脱毛後のお風呂はなぜNG?他のNG例もあわせて紹介
サロンでのお手入れ後は、クリームやジェルを落としたくて、お風呂に入りたいと感じる方も多いようです。
もちろんサロンでのお手入れは、できる限り皮膚や身体をいたわるように工夫されていますが、身体が熱を持っていることも多いので、脱毛した当日のお風呂に入ったり、身体をごしごし洗ったりするのは身体に負担になります。
そこでこのページでは、脱毛した当日のお風呂がダメな理由と、それにともなうトラブル、正しいシャワーの浴び方などをご紹介します。
脱毛後のお風呂がNGな理由
サロンで脱毛したら、クリームなどを落とすために、ゆったりとお風呂に浸かったり、身体をキレイにしたりしたいと考える方も多いです。しかし、基本的に脱毛した当日にお風呂に入るのはNGです。それにはさまざまな理由があります。
そこでまずは、なぜ当日にお風呂に入るのがNGなのかを解説します。
理由① 脱毛後は肌がほてりやすいため
脱毛後は、肌全体がほてったように熱を持っていることがよくあります。お手入れ後にはクリームやジェルなどを使うため、身体をキレイに洗いたいという気持ちはわかります。しかし、脱毛後の肌は軽度の熱を帯びています。
身体が熱を持った状態でお風呂に入ってしまうと、炎症が起こりやすかったり、長引いたりするなど肌トラブルを引き起こしかねません。脱毛後の肌は、とても敏感なのでなるべく負担をかけないようにすることが大切です。
理由② 脱毛後は皮膚が傷つきやすくなっているため
脱毛することによって、皮膚全体のバリア機能が弱まることがあります。この状態だと、普段では何ともないことでも肌トラブルに繋がる可能性があります。また、湯舟には菌が多く存在しているため、脱毛後に湯舟に浸かるとつかると菌が入りやすいです。
侵入した菌が繁殖すると、肌が荒れたり、かゆみが出たりといった症状が出ます。ひどくなると、皮膚科で治療を受けることになる可能性もあるので注意が必要です。
また、タオルなどで身体を洗うのもやめたほうがいいです。お手入れ後はゴシゴシ洗うと皮膚がめくれて、痛みが増してしまうことも考えられます。脱毛後のお風呂では、肌をいたわることを心掛けてください。
脱毛当日にお風呂に入るとどうなる?
脱毛した当日、お風呂に入ったら、肌が荒れるなどのトラブルが起きやすいのです。そこで次は、どんなトラブルが起こるかをご紹介します。
トラブル① 肌が赤くなったりかゆみが出たりする
脱毛したあとは肌が熱をもっていて、身体全体が日焼けしたときのようにほてることがあります。そんな状態でお風呂に入ると、身体に熱がこもって肌が炎症を起こすかもしれません。
お風呂に入ると血管が広がり、血行が良くなります。そのため血流が増えて、肌が熱くなり、肌が赤くなったり、かゆみが出たりすることも考えられます。ひどくなると炎症を起こしたり、皮膚炎になったりするかもしれません。
そのため、脱毛後は身体を温めないよう気をつけてください。
トラブル② 肌に菌がうつり化膿したり炎症を起こしたりする
脱毛後は、本来肌が持っているバリア機能も低下しています。もちろんこれは短期間のことなので、肌が元通りになれば問題ありません。しかし数日間は菌が繁殖しやすくなり、それが肌トラブルを引き起こす原因になります。
湯船には菌が発生しやすいのです。同じ湯船をご家族が利用しているので、菌が繁殖していないとも限りません。
通常であれば問題ないのですが、お手入れ後は肌のバリア機能が低下しているため、そこから菌が入り込んでしまうと大変です。炎症が起きたり、化膿したりすることもあります。場合によっては、皮膚科で治療を受けないといけなくなるかもしれません。
脱毛後、湯船を使うのは我慢です。
脱毛後お風呂に入っていいのはいつ頃から?
