ライフスタイル 【女医監修】イライラや肌荒れなど生理の悩みを解決! 知っておきたいPMSのこと Created date 2021.8.21 Up date 2021.9.1 むくみケア 生活習慣 生理 肌ダメージ 肌荒れ 食生活 イライラや止まらない食欲、頭痛や肌荒れなど、さまざまなトラブルが出る人も多い「生理」にまつわる悩み。でももっと身体のことを知ると、その悩みが解消できるかも? 知っているようで実は意外と知らない生理やPMS(月経前症候群)のことを、医師の石原新菜先生に聞きました! 目次 監修:石原新菜(いしはら にいな)医師イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師。漢方医学や自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察のほか、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、講演・テレビ・ラジオ・執筆活動と幅広く活躍中。 PMS、あなたは大丈夫? PMSって何? PMS(月経前症候群)とは、生理前の3〜10日間に現れる、心や身体の不調のこと。生理が始まるまでさまざまな症状に悩まされても、生理が始まると嘘のように症状が消えることも特徴です。200以上の症状があると言われていますが、代表的な症状をピックアップしました。まずはこのチェックリストで確認を! PMSチェックリスト□ イライラが止まらない □ 情緒不安定になる □ 気分の落ち込みがひどい □ 何もしたくなくなる □ 頭痛がする □ だるさや疲れを感じる □ めまいや動悸がする □ 体重が増加する □ 肌荒れ・ニキビができる □ 不眠や眠気がひどい このチェックリストで3つ以上当てはまる人は要注意! 婦人科を受診することをオススメします。こういった症状がPMSによるものだと自覚していない人も多いので、今一度、辛い不調がないか確認しましょう。2つ以内の人も年に1回は婦人科検診を受けましょうね。 石原先生が生理・PMSのお悩みを解決! 月経のある日本女性の実に70〜80%に現れるPMSですが、その中でも5%の人が日常生活を送る中で困ってしまうような辛い症状を抱えていると言われています。PMSは治療によって軽減されることも多いので、我慢しないで医師に相談してね! 【お悩み 1】 イライラがひどく自分でも感情がコントロールできなくて困っちゃいます…。 PMSは排卵後から月経前に分泌されるホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が影響していると言われています。その影響で、イライラしたり落ち込んだり気持ちが不安定になることも。こういった精神的な不調が出る人は生真面目な人が多く、ストレスを溜め込んでいる人も多いようです。 【お悩み解決アドバイス】 ランニングなどで身体を動かす、アロマや入浴で気分をリラックスするなど、自分に合った気分転換方法を試してみて! それでも改善されない時は、医師に相談したうえで、プロゲステロンの分泌を抑える効果がある低用量ピルでの治療も有効ですよ! 【お悩み 2】 人と比べたことはないのですが、経血量が多いように感じます。どのくらいの量だと心配ですか? 経血量は個人差があるので一概には言えませんが、多い日用のナプキンを1時間程度で替えなくてはならない、生理4日目5日目になっても経血量が減らない場合は多い量と言えるかも。 月経量が多いと貧血になりやすく、息切れや動悸、立ちくらみの症状が出ることも。また冷え性や疲れやすくなったりもしますので注意が必要です。 【お悩み解決アドバイス】 月経量が多すぎる場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れていることもあるので婦人科の医師に一度相談してみては? 【お悩み 3】 生理前のむくみがひどく、しんどいです…。むくみを解消する方法を教えてください! 月経前の期間は赤ちゃんが無事に育つように、身体に水分や栄養を溜め込むようホルモンが働いています。そのため身体がむくみやすかったり太りやすかったりするんですね。多くは生理になると解消されますが、むくみが辛い場合は、ゆっくりと湯船に浸かったり、水分を排出する働きのある食べ物や飲み物を。 【お悩み解決アドバイス】 食べ物では、きゅうりやスイカ、バナナなどに水分を排出する効果があります。また果物や生野菜での身体の冷えが気になる人は、おろししょうがや絞り汁を入れた「しょうが紅茶」や、小豆の茹で汁の「小豆汁」もオススメですよ! まとめ PMSの症状は人によってさまざまです。毎月現れる症状で思い当たることがあれば、一人で悩まずに婦人科の医師に相談を。また、体質改善をすることでPMSの症状軽減も期待できるので、軽い運動をする、身体を冷やさないようにするなど普段の生活に取り入れてみてね! イラスト/あべさん 構成・文/本間香奈、vivace 前の記事 次の記事 あわせて読みたい 脱毛 20代女子のアンダーヘア事情に変化アリ!? 2021年最新のVIO脱毛実態調査! 2021.4.21 脱毛 Tシャツからチラッと見えるワキ、大丈夫? 黒ずみ、毛穴、埋もれ毛…ワキの肌ケアSOS! 2021.6.15 スキンケア 「それ、お肌泣いてます…」思わずやってしまう毎日のNG習慣 2021.4.21 関連記事 スキンケア そのUVケア、実は意味なかったかも!? 皮膚科医監修! 日焼け止め塗ってる“つもり”度診断 2021.7.9 スキンケア 韓コスマニアがオススメする韓国スキンケアアイテム6選 【Part3】 2021.10.24 スキンケア ボコッとできた思春期ニキビ。医師が教えるレスキューケア 2022.3.21