春・秋・冬も紫外線対策しないとヤバい!?年間の紫外線量の推移&季節別オススメUV対策をチェック
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日差しが強い夏はしっかり日焼け止めを塗るけど、春・秋・冬はそこまで対策しなくても大丈夫でしょ?
な〜んて思ってるそこのあなた、その考えは甘いですよ! 紫外線は1年中降り注いでいるし、特に、春から強くなるので要注意。
年間の紫外線量の推移や春に紫外線量が多い理由、季節別にオススメのUV対策もご紹介するので、ぜひチェックしてみて♩
目次
みんないつから紫外線対策はじめてる?
まずは、みんなが1年のうちどれくらい紫外線対策をしているか、ミュゼ会員にリサーチ!
出典:調査概要[対象:ミュゼ会員女性/期間:2023年12月1日~12月27日/有効調査人数:119人/手法:インターネット調査/調査元:ミュゼプラチナム]
紫外線対策を始めるタイミングについて聞いてみたところ、ほとんどの人が1年中紫外線対策をしているという結果に。また、1年中でなくても、2〜3月、4〜5月など早めの時期にUV対策を始めている人も多いことがわかったよ。
脱毛期間中は日焼けすると肌荒れに繋がりやすかったり、脱毛のお手入れが受けられなくなったりするということもあり、紫外線対策の意識が高い人が多い傾向にあるのかも。近年、美白ケアやシミ対策などの美容トレンドが話題を集めているなかで、日焼けや紫外線に対する意識が高まってきているということもあるよね!
ただ、20%もの人が、夏がはじまってからの対策、または対策をしていないと答えているんです!
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夏だけじゃない! 年間の紫外線量の推移を知ろう
実際、1年間の紫外線量にはどれくらい変化があるの? UV-A・UV-Bデータから、チェックしてみよう。
UV-A・UV-Bって?
- UV-A(紫外線A波)
シワ・たるみの原因に。
波長が長く、肌の奥まで到達してコラーゲンを変性させるため、長期間でじわじわとダメージが蓄積される。
皮膚細胞の自然治癒能力低下や、肌老化の原因となる活性酸素の増加をもたらす。
また、雲や窓ガラスなどを通過してしまうという厄介な特性も。
- UV-B(紫外線B波)
肌が赤くなる炎症、黒い日焼け、シミ・そばかすの原因に。
浸透力は弱いが、エネルギーが強く、肌表面の赤みや炎症をもたらす。
肌表面を刺激するため、メラニンの過剰分泌を促してしまう。
雲や窓ガラスで通過を妨げられやすいが、ゼロにはならないので油断は禁物。
出典:国立環境研究所 地球環境研究センター 2017年 つくば局UV-A・UV-B観測データ
水色のグラフがUV-A、ピンク色がUV-Bを示しているよ。
UV-A、UV-Bはともに6〜7月あたりがピークで、10〜2月はどちらも低め。ただ、春は3月から数値が上がりはじめ、4月、5月、9月は夏との差があまりなく、数値が高くなっているのがわかります。
また、UV-AはUV-Bに比べ、1年を通して数値の差があまりないのも気になるところ。特に、4月から夏にかけてはほとんど変わらず、高めの数値をキープ! UV-Aは雲や窓も通過するから、油断していると気づかないうちに肌の奥にダメージが蓄積しているかも!?
出典:国立環境研究所 地球環境研究センター 2017年4月 つくば局UV-A・UV-B観測データ
4月の紫外線データはこちら。雨や曇りの天気などで低い数値が出ている日もちらほら。
ただ、年間データにおいて最大値である7月のUV-A値、UV-B値に近い数値や、それを超える数値の日が多めなんです!
出典:国立環境研究所 地球環境研究センター 2017年5月 つくば局UV-A・UV-B観測データ
5月になると、より高い数値が続くように。UV-Aの数値が高いのはもちろん、4月と比較すると、UV-Bも高めの日が多くなってきているのがわかるね。
まだ春だといっても、紫外線量は全然油断できない状況なんです!
春(4月頃)から紫外線が強くなるのはどうして?
紫外線は、太陽から地上に到達するまでに通る大気の長さによって量が変化するよ。
オゾンや空気中の分子が紫外線を妨げてくれるから、通過する大気の距離が長いほど、紫外線量は減少するという仕組み。図のように、太陽が高い位置にあると、地上までの距離が短くなるから、紫外線量は多くなり、低い位置から照らされ大気を通る距離が長くなるほうが紫外線量は少なくなるんです!
そのため、冬から夏へ、太陽高度が高くなっていくにつれて紫外線量も増加し、春も冬に比べて紫外線が強くなってくるよ。
参考:気象庁ホームページ「太陽高度と紫外線」(https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-71uvindex_mini.html)
紫外線量だけじゃない! 春からの日焼け対策が大切な理由
ピクニックにお花見…。アウトドアの機会が増加!
春、暖かくなると、お花見やピクニックなどレジャーの機会も増えるはず。また、服装も冬に比べると薄着になってきて、肌の露出も増えてくるよね。
紫外線が強くなってくる季節に、レジャーや薄着ファッションが加わると、より日焼けしやすくなっちゃう!
UV対策の意識も夏に比べるとゆるくなっていて、うっかり日焼けしちゃった! なんてケースも考えられそう。季節による環境変化に合わせて、しっかり日焼け対策をするようにしよう。
冬〜春の肌ダメージで肌バリアが低下している可能性も!