脱毛後、はやくお風呂に入りたいと思うかもしれません。では、いったいいつ頃からならお風呂に入ってもいいのか気になります。そこで次は、いつからならお風呂に入っても安心かをご紹介します。
脱毛後のお風呂は翌日からOK
サロンでは、「脱毛後のお風呂は翌日からOK」としています。1日経つと肌のほてりなどはぐっと落ち着くので、お風呂に入っても心配ありません。ただし、これには個人差があります。皮膚が弱い方や敏感肌の方は気をつけてください。
まだ肌にほてりを感じるときは、入浴は避けたほうがいいです。様子を見るためにも、普段よりもシャワーや湯舟の温度を少し下げて、肌への刺激が小さくなるようにすることが大切です。また、身体を洗うときも力を入れずに優しく洗うようにするのがポイントです。
脱毛してから数日はお風呂上がりのケアを念入りに
脱毛してから数日間は、お風呂上がりのケアを念入りにしてください。肌が乾燥しやすかったり、刺激に敏感になりやすかったりしています。肌が乾燥した状態や刺激に敏感な状態が続くことで、肌荒れしやすくなるので注意が必要です。
そのため、お風呂上りには化粧水をたっぷり肌になじませてください。肌に水分をしっかり補います。もしあれば、敏感肌用の化粧水なども効果的です。さらに保湿成分の高い乳液やクリームも肌に優しく塗ってください。これで乾燥や刺激から肌を守ります。
化粧水やクリームは、肌を軽くおさえるようにして塗っていきます。なじませようとして強めに刷り込むようにすると、かえって皮膚が荒れるかもしれません。手のひらを使って、肌をそっと包むような感じで肌に浸透させてください。
肌に水分を補うことで、外部の刺激から肌が保護されたり、肌の痛みやほてりを和らげたりできます。肌が本来持っているバリア機能も高まるので、いつもより丁寧にケアすることを心がけてください。他にも、冬など空気が乾燥している時期は、肌も乾燥しやすいのでより入念にケアするのがおすすめです。
うっかりお風呂に入ってしまった場合の対処法
脱毛後、お風呂は基本的にNG。しかし、ついうっかりお風呂に入ってしまったという方もおられます。そんなときはどうすればいいのか、対処法をお伝えします。
対処法① 入浴後に肌を冷やす
脱毛後は肌が熱をもっており、ほてったようになっています。入浴によって血行もよくなり、肌に熱がこもるので、肌をしっかり冷やしてください。熱を帯びて血行が良くなることで、炎症が起こる可能性があります。場合によってはヒリヒリとした痛みや赤みがひどくなることもあるので注意が必要です。
シャワーで冷水かぬるま湯をかけるとクールダウンできます。さらに、お風呂から上がった後、水でぬらしたタオルなどを当てると効果的です。冷却シートなどを当ててもかまいません。
日焼けをしたとき用のクーリングジェルでも大丈夫です。アロエなどの成分が入っていると、肌に負担もかかりません。できるだけ肌に優しい成分が含まれたジェルやクリームを使うのがおすすめです。
対処法② 清潔にして保湿ケアをしっかりおこなう
お風呂から上がったあとは、清潔にして保湿ケアをしっかり行ってください。清潔なバスタオルでゴシゴシと使わず、水分をタオルにそっと吸収させるような感じでふいてください。
そのあとで保湿ケアをします。化粧水や美容液、保湿クリームをたっぷりと塗ります。
身体がほてっていると肌の乾燥が起きやすくなりますから、肌への水分補給は欠かせません。いつもより丁寧に、肌になじませるようにしてぬりこんでください。刺激性の低いものがより好ましいです。
脱毛後のケアは脱毛の効果を高めるだけでなく、肌の調子を整え、バリア機能を高めるために重要です。ストレスや睡眠不足などの状態だと、肌の状態が悪くなってしまい肌荒れが起きる可能性も高くなるタイミングなので、体調を整える意識も大切です。体調を整えた上で保湿ケアをすることで、より高い効果が期待できます。
脱毛当日にシャワーを浴びる場合も注意が必要
脱毛当日、お風呂はダメでもシャワーなら大丈夫です。しかし、シャワーを浴びるときも注意点があります。次は、どのような点に気をつけてシャワーを浴びればいいのかを解説します。
シャワーはぬるめの温度でさっと浴びる
脱毛をすると、身体が日焼けしたようにほてった状態になります。個人差はありますが、ヒリヒリとしたりすることもあります。そんなときに熱いシャワーを浴びると、皮膚の痛みや赤みが出るかもしれません。そのため、シャワーはぬるめの温度にしてください。
もちろん、人によってぬるいと感じる温度は異なります。しかし、いつもよりも温度を下げて、少し冷たいかな、というくらいのほうが肌には優しいのです。
あまり長く浴びて、しっかり洗うというのではなく、ぱっと浴びるくらいにしてください。
肌を洗う時はこすらずなでるように洗う
