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タトゥーには脱毛できない?その理由や代替策を解説!

タトゥーには脱毛できない?その理由や代替策を解説!

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タトゥーがおしゃれの一環としてポピュラーになるにつれて、タトゥーしていても脱毛はできるのかどうか気になる方も増えているようです。実は、タトゥーが入っている部分には一般的な脱毛ができません。

そこでこの記事では、タトゥーには脱毛できない理由や、タトゥーがあっても脱毛する方法、代替策を解説します!

タトゥーを入れている部分には脱毛できない

残念ながら、タトゥーを入れている部分には、一般的な美容脱毛や医療脱毛はできません。

脱毛は毛根の色素に反応してダメージを与えるという方法が一般的です。ところがタトゥーがあると、脱毛機の光やレーザーがタトゥーの色素に反応してしまうため、肌トラブルやタトゥーのデザインへ悪影響が出る恐れがあるのです。そのため、多くの脱毛サロンや医療機関では、タトゥーがある部分の脱毛を避けています。

アートメイクも脱毛できない

眉毛の部分などにアートメイクを施している場合も、脱毛はできません。

また、タトゥー以外の肌を脱毛する場合でも、安全確保のためにアートメイクのある箇所から一定の間隔を空ける必要があります。
例えば、眉毛にアートメイクをしている場合は、眉間は施術できないなど脱毛したい箇所が脱毛できない可能性もあります。

美容脱毛・医療脱毛がタトゥーの部分にできない理由は?

タトゥーの上から施術すると火傷のリスクがあり危険

美容脱毛や医療脱毛で使用される光やレーザーは、毛根のメラニン色素に反応して熱を発生させ、毛を除去します。しかし、タトゥーの色素もこの光やレーザーを強く吸収してしまいます。

その結果、タトゥーの部分に過度の熱が集中し、火傷や炎症、痛みなどの肌トラブルを引き起こす危険性が高まります。このリスクを避けるため、多くの脱毛サロンやクリニックではタトゥーがある部分への施術を控えています。

タトゥーのデザインが変色・変質する可能性がある

脱毛の光やレーザーがタトゥーの色素に反応すると、デザインの変色や変質が起こる可能性があります。

特に黒や濃い色のタトゥーは、光やレーザーを強く吸収するため、特に影響を受けやすいようです。脱毛の施術により色が薄くなったり、むらができたりすることで、せっかくのタトゥーの美しさが損なわれてしまう恐れがあります。

タトゥーがある部分を脱毛したい場合の選択肢

ニードル脱毛(針脱毛)

ニードル脱毛は、細い針を毛穴に挿入して電気を流すことで毛根を破壊する方法です。タトゥーの色素に影響を与えずに脱毛できるため、タトゥーがある部分でも比較的安全に施術可能です。

ただし、1本1本の毛を処理するため時間がかかり、施術に強い痛みを伴う場合があります。また、専門的な技術が必要なため、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

ブラジリアンワックス

ブラジリアンワックスは、温めた脱毛ワックスを肌に塗布し、毛を根元から引き抜く方法です。タトゥーの上からでも施術可能で、即効性があります。ただし、毛を引き抜くだけなので、効果は一時的で、定期的な施術が必要です。

また、肌へのダメージが少なからずあるので、肌が敏感な方や、傷がある場合は避けた方が良いでしょう。施術後は肌が赤くなったり、かゆみが出たりすることがあるので、アフターケアに注意が必要です。

脱毛ではなく電気シェーバーなどで自己処理をする

タトゥーがある部分の毛は、電気シェーバーで自己処理をするのが最も手軽です。肌への負担が少なく、タトゥーにも影響を与えません。

ただし、根本的な脱毛ではないため、頻繁な処理が必要になります。自己処理後は、保湿を十分に行い、電気シェーバーの刃は清潔なものを使用するなど、適切なケアを心がけましょう。

タトゥーの部分を避ければ一般的な美容脱毛・医療脱毛も可能

タトゥーがある部分を避けて脱毛することは可能です。多くの脱毛サロンや医療機関では、タトゥーの周辺部分や他の部位での脱毛を行っています。
例えば、ミュゼプラチナムでは、タトゥーがある場合でもその部分をテープなどで隠せばお手入れが可能となっています。

ただし、安全性を確保するため、タトゥーの周囲から5cmほど離れたところから脱毛を行います。眉毛などのアートメイクの場合は、該当箇所から約5mm避けてのお手入れとなります。

タトゥーを避けて脱毛する場合の対処法【ミュゼの場合】

保護テープでタトゥーを隠す

白やベージュの、テーピングやファンデーションテープ、傷を隠すテープなどで隠してご来店いただければ、お手入れが可能です。
※手が届かない背中については、隠すものをご持参いただけましたら、サロンスタッフがお手伝いさせていただきます。

安全な間隔の確保

肌の安全を考慮して、タトゥーから約5cm(アートメイクの場合は5mm)離れた箇所からのお手入れが可能です。

まだタトゥーを入れていないなら脱毛してからにしよう!

タトゥーが入っている部位にも毛は生える

タトゥーを入れる部位に脱毛などを行っていなかった場合、タトゥーを入れた後も、通常通り毛は生えてきます。タトゥーは真皮層に色素を入れるものですが、毛は毛根から生えるため、タトゥーの有無に関わらず毛の成長は続きます。

そのため、タトゥーがあってもムダ毛処理の必要性はなくなりません。むしろ、タトゥーの見栄えをよくしたい場合、周囲の毛を処理する必要性が高まる可能性もあります。

脱毛する選択肢が絞られてしまう

タトゥーを入れてしまうと、その後の脱毛方法が限られてしまいます。レーザー脱毛や光脱毛など、一般的で効果の高い脱毛方法が使えなくなる可能性が高くなります。

そのため、タトゥーを入れる予定がある場合は、先に脱毛を済ませておくことをオススメします。脱毛を完了してからタトゥーを入れれば、後々の毛処理の悩みを減らすことができ、タトゥーのデザインを最大限に楽しむことができますよ。

タトゥーがあっても脱毛はできる!

タトゥーがあっても、脱毛をあきらめる必要はありません。タトゥーの部分を避けて脱毛することで、ツルすべ肌を手に入れることは十分可能です。ただし、脱毛をはじめる際は必ず事前にタトゥーの位置や大きさを脱毛サロンやクリニックに伝え、どうすればいいか相談しましょう。
タトゥーの部分を脱毛したい場合は、ニードル脱毛などの選択肢がありますが、痛みや店舗の少なさなどが気になります。タトゥーを入れる前に脱毛しておくほうが後々悩まずに済むでしょう。

また、自己処理を選択する場合も、比較的肌にやさしい電気シェーバーを使うなどタトゥーへの影響を最小限に抑える方法がオススメです。

構成・文/ミュゼプラチナム

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