スキンケア ニキビになっちゃいそうな“ムズムズ肌”のケア方法Q&A Created date 2021.6.25 Up date 2022.8.4 インナーケア ニキビ マスク生活 リカバリーケア 洗顔 素肌 肌ダメージ 肌荒れ ニキビができちゃいそうな“ムズムズ肌”の時、メイクもスキンケアもなんだかやりづらい! しっかりケアしたほうがいいのか、いじらず放っておいていいのか…。どうケアしたらニキビを防ぐことができるの? そんなニキビケアに関する疑問を、皮膚科医の神島先生に聞きました! 目次 教えて先生! ニキビ予防のケア方法Q&A Q1 そもそもニキビになる原因って? ニキビの原因には主に「皮脂の過剰分泌」「毛穴のつまり」「アクネ菌の増殖」が挙げられます。 ターンオーバーがうまくいかない肌に皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の出口がつまり、皮脂が外に出られなくなります。肌にもともといるアクネ菌がつまった皮脂をエサにして増殖し、炎症を起こす物質を出して肌にニキビできる、というわけ。 また睡眠不足やストレス、偏った食事、ホルモンバランスの乱れなどでもニキビができやすくなるから普段の生活習慣が大事! Q2 ニキビにはどんな種類があるの? 主に「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」があります。 「白ニキビ」は、ニキビの初期段階で毛穴に皮脂がつまった状態。炎症を起こす前なので痛みはなく、この状態のニキビ(コメド)をきちんとケアすることで、赤くなったり膿んだりするニキビを防ぎやすくなります。 白ニキビを放っておくと「黒ニキビ」に。毛穴がつまったコメドが空気に触れて酸化し、黒くなります。黒ニキビもまだ炎症が起きていない状態。 「赤ニキビ」は、白ニキビや黒ニキビが進行してアクネ菌が増殖し、炎症を起こしている状態です。触ると痛みがあることも。 「黄ニキビ」は、赤ニキビの炎症が進み、膿が出ている状態です。ニキビやニキビの周りが赤く腫れ、中心に白や黄色の膿が溜まっています。皮膚が薄くなり潰れやすいですが、潰すと跡が残ることもあるので触らないようにしましょう。 ニキビは炎症を起こす前にきちんとケアして予防を! Q3 ニキビができそうな“ムズムズ肌”の時、ニキビを防ぐケアは? まずは正しい洗顔を。洗顔料をよく泡立て、泡をクッションにしてゴシゴシしないようにやさしく撫でるように洗いましょう。 ベタつきやニキビが気になって何度も洗顔する、きちんと泡立てずにゴシゴシと洗う・拭く、洗顔料の流し残しなどで肌に負担をかけると、逆にニキビができやすくなることもあるので注意を。 Q4 “ムズムズ肌”の時、ベタベタするのがイヤだから化粧水だけにしちゃいます。やっぱダメ? ニキビができそうな感じがする時、バリア機能が低下してニキビが起きやすくなっている可能性が。肌のバリア機能の低下を防ぐには、肌のうるおいを保つことが重要。 ベタベタするのがイヤな場合、さらっとしたつけ心地で低刺激な、アクネ用乳液やクリームがオススメ。 ▼編集部オススメのアクネ用乳液薬用アクネケア ミルク(販売名:ミノンアミノモイストBM 【医薬部外品】)100g 2,200円(編集部調べ)/第一三共ヘルスケアカサつき・テカリ、どちらも気になるアンバランスな肌にすっとなじみ、うるおいを蓄え整える薬用保湿乳液。ベタつかず、さらっとした使い心地。 Q5 ニキビができちゃった時のケアはどうしたらいいの? ニキビ肌のケアで気を付けることは、肌の負担になる刺激を避けること、そして大事なのが保湿。ニキビ肌は、バリア機能が低下して刺激に弱くなっている場合が多いので、肌にやさしい低刺激なコスメを選んで。 ケアの順番は、化粧水でしっかり水分を補い、市販のニキビ治療薬を塗布。その後に乳液、うるおいが足りなければクリームを。 Q6 乾燥肌だからニキビ用のさっぱりタイプのスキンケアは使えない。何を選べばいい? ニキビだからといってさっぱりタイプを選ぶ必要はありません。むしろニキビ肌には肌を清潔にすることと保湿ケアが大切。 普段のケアで使っているもので刺激を感じなければそのまま使ってもOK。刺激が気になるようなら、アクネケアのローションやミルクに、低刺激で乾燥肌・敏感肌にも使えるクリームなどの保湿アイテムをプラスして。 ▼編集部オススメの低刺激保湿アイテム スンジョン バーム 40mL 2,035円/エチュード肌荒れをケアするマデカッソシド・パンテノールを配合し、お肌を集中的にケアする話題の「シカ」アイテム。べたつかず、さらりとした付け心地のジェルタイプ。敏感肌・乾燥肌にオススメ。 Q7 ニキビできた時に何を食べれば早く治るの? 甘いものはOK? ニキビができた時は、ビタミンA、B、Cは積極的に摂るようにしましょう。 ・ビタミンA 過剰な皮脂を抑えてターンオーバーを整える。レバーやうなぎなどに含まれる。 ・ビタミンB2 皮脂の分泌をコントロールする。卵、納豆、乳製品などに含まれる。 ・ビタミンB6 皮膚炎予防の働き。カツオ、マグロなどの魚類、肉などに含まれる。 ・ビタミンC 抗酸化作用があり、肌荒れを防ぐ働き。柑橘類やイチゴなどに含まれる。 食事のみで摂るのが大変ならサプリの活用もオススメ。また、甘いものはニキビにはあまりよくないけれど取りすぎに注意して少量なら楽しんでもOK! まとめ ニキビケアの要は、なんといっても保湿。“ムズムズ肌”の時は、肌のバリア機能が低下している場合が多いので、低刺激なコスメでしっかりとうるおいを保って、ニキビを未然に防ぐことが大事です! 20代からのニキビは、皮脂の過剰な分泌だけが要因ではなく、さまざまな生活習慣も関係するので、睡眠や食事のバランス、ストレスを溜めないことにも気をつけて! 監修:神島輪医師東京女子医科大学卒業後、同大学の皮膚科に入局。現在は一般診療だけでなく美容診療にも携わり、水道橋ひふ科クリニックの院長として勤務。 <お問い合わせ> エチュード ミノン アミノモイスト(第一三共ヘルスケア) 0120-337-336 イラスト/町田李句 構成・文/vivace 前の記事 次の記事 あわせて読みたい スキンケア ニキビ潰し常習犯も必見! 潰しちゃった後のリカバリーケアって?【お肌レスキュー隊】 2021.4.21 メイク ニキビよ、今日だけは隠させて! 肌にやさしいニキビに使えるコンシーラー5選 2021.5.21 スキンケア ちゅるん肌のカギは洗顔だった! 正しい洗顔基本の“キ”♡ 2021.6.19 関連記事 スキンケア また来た! 生理前の肌トラブルを悪化させないスキンケアって? 2021.4.21 スキンケア ニキビ肌向け日焼け止め5選♡UVケア効果や落ちやすさを徹底検証! 2023.3.29 スキンケア 鼻の詰まり毛穴は“やさしくケア”が正解◎ スキンケアマニア愛用の角栓ケアアイテムを大調査! 2022.12.20