脇毛の適切な自己処理方法とは?脱毛するメリットについても解説
脇毛は思春期の方から大人まで、悩む人が多い部位です。自己処理を怠ってしまうと不衛生な状態になりやすく、ニオイの原因になってしまいます。さらに、適切な方法で自己処理をしないと、肌にダメージを与えてしまい黒ずみの原因になってしまうことも。
脇毛の自己処理を面倒に感じている方は、思い切って脱毛するのがおすすめです。手間が省ける以外にもさまざまなメリットがあります。そこでこのページでは、脇毛の適切な自己処理方法や脱毛するメリットについてご紹介します。
脇毛は多くの人が悩む問題
人は第二次成長期を迎えると、ホルモンのバランスが変わることで身体にさまざまな変化が現れます。女性でも脇毛が生えてくるようになるため、中学生ごろから脇毛のケアが必要になってきます。
中学生・高校生であれば体育の授業など、人前で着替える機会が多いため脇毛が気になる方は多いです。適切にお手入れをしないといけませんが、上手く剃れなかったり肌荒れに繋がったりと、手間に感じる以外にもさまざまな問題が起こりやすいです。
自己処理方法にも違いがあるため、自分に合った適切な方法でお手入れするようにしてください。
脇毛の主な自己処理方法とは?
脇毛を自己処理する主な方法は、以下の3つです。
・毛抜き
・カミソリ・電気シェーバー
・除毛クリーム
それぞれ、メリットとデメリットが異なるため、どのような違いがあるのか押さえておくのがおすすめです。ここからは、脇毛の主な自己処理方法についてご紹介します。
毛抜き
毛抜きで気になるムダ毛を抜く方法は、シンプルで実践しやすいため広く浸透しています。毛抜きを用意するだけなので手軽ですが、肌への負担が大きいため、おすすめはできません。
毛根から抜くため効果は持続しますが、抜くときに痛みを伴いやすく炎症も起こりやすいです。また、1本1本抜く必要があるため時間がかかり、その都度痛みを感じます。
他にも毛が表面に出てこられない「埋没毛」や、開いた毛穴に雑菌が侵入して起こる「毛嚢炎」などの肌トラブルが起きるリスクも高いです。
カミソリ・電気シェーバー
カミソリは一度に広い範囲のムダ毛をケアできるため、毛抜きと同様に一般的な自己処理方法です。しかし、カミソリを使うと肌表面の角質層まで削ってしまうため、肌が乾燥しやすくなったり肌荒れが起きたりするリスクが高く、注意が必要です。
カミソリで剃る部分は清潔にし、摩擦を減らすためにしっかりシェービング剤を使ってください。
カミソリに対して電気シェーバーは、刃が肌に直接触れないためカミソリよりも肌に優しいです。しかし、カミソリほど深剃りはできません。
除毛クリーム
除毛クリームとは、毛を溶かす成分が含まれているクリームです。気になる部分にクリームを塗り、規定の時間が経過したら拭き取るだけで簡単に広範囲のムダ毛をケアでき、キレイに仕上がります。カミソリのように肌を削ることはなく、痛みを感じないためメリットが多い自己処理方法です。
ただし、除毛クリームの毛を溶かす成分は肌にも影響を及ぼすため、肌が弱い方や敏感肌の方が使うとヒリヒリしてしまうことがあります。
自己処理するときのポイント
ここからは、脇毛を自己処理するときにどんなことに気をつければいいのか、ポイントを解説していきます。
自己処理をする前に肌を温めよう
脇はデリケートな部位なので、自己処理の前に下準備をすることがおすすめです。
はじめに、ホットタオルなどで脇の皮膚を温め、毛穴を開かせます。顔のスキンケアをする際に、温めたタオルを当てている方もいるのではないでしょうか。脇にも効果的なので、ぜひ行ってください。
ホットタオルは、水で濡らして絞ったタオルを袋に入れて電子レンジで温めてもよいですし、お風呂などのお湯でタオルを濡らして絞ったものでもかまいません。
脇毛を処理する前にこのひと手間を加えることで、毛穴が開き、肌がやわらかくなって、ムダ毛を根元から処理しやすくなります。
剃るときはシェービングジェルを使おう
皮膚を温めたら、いよいよ処理に進みます。ここでのポイントは、カミソリやシェーバーを使って剃る場合、シェービング用のジェルやクリームを使用することです。
何もつけずに剃ると肌に負担がかかってしまうため、ジェルなどで肌へのダメージを抑えるようにしてください。また、石けんやボディソープは皮脂を取り除きすぎてしまい、乾燥の原因になることもあるため、使用を控えたほうがよいです。
