ボディケア 秋になっても消えない日焼け跡…早く元に戻した〜い!【お肌レスキュー隊】 Created date 2022.9.1 Up date 2024.1.10 UVケア お肌レスキュー隊 ターンオーバー リカバリーケア 日焼け 日焼け止め 美白 肌ダメージ 目次 誰しもが経験のあるお肌にまつわる大失敗。お肌レスキュー隊が、その被害を最小限に留めるためのレスキュー方法を伝授します! 美容に詳しい頼れるレスキュー隊・隊長。お肌をやさしく心配しつつ、時には厳しく指導してくれる。 隊長の有能な右腕的存在の隊員A。冷静な判断が持ち味。 入りたての新人隊員B。悲惨な現場だと弱音をこぼしがち。 今回の救助現場は… 今回の要救護者は、秋になっても消えない日焼け跡に悩まされている模様です。 Tシャツの跡がクッキリ…まるで着ているかのようにしっかりと焼けてしまっているわね。 放っておけば自然と白くなると思っていたようです〜! このままずっと跡が残っちゃうのは恥ずかし過ぎます~(泣) 大丈夫! しっかりケアをして、夏前のお肌を取り戻すわよ! 肌が焼けてしまうメカニズムって? そもそも、どうして肌は黒く焼けてしまうんでしょう? 紫外線をたくさん浴びると、肌の細胞を守ろうとしてメラニンという色素が生成されるの。これが肌を黒く見せてしまうのね。 本来、日焼けをしてから72時間以内に緊急ケアすればメラニンの定着は抑えられるのですが、この女性は少し放置してしまったようです。 [関連記事] 真っ赤に日焼けしちゃったときの緊急ケア方法!72時間がリミット⁉【お肌レスキュー隊】 表皮の奥には、紫外線を浴びるとメラニンを生成するメラノサイトという色素細胞があります。メラニンは紫外線から細胞核を守ってくれる反面、肌を黒く見せてしまうというデメリットも…。 メラニン色素は通常、肌のターンオーバーとともに身体の外に排出されます。しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れていたり、肌の代謝が悪い部位は新しい皮膚ができにくく、日焼け跡がなかなか改善されません。 年齢を重ねるとターンオーバーのスピードが遅くなるので、蓄積されたメラニン色素がシミになってしまうのです。 日焼け跡が残ったときにやってしまいがちなNG行動 隊長! 日焼け跡を早く改善したくて、要救護者が身体をゴシゴシ洗っています! まずいわ…肌を擦ったところでターンオーバーは促されないし、皮膚を傷つける一方よ。ボディスクラブなども、使用頻度を守らないと逆効果になってしまうわね。 肌にしみるのを我慢して、ボディローションやクリームを塗ってしまうのもよくないですね。特に美白アイテムは刺激が強いアイテムも稀にあるので、注意が必要です。 そんな〜、どうすれば残ってしまった日焼け跡は改善されるのでしょうか!? 焦らないで。“ターンオーバー”と“メラニン色素”に注目してケアをすれば、夏前の肌に戻れるわ。早速、日焼け肌のレスキュースタートよ! レスキュー開始! 日焼けした肌を早く元に戻すケア 【CARE1】適切な保湿&角質ケアをして、ターンオーバーを整える 肌を黒く見せる原因のメラニン色素を外に押し出すためには、ターンオーバーを正常にすることが大切。適切な保湿&角質ケアを心がけてみて。 適切な保湿と角質ケアって、具体的に何をすればいいのでしょう? まずは、ボディローションやクリームで保湿をしっかりすると角質層まで水分が行き渡り、ターンオーバーが正常化しやすくなります。また、肌がゴワつく人は古い角質が残っている可能性があるので、やさしいボディスクラブなどで角質ケアをするのもいいでしょう。 そうね。あとは、38℃ぐらいのぬるま湯で半身浴をするのもオススメよ。肌の代謝を上げてくれるから、新しい肌を生成する手助けをしてくれるわ。 【CARE2】美白成分入りのスキンケアアイテムを使う メラニン色素が排出されるのを待つだけではなく、直接アプローチするのも大切。ビタミンC、ハイドロキノン、トラネキサム酸など、美白有効成分の入ったアイテムをスキンケアに取り入れてみて。 [関連記事] 肌見せに自信が欲しい♡ボディの肌くすみ原因&透明感アップ方法まとめ 【CARE3】メラニン色素に有効なビタミンCを摂る ビタミンCには、メラニン色素の生成を抑え、漂白する抗酸化作用があります。ビタミンC入りのスキンケアアイテムはもちろん、サプリや食べ物などでも積極的に摂取するようにしましょう。 【CARE4】ターンオーバーを促すフードを食べる ターンオーバーを促すビタミンを含んだものを食べるのもオススメ◎ 具体的には、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCが有効です。 ビタミン…って聞くとすごく難しそうに感じちゃいます。どんな食べ物がいいのでしょうか〜? ビタミンAは、主にほうれん草やトマト、ピーマン、にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜に含まれているわ。赤身魚や豚肉に入っているビタミンBも、代謝を促すので皮膚の健康にいいのよ。 美白効果のあるビタミンCは、ターンオーバーも促してくれます。特にキウイやアセロラ、イチゴやオレンジはビタミンCが含まれる量が多く、気軽に栄養を摂れるのでオススメです。 【CARE5】睡眠をしっかりとる 睡眠をしっかりととることも重要! 代謝が上がってターンオーバーのスピードが早くなります。人によって差がありますが、夜10時〜深夜2時までが肌のゴールデンタイムといわれており、7時間程度は寝た方がいいでしょう。 【CARE6】続けて紫外線対策を行う 紫外線を浴びると肌のターンオーバーが乱れやすくなり、またメラニン色素も生成されて日焼け跡が改善されにくくなってしまいます。秋〜冬は少しずつ紫外線の量が減りますが、変わらず降り注いではいるので、夏が終わっても紫外線対策を行うようにしましょう。 [関連記事] 夏を楽しむ日焼け対策チェックリスト! 鈴木美羽&久保乃々花に聞いてみた♡ 実は知らない日焼けのギモン☆ 日焼けダメージ・予防法編【先生教えて!①】 日焼け跡のケアは“ターンオーバー”と“メラニン色素”に重点を! なかなか消えない日焼け跡のケアには、ターンオーバーを促すことと、生成されてしまったメラニン色素を薄くすることが大切です。 もちろん日焼けをしないのが一番だけど、残ってしまった日焼け跡もしっかりケアしてあげるのが大切よ。年齢を重ねると、そのメラニン色素がシミになるから要注意ね。本日は以上! 撤収! ラジャー! ラジャー! 監修:神島輪医師東京女子医科大学卒業後、同大学の皮膚科に入局。現在は一般診療だけでなく美容診療にも携わり、水道橋ひふ科クリニックの院長として勤務。 イラスト/えのきのこ 構成・文/vivace 前の記事 次の記事 あわせて読みたい ボディケア 【検証】日焼け止めってほんとに時間経つと落ちてるの?UVカメラで見てみた! 2021.7.7 スキンケア この夏、焼きたくない人へ告ぐ♡やれば変わる日焼け対策7選 2022.7.14 スキンケア そのUVケア、実は意味なかったかも!? 皮膚科医監修! 日焼け止め塗ってる“つもり”度診断 2021.7.9 関連記事