもしれません。

また、日差しが強いときや長時間の外出では、日焼け止め&アームカバーダブルで対策するのがオススメです。

手の甲・指にオススメなUV対策グッズ

  • ウォータープルーフ擦れに強い日焼け止め

  • ベタつきにくいジェルタイプの日焼け止め

  • アームカバー

[関連記事]

日焼け止め嫌い女子集合!苦手な理由別オススメUVアイテム6選

日焼け止め嫌い女子集合!苦手な理由別オススメUVアイテム6選

4位 頭皮・髪

日焼けしていないように見えても、紫外線が当たっていれば髪も日焼けするんです!頭皮も、髪の分け目の部分は特に日焼けしやすいので注意が必要です。

日焼けによって、頭皮の赤み皮剥けを起こしてしまいます。また、紫外線のダメージで頭皮環境が悪化し、抜け毛の原因にもなるんです。

夏、屋外で遊ぶときに帽子を忘れたら、髪の分け目が真っ赤&ボロボロになってしまいました…。(ミュゼスタッフ・Sさん)

頭皮・髪の日焼け対策方法

  • UVカット機能のあるスプレーミストをかける

  • 日傘を併用して対策するのもオススメ!

  • 長時間のレジャーでは帽子も忘れずに

頭皮・髪の日焼け対策は、スプレーやミストタイプの日焼け止め帽子が鍵を握ります。こまめにスプレーをかけたり、日差しが強いときは帽子でしっかりブロックするなど、状況に合わせて対策を。

頭皮や髪のきしみ、傷みが気になるという人は、保湿成分が入ったUVスプレーなど、頭皮&髪にやさしいアイテムを選びましょう。

頭皮・髪にオススメなUV対策グッズ

  • スプレーミストタイプの日焼け止め

  • 帽子

[関連記事]

頭皮のかゆみってどうして起こるの? 意外と知らない原因と対策を徹底調査!【医師監修】

頭皮のかゆみってどうして起こるの? 意外と知らない原因と対策を徹底調査!【医師監修】

5位 耳

UVカメラでも日焼け止めの塗り忘れが明らかになった耳。自覚がなくても、気付かないうちに焼けてしまっているかもしれません。アップヘアなど耳が出るヘアスタイルの人は、特に注意です!

耳に日焼け止めを塗る習慣がないため、アップヘアにしたときにうっかり焼けてしまいました。(ミュゼスタッフ・Mさん)

耳の日焼け対策方法

  • 顔に日焼け止めを塗るときに、耳にも塗り広げる

  • 小さなパーツなので、を使いながらなじませるようにON

  • 日に当たる箇所(特に耳たぶ・軟骨部分など)は必ず塗る

  • ダウンヘアや、つばの広い帽子で耳を隠すのもGOOD

耳に限らず、日に当たっている箇所は必ず紫外線のダメージを受けています。

顔に日焼け止めを塗るときには、少し多めにとってもみあげにも塗りましょう。

耳にオススメなUV対策グッズ

  • 顔用の日焼け止め

  • 帽子

6位 唇

日焼け止めを塗るとき、なんとなく口元を避けてしまう人も多いはず。でも、唇も紫外線に当たるとくすみやシミが発生するので、唇にもしっかりUVケアが必要なんです!

紫外線対策は完璧! なんて思っていたけれど、実は唇の日焼け対策を忘れていました…。(ミュゼスタッフ・Sさん)

唇の日焼け対策方法

  • 日焼け止めを塗るときに唇にまで塗り広げる

  • UVカット効果のあるリップクリーム口紅を使う

唇は顔の中でもデリケートな箇所の一つ。日焼けをすると、皮が剥けたり、唇が黒ずんでしまいます。

日焼け止め、UV効果のあるリップを掛け合わせるのはもちろん、マスクなどでガードするのも効果的です。

唇にオススメなUV対策グッズ

  • 顔用の日焼け止め

  • UVカット効果のあるリップクリーム口紅

  • マスク

[関連記事]

正しいリップケアでこの夏ぷるうるの唇に♡ おすすめスクラブ&リップパックもご紹介

正しいリップケアでこの夏ぷるうるの唇に♡ おすすめスクラブ&リップパックもご紹介

7位 足の甲

靴を履いているときは気にならない足の甲も、春〜夏は油断大敵です。サンダルを履いたときに対策を忘れていると、サンダルのストラップの形に日焼け跡が残ってしまうかもしれません…。

サンダルで日焼け止めを塗り忘れていて、ストラップ型に日焼けしてしまいました…。(ミュゼスタッフ・Yさん)

足の甲の日焼け対策方法

  • 外出前は、必ずボディ用の日焼け止めを足まで塗り広げる

  • BBQなど、シーンによってはウォータープルーフタイプや擦れに強い日焼け止めがオススメ!