さらに、使用するカミソリは刃の枚数が多いものがベターです。枚数の少ないカミソリに比べ、肌にかかる負担が分散されます。無用な肌トラブルを防ぐため、刃こぼれやサビがないかどうかも入念にチェックすることが大切です。
ゆっくりと毛の流れに沿って剃り、剃り残した部分だけ逆剃りして、キレイに仕上げます。
自己処理した後は保湿をしよう
自己処理をした後の肌はデリケートになっています。また、角質層が削れており、うるおいが逃げやすく、乾燥しやすい状態です。そのため、自己処理をした後は素早く保湿ケアを行ってください。
保湿成分が含まれたボディローションや保湿クリームなどを使用して、うるおいを補います。さらに、脇は黒ずみが起こりやすい部位のため、美容成分が含まれたものを使うと色素沈着を防ぐ効果も期待できます。
万が一、剃った後にヒリヒリしたりかゆみが出るなど炎症を起こした場合は、冷たいタオルや氷などを当てて冷やしてください。場合によっては消炎作用のある塗り薬などを使ってください。症状が落ち着いたら、刺激の少ない保湿アイテムでケアを行ってください。
脇毛を自己処理するデメリット
脇毛は夏の時期の薄着になるときや、つり革を掴んだときなどに人目に触れやすい場所です。そのため、脇毛が気になって自己処理を行う方は少なくありません。
しかし、自己処理にはデメリットもあるので、理解しておくことが大切です。脇毛の自己処理における3つのデメリットをお伝えします。
痛みやケガの元になる
自己処理にはいくつかの方法があります。毛抜きを使った場合、痛みを伴いやすいことに加え、皮膚や毛穴を傷めることがあるのがデメリットです。また、除毛クリームは肌表面を溶かしてしまうため、肌がダメージを受けてしまいます。
カミソリでの自己処理は、使い方を誤ると肌を傷つけて出血してしまったり、カミソリ負けを起こしたりする可能性があります。
さらに、カミソリの刺激によって肌を守ろうとする力が働き、メラニンがたくさん作られて色素沈着が起こるリスクがあることや、剃り跡の浅い部分に毛が残り、青く見えてしまうことがあるというデメリットも挙げられます。
肌トラブルの原因になる
脇毛の自己処理は手軽に行えるというメリットがありますが、一方で、どの自己処理方法でも少なからず肌にダメージを与えます。そのため、長期間にわたって頻繁に自己処理を行うと、さまざまな肌トラブルが起きる可能性が高くなります。
たとえば、肌が傷つくと、肌荒れや炎症の原因になります。赤みやかゆみが出たり、ブツブツができたりすることもあります。
また、前述したように、自己処理の刺激によって皮膚が自らを守ろうとする力により、メラニンが活発に作られて黒ずみが発生することもあります。
黒ずみはターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって排出されますが、ターンオーバーが乱れていたり、たびたび自己処理をしていたりすると、残ってしまう可能性もあります。
埋没毛の原因になる
毛抜きやカミソリで自己処理をすると、埋没毛の原因になることもあります。
埋没毛とは、毛が上手く抜けず毛穴の中にとどまったままになったり、毛穴の周りの皮膚が硬くなって、新しく伸びてきた毛がきちんと毛穴の外に出てこられない状態です。
埋没毛は毛の黒い部分がポツポツと透けて見え、見た目がよくありません。しかし、無理やり掘り起こそうとすると皮膚や毛穴に負担がかかり、肌トラブルにつながる可能性があります。
そのままにしておくと炎症が起きることもあるので、対策を取ることが必要です。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
脇毛は脱毛するのもおすすめ
自己処理を続けていると肌荒れなどの肌トラブルが起きやすいです。何回も脇毛を剃ることで、色素沈着が起きて黒ずみが気になるようになったという方も多いです。そこで、肌へのダメージを軽減するために脇毛を脱毛するのがおすすめです。
ここからは、脇毛を脱毛するメリットをご紹介します。
自己処理の手間がなくなる
脱毛をすると自己処理の手間が少なくなっていきます。お手入れは1回で完了するわけではありませんが、何回か通ううちにムダ毛が少なくなり、薄くなります。そのため、徐々に自己処理の手間がなくなり、脱毛の効果を実感できます。