脱毛後は、皮膚が傷ついているため、少しの刺激でも痛みを感じたり、触りすぎると炎症を起こしたりして悪化させてしまうことがあります。肌を洗う時は、こすらずに洗うようにしてください。ソープをしっかり泡立てて、手のひらで脱毛した部位をなでるようにして洗ってください。泡で肌の表面を軽くおおうくらいで大丈夫です。
その後は、シャワーでさっと洗い流してください。シャワーの水圧もあまり強くないほうがいいです。
普段はタオルやスポンジで洗っている方も、このときは使用を控えてください。たとえガシガシ洗わなくても皮膚をこすることで、毛穴を傷つけたり、痛みがでたりします。皮膚の表面が落ち着いて、触っても熱くなくなったり、ピリピリとした痛みがなくなったりすれば、タオルなどを使ってもかまいません。
メンソールやスクラブ入りのアイテムは使用しない
身体を洗う時、さっぱりするためにメンソールを配合したクリームやスクラブ入りのソープを使っている方もいます。しかし脱毛後は、それらの成分を含んでいるアイテムの使用は控えてください。
メンソールは肌をひんやりさせるために使われている成分。ただし、脱毛後は肌が敏感になっているため、刺激が強すぎてしまいます。そのため、冷やすつもりでも肌の炎症を引き起こしたり、腫れたりすることもあります。
また、スクラブもソルトスクラブやオイル成分が配合になったものがありますが、これらも使わないように。脱毛したての肌に使うと、皮膚への刺激が強すぎて、痛みを引き起こす可能性があります。
スクラブなどで角質を落とすと、肌のくすみもとれます。肌のキメが整い、バリア機能が回復してくるまでは使用をおさえてください。
入浴以外に気をつけたい脱毛前後のNG行動
脱毛後は入浴以外にも気をつけたい行動がいくつかあります。注意しないと肌トラブルに繋がるので注意してください。
ここからは、脱毛後に気をつけたいNG行動をご紹介します。
岩盤浴やプール
岩盤浴やサウナなどは肌の温度が高くなってしまうため、脱毛でほてった肌の状態が悪くなってしまいます。入浴よりも岩盤浴やサウナは温度が高くなることが多いため、炎症が起きるリスクは高いです。
他にもプールに入るのも好ましくありません。プールは不特定多数の方が利用するため、雑菌が多く肌に悪影響を及ぼします。また、消毒用の塩素も強いため、デリケートな状態の肌には刺激が強いです。
激しい運動
脱毛後に激しい運動をするのも好ましくありません。運動することで血行が良くなり体温が上がるため、肌の表面の温度も同時に上がってしまいます。肌が弱い方であれば、赤みやかゆみなどの症状が強く出てしまうことがあります。
ダイエットなどで運動している方の場合、脱毛のお手入れを受けた当日はお休みするのが無難です。脱毛後は普段よりも肌に熱がこもりやすいため、体調に違和感があることもあります。
予防接種や薬の服用
脱毛した部位以外でも予防接種などの注射を受けるのはNGです。予防接種を受けた後は、身体は免疫を作ろうとしているため、体調に変化が起きやすいです。そのため、脱毛前後に予防接種を受けると体調を崩す可能性があります。
予防接種を受ける予定がある場合は、脱毛後1週間から10日ほど期間を空けるのがおすすめです。同様に薬の影響も受けやすいため、脱毛の前後はなるべく薬の服用を控える必要があります。普段から飲んでいる薬であれば、事前にサロンに相談することが大切です。
日焼け
脱毛後の肌はデリケートな状態であるため、日焼けもNGです。また、脱毛のお手入れは1回ではなく何回か通う必要があり、日焼けをしていると脱毛を受けられません。これは、脱毛機のライトは黒い色素に反応するものが多いためです。
日焼けをしていると毛根の細胞にライトが反応するのではなく、肌の黒色に反応してしまいます。お手入れの効率が悪くなるだけでなく、肌が熱を持ってヤケドするリスクも高いです。そのため、脱毛に通っている期間は日焼けをしないようにする必要があります。
脱毛後にお風呂に入るデメリットを知っておこう
脱毛をした後のお風呂の入り方や肌ケアの方法、肌のために避けたほうがいいことなどをご紹介しました。脱毛後は肌がほてった状態であり、とてもデリケートです。そのため、とにかく肌を優しくしてあげることが一番です。
基本的には脱毛後の入浴は避けた方が無難です。入浴すると肌が熱がこもりやすく、炎症が起こりやすいため、もしお風呂に入ってしまったときは、肌を冷やすなどのケアが必要です。
入浴以外にも、岩盤浴やサウナ、プール、激しい運動なども控えることが大切です。お手入れを受けるときは、脱毛前後に控える行動を把握し、せっかくの脱毛の効果を無駄にしないためにも、行動に気をつけてください。そして丁寧にケアして、キレイな肌を手に入れてください。
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