  • 出先ではUVスプレーなどを使って塗り直しをする

春〜夏、サンダルを履く季節は特に、外出前は必ず足の甲までしっかり日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。

また、そこまで暑くない日やファッションによっては、靴下を履くのも紫外線対策の一つです。

足の甲にオススメなUV対策グッズ

  • ボディ用の日焼け止め

  • ウォータープルーフ擦れに強い日焼け止め

  • UVスプレー

  • 靴下

[関連記事]

【検証】日焼け止めってほんとに時間経つと落ちてるの?UVカメラで見てみた!

【検証】日焼け止めってほんとに時間経つと落ちてるの?UVカメラで見てみた!

8位 鼻

顔の中でも高い位置にある鼻は、日に当たりやすいパーツです。また、皮脂や汗、摩擦によって日焼け止めが落ちやすいんです。
朝塗ってから塗り直しをしなければ、鼻の先が真っ赤になってしまうかも…⁉

鼻をかんだときに日焼け止めが取れてしまったのか、気付いたら鼻が赤く焼けていました。(ミュゼスタッフ・Kさん)

鼻の日焼け対策方法

  • 顔に塗るときは、日焼け止めを必ず鼻に点置きして意識的に対策

  • 2回に分けて重ね、テカリを抑えつつ塗りムラをカバー

  • 出先では、UVスプレー&パウダーでメイク崩れをケアしながら対策

  • 帽子日傘の併用も◎

日焼け止めを顔に塗るときは、必ず点置きを。手のひらになじませて顔全体に広げると、鼻だけ塗れてないこともあるかもしれません。

また、メイクをしていて塗り直しができないときはUVスプレー&パウダーを使って、工夫しながらこまめに対策しましょう。

鼻にオススメなUV対策グッズ

  • 顔用の日焼け止め

  • UVスプレー

  • UVパウダー

  • 日傘

[関連記事]

その日焼け止めの塗り方じゃ意味ないかも!? 皮膚科医監修・日焼け止め塗ってる“つもり”度診断

その日焼け止めの塗り方じゃ意味ないかも!? 皮膚科医監修・日焼け止め塗ってる“つもり”度診断

9位 背中

普段の生活ではあまり気にならない背中ですが、露出するときは紫外線対策を忘れないようにしましょう!
イベントで背中が開いた服を着たり、プールや海で水着を着たときに日焼け止めを塗り忘れてしまうと、家に帰ったらくっきり日焼け跡が…なんてことになってしまうかもしれません。

背中が編み上げのデザインになっている水着を着たとき、水着の上からだとうまく日焼け止めが塗れず、網目状に焼けてしまいました…。(ミュゼスタッフ・Oさん)

背中の日焼け対策方法

  • 誰かに日焼け止めを塗ってもらうのがベター

  • 難しい場合は、手の届く範囲に日焼け止めを塗ったうえで、UVスプレーを使う

  • ムラのある日焼け跡にならないよう、水着や服の下にも塗っておくと◎

  • 長時間屋外にいる場合は、UVカットパーカー日傘も活用!

背中が露出したファッションや水着のときは、日焼け止めはマスト。自分で直接塗るのが難しい箇所もあるので、UVスプレーと併用しましょう。

背中にオススメなUV対策グッズ

  • ウォータープルーフの日焼け止め

  • スプレーやミストタイプの日焼け止め

  • 日傘

  • UVカットパーカー

[関連記事]

【検証】UVスプレー・スティックとかって便利だけどちゃんと塗れてる?UVカメラ見てみた!

【検証】UVスプレー・スティックとかって便利だけどちゃんと塗れてる?UVカメラ見てみた!