脇は意外と人目につく場所であるため、頻繁に脇毛の自己処理をしている方が多く、お手入れをするのが面倒に感じている方も少なくありません。脇毛を脱毛すれば、自己処理の面倒から解放されます。
肌トラブルが起きにくくなる
脇の自己処理は肌トラブルを招く原因になります。誤った自己処理を行うと、脇の皮膚に強い刺激を与えることになり、メラニンの生成が促されて黒ずみができることがあります。
他にも、ブツブツができることもあり、このブツブツには大きく分けて「埋没毛によるブツブツ」と「毛穴汚れによるブツブツ」があります。どちらも自己処理が原因で起こりやすいため、脱毛することで予防できるようになります。前述した通り、脱毛を受けると自己処理の回数が徐々に減っていくため、結果として肌に良いのです。
脇のニオイが抑えられる
脇毛を脱毛すると、脇の嫌なニオイを抑えられる効果も期待できるので、ニオイが気になる方にはおすすめです。脇のニオイの主な原因は脇にいる細菌(常在菌)であり、細菌が老廃物を分解するときにニオイが発生します。
脇毛の量が多いと蒸れやすいうえに、細菌が増えやすくなるのでニオイが強くなります。そこで脱毛をすれば、脇が蒸れにくくなり、細菌が増えにくい環境を作ることが可能になります。結果として、脇のニオイが軽減されます。
脇毛とワキガは関係ある?
ワキガはアポクリン腺という汗腺が原因といわれています。このアポクリン腺から排出されるものには、水分だけでなく脂質やタンパク質が含まれており、常在菌が分解する「エサ」が多いです。脇毛の量が多いと常在菌が増えやすくなるため、ワキガのニオイもきつくなります。
脇毛を脱毛すれば、脇を清潔に保つことができ、ニオイを抑えられます。また、脇毛につく白い塊はワキガと関係があります。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>脇毛に白い塊が出るとワキガ?白い塊の正体や効果的な対策について紹介
なお、ワキガの対策方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。気になった方はこちらもご覧ください。
>ワキガの効果的な対策とは?脱毛が有効かどうかについても解説
脇の脱毛でよくある質問
脇毛の脱毛にはメリットがありますが、いきなり脱毛を受けるのは不安という方も多いはずです。そのようなときは、よくある質問を参考にすることで、不安を解消できます。
ここからは、脇の脱毛についてよくある質問をご紹介します。
脇毛の脱毛の場合、6回目以降のお手入れで効果を実感できることが多いです。この頃から自己処理の回数が減ったり、毛が生えるスピードが遅くなったりします。
脱毛方法によっては、毛の生え変わりサイクルである「毛周期」に合わせてお手入れを行います。毛周期の中でも毛が大きくなる「成長期」が最も脱毛効果が高く、成長期を迎える毛は、毛全体の20%ほどしかありません。そのため、毛周期に合わせる脱毛方法の場合、1回のお手入れでは全ての毛をカバーすることができないので、一定期間おいて通うことになります。
なお、ミュゼプラチナムでは毛周期に関わらずお手入れをすることが可能です。
脇毛の脱毛費用は美容脱毛と医療脱毛によっても異なります。また、お手入れを受ける回数によっても異なり、回数が多くなると費用は高額になります。一般的に医療脱毛の方が美容脱毛よりも高額になりやすく、1回あたり3,000〜20,000円と幅があります。
美容脱毛の場合はキャンペーンを実施していることが多く、1,000円ほどで受けられることもあります。脇毛は多くの方が気にしている部位であることから、気軽に試せるよう料金設定を低くしているサロンが多いです。
脇毛を適切にお手入れして快適に過ごそう
脇毛は普段から自己処理をする必要があるため、手間に感じやすいです。さらに、誤った方法での自己処理は、肌にダメージを与えてしまい肌トラブルが起こりやすいです。
自己処理をするときに肌への負担を減らすには、はじめに脇をホットタオルで温め、シェービング用のクリームやジェルを塗ってから行い、十分な保湿ケアをしてください。
また、脱毛をすれば自己処理の手間が減り、快適に過ごしやすくなります。他にも、肌トラブルが起きにくくなったり、脇のニオイが気にならなくなるなどのメリットもあります。もし脇のムダ毛にお悩みであれば、脱毛を検討してみてください。
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