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【医師監修】マスクをしているとうぶ毛が濃くなる!? ムダ毛にまつわるウソ・ホント7選

【医師監修】マスクをしているとうぶ毛が濃くなる!? ムダ毛にまつわるウソ・ホント7選

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毎日、SNSなどで流れてくる美容情報。特に夏になると、悩ましいムダ毛ケアの話題に目が留まりますよね。でもちょっと待って! それって本当? 「◯◯すると毛が濃くなる」「◯◯を飲めば薄くなる」など、真偽不明なムダ毛にまつわるウワサや迷信を、皮膚科医の神島先生がジャッジ!

ムダ毛にまつわるウワサを皮膚科医師がジャッジ!

ウワサ1
夏は代謝が活発になり、ムダ毛が伸びるのが早い。

ジャッジ→ホント!

これは「ホント」です! 夏は全身の血液の流れが良く新陳代謝が活発になり、髪の毛や爪なども寒い冬より早く伸びます。当然、足や腕のムダ毛も例外ではありません。夏は冬よりこまめなムダ毛ケアが必要になりそうです。

 

ウワサ2
日焼けをするとムダ毛が濃くなる。

ジャッジ→ホントかも

微妙ですが「ホント!」かも? 夏に紫外線を浴びると肌が黒くなりますよね。黒くなるのは肌にある色素細胞のメラノサイトが働き、メラニン色素を生成するから。メラニンには、紫外線により肌細胞が傷つくのを守ってくれる役目があります。同じように、紫外線を浴びると体毛に色を与えるメラノサイトが活発になりメラニンを生成します。そのことから、毛が濃くなったように感じるのかもしれません。

 

ウワサ3
マスクをしていると蒸れで毛穴が開いてうぶ毛が濃くなる。

ジャッジ→ウソ!

うーん、これは「ウソ」ですね。蒸れによってうぶ毛が濃くなるということはありません。ですが、マスクによる摩擦が慢性的に起こっている場合、刺激から肌を守ろうとうぶ毛が生えたり濃くなるということは、ないことはないかも…? 感染リスクがないところでは、マスクを外して、刺激をなるべく少なくするといいですね!

 

ウワサ4
ムダ毛を抜くと濃くなる。

ジャッジ→ウソ!

これも「ウソ」。ムダ毛を抜くと毛が濃くなるという医学的根拠はないですね〜! 毛には毛周期があり、抜いた後に生えてくるのは新しく作られた毛です。毛が濃くなる心配はありませんが、自己処理で毛を抜くと、毛を作る組織である毛乳頭や肌にダメージを与えて炎症になることも。肌トラブルを起こすと色素沈着などの原因にもなるのでご注意ください。

 

ウワサ5
毛はカミソリで剃るほどに、どんどん太くなる。

ジャッジ→ウソ!

「ウソ」です。毛は毛根の方にいくにつれて太くなるので、毛を根元で剃ると断面が大きくなり、太く見えます。濃くなったように見えるだけで、実際に毛深くなることはありませんよ。ただ、濃くはなりませんが、自己処理する場合にシェービングクリームが少ない、何度も同じ場所を剃るなど、肌に負担をかけてしまうことも。肌に刺激を与えないように正しい方法で行ってくださいね!

 

ウワサ6
豆乳を飲めばムダ毛が薄くなり、肉ばかり食べれば濃くなる。

ジャッジ→ウソ&ホント

これは、「ウソ」でもあり「ホント」でもあります。私たちのホルモンバランスは、食事内容によって変わります。

 

男性ホルモンを増やす食品には、肉類や魚、卵などが。また、豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンの1つである“エストロゲン”と似た働きをする成分です。男性ホルモンは体毛を濃くし、女性ホルモンは反対に薄くすることから、これらの食品を“長く食べ続ければ”影響があるかもしれません。

 

ですが実際には、同じ食品を食べ続けることはできませんので(健康を害してしまいます)、肉や豆乳を少しの間食べ続けてもムダ毛には影響はないかも。食べるものによって、男性ホルモンや女性ホルモンが増えることはありますので、バランスの良い食事を守りながら、女性ホルモンを増やす食品を選ぶといいですね。

 

ウワサ7
イソフラボン配合のコスメを使うと、ムダ毛は薄くなる。

ジャッジ→ウソ&ホント

このウワサも「ウソ」でもあり「ホント」。前述した通り、大豆イソフラボンは体毛を薄くする女性ホルモンと似た働きをするので、抑毛効果があるのではないか? というウワサですね。

 

最近ではイソフラボン配合コスメが多く販売されています。これらのコスメに「イソフラボンによる抑毛効果がない」とは断言できません。とても長く使い続けることで一定の効果があるかもしれませんが、残念ながら即効性はありません

 

肌の保湿や美肌への効果は期待できるので、美肌づくりのスキンケアとして使用してくださいね。

まとめ

さまざまなムダ毛にまつわるウワサ、意外な回答もあったのでは? 間違った情報に惑わされずに、正しい知識でムダ毛をしっかりケアして、つるスベ肌を手に入れちゃおう!

監修:神島輪医師
監修:神島輪医師

東京女子医科大学卒業後、同大学の皮膚科に入局。現在は一般診療だけでなく美容診療にも携わり、水道橋ひふ科クリニックの院長として勤務。

イラスト/黒猫まな子
構成・文/vivace

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