10位 肩

オフショルダーやノースリーブなどのファッションで油断大敵なのが、肩の日焼けです。
毎日肩まで日焼け止めを塗る習慣がなく、うっかり日焼けをしてしまった…という声や、手が届きにくいパーツのため、塗りムラができて、まだらに焼けてしまったなんて声も。

夏は肩を出す服をよく着るのですが、腕よりも高い位置にあり日に当たりやすいからかよく焼けてしまいます…。(ミュゼスタッフ・Mさん)

肩の日焼け対策方法

  • 手で円を描くように、くるくる動かしながら日焼け止めを塗る

  • さまざまな方向から塗ることで、できるだけムラをなくす

  • UVスプレーを重ねてダブルで対策

  • 日傘、UVカットパーカーを併用する

くるくる動かして、さまざまな方向から広げることで、まんべんなく塗ることができるんです。

肩にオススメなUV対策グッズ

  • ボディ用の日焼け止め

  • UVスプレー

  • 日傘

  • UVカットパーカー

うっかり日焼けを防ぐためのポイント5つ!

1. 日焼け止めは必要な量をしっかり塗る!

日焼け止めの必要な量は、顔に対して約0.8g。ローションやクリームなど、種類によって異なるけれど、だいたい大パール2粒分といわれています。

ボディに必要な日焼け止めの量は、手のひらで確認しましょう。
両手のひらを広げた面積は、顔と同じ程度の日焼け止めが必要になるので、腕や首など、手のひらを当て必要な量の目安にしてください。

2. 日焼け止め+UVスプレー+UVパウダーを重ねてムラなく対策!

どうしてもできてしまう日焼け止めのムラは、重ね塗りすることで解決!

ジェルやクリームリキッドタイプは2回に分けて塗りましょう。さらに、UVスプレーやUVパウダーなど、異なる種類のアイテムを併用して徹底ケアがオススメです。

必要量を2回に分けて塗ることで、テカリを抑えつつ、ムラも少なくなるんです

また、ボディは手でくるくる回しながら塗ったり、上下左右違う方向から重ねることで、皮膚のシワや毛穴などの溝にもしっかりなじみます。

3. 塗り忘れやすい部位は意識して塗ることを習慣づける

そもそも、日焼け止めを塗り忘れてうっかり焼けちゃった! なんてことにならないように、塗り忘れやすい部位を覚えておいて、日ごろからしっかり日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

例えば、耳やうなじは髪を下ろしたヘアスタイルであっても日焼け止めを塗るなど、意識してみてください。

また、顔に塗るときは、鼻や唇、まぶたなど、忘れやすい箇所にあらかじめ日焼け止めを点置きすると、塗り忘れることがなくオススメです。

4. 数時間おきの塗り直しを忘れずに!

日焼け止めの塗り直し時間の目安は、使っている日焼け止めのSPF値で計算ができます。外出中は2~3時間置きに塗りなおすのがオススメです。

  • 日焼け止めの効果はSPF1あたり20分持続

  • SPF値×20分=効果が続く時間

ただ、SPF値に合わせてこまめに塗り直すのが難しいこともあるはず。そんなときは、室内から外へ出る度に日焼け止めを塗るなど工夫をしてみてくださいね。

5. 日焼け止め以外のUV対策グッズを併用するのも◎

夏場の日差しが強い日やレジャーシーンでは、日傘UVカットパーカーアームカバーを併用するのもオススメです。

肌荒れが気になるときや、敏感肌で日焼け止めを控えたい人は、UV対策できるグッズを使ってみましょう。

また、背中うなじ頭皮など、日焼け止めだけでの対策が難しいパーツも、UVカットグッズの併用が効果的です。

[関連記事]

この夏、焼きたくない人へ告ぐ♡やれば変わる日焼け対策7選

この夏、焼きたくない人へ告ぐ♡やれば変わる日焼け対策7選

みんなのうっかり日焼けパーツはどこ? スキなくUV対策して肌見せを楽しんで♡

目につく箇所でなくても、紫外線が当たると必ず焼けてしまいます。どの部位も、意識的にUV対策をすること&こまめな日焼け止めの塗り直しが大切です!
スプレー・パウダーなど日焼け止めアイテムの併用や使い分け、日焼け止めの重ね方を工夫したり、UVカットグッズを駆使して、鉄壁の紫外線対策を目指しましょう!

5月から10月あたりは、日差しが強い時期。雨やくもりでも特に意識して紫外線対策をしましょう。

また、それ以外の季節でも、肌を露出していれば日焼けするので、油断せずUVケアをしてくださいね。

イラスト/たけはら はずき
構成・文/vivace

あわせて読みたい

関連記事