2016/05/31
平素はミュゼプラチナムをご利用いただきありがとうございます。
3月よりミュゼプラチナムが提携・活動支援している一般社団法人 日本摂食障害協会は、6月2日(木)に設立発表会を実施いたします。なお、同日は世界初の「世界摂食障害アクションディ2016」も併せて開催されます。この取り組みは、摂食障害で苦しむ方やそのご家族、専門家や研究者、サポーターらが国境を越えて団結し、摂食障害の啓発と支援活動を世界中で同時に行うもので、2016年が第一回目の開催となります。
当日は、一般社団法人 日本摂食障害協会により実施されたミュゼプラチナムスタッフ1,000人を対象としたアンケート調査の結果なども発表される予定です。
ミュゼプラチナム会員の方はもちろん一般の方も参加いただける発表会ですので、ぜひこの機会にご来場ください。
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世界で初の取り組みとなる「世界摂食障害アクションディ2016」は、アメリカの摂食障害協会AED(Academy for Eating Disorders)と全米の摂食障害患者支援団体13団体が昨年5月に発表した「摂食障害に関する9つの真実」(*)に基づく啓発活動です。
摂食障害は、軽症のものも含めると、若い女性の約1割は拒食症や過食症などの摂食障害の症状を持っていると考えられています。治療を受ければ回復します。しかし、治療をしないでいると命に関わる合併症が起こったり、身長が伸びない、骨粗鬆症、歯の喪失などの後遺症が残るほか妊娠や出産にも影響することがあります。摂食障害の症状や治療については、まだ正しく理解されていません。
また、欧米などにはすでに歴史のある多くの摂食障害センターがあるにもかかわらず、患者の多発国である日本には専門施設がないため、患者・家族の皆さまが医療難民になってしまっているという問題があります。
一般社団法人 日本摂食障害協会とミュゼプラチナムでは「世界摂食障害アクションディ2016」に参加することで摂食障害への理解と周知を深めることを目指すとともに、摂食障害で苦しむ方やご家族が医療や支援につながりやすい社会にすべく活動してまいります。
真実1: | 多くの摂食障害をもつ患者さんは表面上は健康そうに見えても、実は内面で非常に病んでいることが多くあります。 |
真実2: | 摂食障害は家族のせいで引き起こされるわけではありません。むしろ、患者さんが治療を受ける上で、家族は、患者さん、医療従事者の一番の協力者になりえます。 |
真実3: | 摂食障害という病気は、個人の生活に、あるいは家族全体の生活に大きな健康上の影響を与えます。 |
真実4: | 患者さんは摂食障害になりたくてなっているわけではありません。これは深刻な生物学的要因が影響している病気です。 |
真実5: | 摂食障害とは、性別、年齢、人種、民族、体型、体重、性的嗜好、経済力、社会的地位によらず、すべての人々に起こりえる病気です。 |
真実6: | 摂食障害を患っている人の自殺の危険性は高く、また身体合併症を併発する危険性も高くなります。 |
真実7: | 生まれ持った遺伝的要因と、生まれ育った環境的要因の両方が、摂食障害を発症させる過程に大きく関与しています。 |
真実8: | 遺伝子からだけでは、誰が摂食障害を発症するのかを予測することはできません。 |
真実9: | 摂食障害から完全に回復することは可能です。早期発見、早期介入することが非常に大切となります。 |
翻訳/摂食障害ホープジャパン www.edrecoveryjapan.com
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