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それ、お肌に雑菌塗ってるかも…意外と知らないメイク道具の洗い方

それ、お肌に雑菌塗ってるかも…意外と知らないメイク道具の洗い方

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みなさんはメイクブラシやパフってどうしていますか? 洗わずにずっと使っている…という人もいるのでは?
「パッと見、汚れてないから大丈夫~!」
実はそれ、全然大丈夫じゃないんです! お手入れしていないメイク道具を使うのは、お肌に雑菌を塗り広げているようなもの。
お肌を守るためには、定期的なお手入れが大切です。お手入れしたメイク道具を使えば、メイクの仕上がりもワンランクアップできちゃいます

今回はメイクのプロ監修のもと、意外と知らないメイク道具の正しい洗い方をご紹介します。

汚れたメイク道具が引き起こす2つのトラブルとは!?

①肌トラブルの原因に!

肌に直接触れる「メイクブラシ」「パフ」「チップ」などは、使うたびに、顔から出る汗や皮脂、コスメに含まれている油分が付着します。

ニキビを引き起こすアクネ菌の温床になってしまう場合も…。

②メイクの仕上がりにも影響が!

ブラシの先やパフにコスメが残ると固まってしまい、それにより、塗りムラができたり、そもそもうまくコスメが肌にのらなかったりして、メイクパフォーマンスもダウン!

メイク道具別に洗うべき頻度は?

触れる部位やどのくらい肌に密着して使用するかによって、洗うべきスパンは異なります。

種類 理想の洗う頻度
フェイスブラシ
チークブラシ
2〜3ヶ月に一度
アイシャドウチップ
ファンデーションブラシ
パフ
メイクをする都度
リップブラシ
リキッドファンデ用スポンジ
メイクをする都度
(使い捨てがオススメ)

フェイスパウダーなど軽くはたく程度のメイクブラシは含ませるコスメの量も少なく、肌への接触も大きくないので、2〜3ヶ月に一度洗ってあげればOK

ブラシ類は洗いすぎると傷んだり、毛が抜けやすくなったりするので、洗浄は数ヶ月に一度にしましょう。

しっかりコスメを含ませる「アイシャドウチップ」「ファンデーションブラシ」「パフ」「スポンジ」はできるだけ毎回洗いたいところです。

ただし、パフやスポンジは清潔な面が使えるのであれば大丈夫なので、面の広いものであれば1個で3〜5日くらい使ってもOK。

粘膜近くに触れるリップブラシは雑菌が付着しやすいので、使う度に毎回洗うか、使い捨てのものを使うのがオススメです。

メイク道具の正しい洗い方講座

用意するもの

  1. 清潔なタオル(キッチンペーパーでもOK)

  2. 大きめのコップ(洗面器、洗面台にぬるま湯を張ってもOK)

  3. 中性洗剤(メイク道具専用のクリーナーがあればさらに〇)

Tips:中性洗剤って?

他の洗剤と混ぜても有害物質を出さない安全性の高い洗剤のこと。食器用洗剤や洗濯用洗剤に多い種類です。心配な方はパッケージの裏に「液性:中性」と書いてあるか確認してみて。

1. ぬるま湯に中性洗剤を溶かす

コップに人肌くらいの温度のぬるま湯を用意して、中性洗剤を混ぜます。
洗剤の量は、かき混ぜて少し泡が立つ程度を目安に。

※お湯が熱すぎたり洗剤が多すぎるとメイク道具を痛めてしまうので注意!

2. 洗浄液でやさしくメイク道具を洗う

洗浄液にメイク道具を浸けてやさしく洗います。

ブラシの場合

洗浄液の中にブラシの毛の部分をつけて、軽く振りながら洗います。金具部分に水が浸ると雑菌が増殖して劣化につながるので、毛の部分だけを洗いましょう。
お湯の中にメイクの色が出なくなるまで数回繰り返します。

パフの場合

洗浄液の中で押し洗いをして、メイクの色が出なくなるまで続けます。
色が出なくなったら、軽く水を切ります。
※痛む原因になるので雑巾みたいにギュ〜っと絞ったりしないこと!

アイシャドウチップの場合

手のひらに洗剤を少量出し、転がすようにしてなじませます。指の腹でやさしく押し出して汚れを落とします。
※チップは想像以上に繊細なので、破れないようにそ~っと触れましょう。

それぞれ水が濁らなくなるまで洗いとすすぎを繰り返します。

3. 水気を拭き取る

よくすすいだブラシやパフは清潔なタオルやキッチンペーパーではさみ、水気を拭き取ります。ゴシゴシこすったり、ねじったりしないで、優しく扱いながら形を整えます。

4. 陰干しでしっかり自然乾燥させる

ブラシはタオルに挟んで、タオルの厚みを使って毛の部分が外に出るように寝かせます。パフとチップはタオルの上に置いて乾かしましょう。
ドライヤーは痛めてしまうので避けましょう。

※菌の繁殖のもとになるので、生乾きのまま使うのは絶対にNG! 2〜3日くらいは乾かす時間をとりましょう。

何度も洗うとヘナヘナに……買い換え時はいつ?

アイシャドウチップやパフなど、安価なものであれば形が崩れてきたと感じたら買い替えましょう。肌や粘膜に直接当たるものなどは毎回使い捨てにするのもオススメ

ブラシの場合は、肌に当てるとチクチクするようになったり、毛先がバサバサしてきたり、化粧ノリが悪くなったと感じたら買い替え時! 半年~1年ほどで買い換えるのが理想です。

それでもやっぱり面倒! ズボラさんでもできることは?

「洗剤使って洗うなんてやっぱり無理!」そんなズボラ女子さんに「せめてこれだけはやって!」ということをまとめました。

使用後は毎回、軽くティッシュオフすることを習慣にしてみて。使い終わったブラシやパフ、チップを軽くティッシュに押し当てて、含んだコスメや皮脂を落とします。

できるだけ落としておくことで、お手入れの頻度を減らせます!

プチプラアイテムを使い捨てするのも◎

洗浄が面倒な時は、プチプラで購入できるこんなアイテムを使うのもアリ。100円ショップに並んでいることも多いので、ぜひチェックしてみてください!

ファンデーション用のスポンジ

ひとつで裏表の端と端で4回使用可能。お徳用の袋に入っているものなら1個10円程度のものも!

メイク用綿棒

都度洗いが必要な、なかなか手間のかかるアイシャドウチップの代わりに使えます。細い綿棒がオススメ
綿棒というと耳掃除に使うイメージですが、実はメイク用の綿棒も販売されています。

100本で100円〜と安価で手に入りやすく、小包装のものもあるので衛生的&持ち運びにも便利です。

リップブラシ

セットで1本10円程度で販売しているものもあります! 粘膜に近い部位に触れるリップブラシは使い捨てがオススメですよ。

まとめ

見て見ぬふりをしてしまいがちなメイク道具の汚れ。面倒だし、放置してしまう気持ち、わかります…。でも、スキンケアやコスメに時間とお金をかけても、メイク道具のせいで肌トラブルを起こしてしまっては台無し!

一度習慣にしてしまえば意外と苦じゃなくなるものです。
ピカピカのメイク道具で、肌もメイクの仕上がりもワンランクアップさせませんか?

構成・文/mismos編集部
監修/ヘアメイク 藤田裕美

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