秋〜冬にかけて、冷たく乾燥した空気に肌がさらされると、乾燥によって肌のバリア機能が低下し、かゆみや赤み、肌荒れなどさまざまなトラブルが起こりがち。
また、春は花粉などの影響もあって、肌が炎症を起こしたり、ゆらぎやすくなっているよ。
ダメージを受けて肌のバリア機能が低下していると、春から強めの紫外線が当たったとき、より影響を受けやすくなっちゃうかも!?
秋〜春にかけて、しっかりスキンケアを行うのはもちろん、紫外線対策でも肌をいたわってあげて!
1年を通して紫外線量に合わせて適切に日焼け対策をしよう
うっかり日焼けや肌へのダメージを少なくするためにも、1年を通して季節に合った紫外線対策をするのがとっても重要。
紫外線量が増える春〜夏、比較的ゆるやかになってくる秋〜冬の季節別で、オススメの日焼け対策方法をご提案します!
春から徹底防御が正解! 4月頃からやるべき紫外線対策
1.日焼け止めはSPF・PA値をチェック! こまめな塗り直しも大切
日焼け止めは、シーンや紫外線の強さに合わせた効果のものを選んで。PAはUV-A(紫外線A波)、SPFはUV-B(紫外線B波)をカットしているよ。
- SPF
UV-B(紫外線B波)に対する日焼け止め効果の持続時間を表す。
SPF1=約20分の日焼け止め効果があるといわれている。
- PA
UV-A(紫外線A波)に対する日焼け止め効果の強度を示す数値。
商品には「+」の数で段階が表されている。
肌の露出が増えがちな暖かい日や、1日お出かけする日などは、SPF50+、PA++++などでしっかり紫外線対策をしよう。特に、4月から高数値をキープしていたUV-Aに対策するため、PAはいつも高めなものを選ぶのもGOOD。
また、日焼け止めは1度塗るだけではダメ! 効果が続く時間には限りがあるのはもちろん、汗や水、摩擦などで落ちてしまうから、2〜3時間おきなど、こまめに塗り直しをしよう。
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2.ベースメイクのコスメはUV対策できるものを選んで!
紫外線が強いときは、日焼け止めだけを塗るのではなく、ベースメイクも紫外線対策ができるものを選んで、重ね塗りするのがオススメ。最近では多くの下地やファンデーション、フェイスパウダーにUV効果があるので、春からは特に気にして選んで。
メイクをした上から日焼け止めを塗り直すとメイクが崩れちゃう…! なんてときにも、日焼け止め効果のあるベースメイクコスメなら、日焼け対策をしながら仕上がりバッチリなメイクをキープできちゃう♩
ただ、覚えておきたいのは、重ねづけすればその分UV効果も加算されていくわけではないということ!
日焼け止めは加算方式ではなく、使用しているアイテムのマックス値の効果が限界。ただ、重ね塗りをしておくことでムラをなくしたり、落ちにくくなることが期待できるよ。
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3.曇り&雨の日も忘れず日焼け対策を
「曇りの日で太陽は見えないから日焼けしない♩」なんて考えは改めて! UV-Aは雲も通過して私たちの肌に到達するという特徴があるんです!
また、雲の間から太陽が出ているような天気のときにはより注意が必要。紫外線に雲からの散乱光が加わり、快晴の日よりも紫外線が強くなることもあるから、曇りの日も気を抜かずに日焼け止めを塗るべし。
参考:気象庁ホームページ「よくある質問:オゾン・紫外線について」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq21.html)
4.日差しが強いときは日傘やUVカットウェアなどのグッズも活用
日差しが強い、快晴など、紫外線が強くなりそうなときは、日焼け止めやUVコスメに加えてUVカットグッズの併用も考えてみて。日傘、帽子、サングラス、UVカットパーカー、アームカバーなどで、紫外線を徹底ブロック!
ちなみに、UVカット機能がある洋服のタグを見てみると、「UPF(紫外線保護指数)」という表記が。その衣服がどれくらい紫外線を防御してくれるのかを表す数値で、目安はこちら!
15-24…紫外線を80%以上カット
25-39…90%以上カット
40-50+…95%以上カット
レジャーシーンや長時間のお出かけなど、シーンに合わせて追加してみて!
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秋冬も油断大敵! 10月頃からやるべき紫外線対策
1. 肌にやさしい日焼け止めでスキンケアしながら対策を
秋〜冬は、夏に比べると紫外線は弱めだけど、乾燥した空気による肌ダメージが気になるところ。乾燥と紫外線のWダメージに対策するためにも、しっかりケアしておきたいよね。
UVミルクや日焼け止め効果のある乳液などで、日中の乾燥をケアしつつ紫外線対策をしてみよう。最近では、保湿成分などを配合していて、スキンケア感覚・美容液感覚で使えるUVケアアイテムも増えてきているので、メイクの前に投入して、肌をいたわりながら紫外線対策を。
2. キャップなどのつば付き帽子で日よけ!
日焼け止めにプラスして、キャップなどのつば付き帽子などでファッションを楽しみながら紫外線対策をするのもGOOD。
帽子をかぶることで、頭皮や髪の日焼けを防げ、つば付きの帽子なら顔まわりの日よけにも! ボディの露出が少なくても、顔まわりの紫外線対策は重要な秋〜冬に◎
3. 部屋の中でもしっかり日焼け止めを! UV-Aはガラスも通り抜けるよ
家や屋内などで1日過ごすとき、「外じゃないから日焼け止めは塗らなくても大丈夫!」なんて思ってない? UV-Aは雲だけでなく、窓ガラスなども通過する恐ろしい特徴があるんです…!
家やオフィスで過ごしているときにも、窓際など日差しが入る空間で過ごす場合は、日焼け止めを塗って対策を。また、日当たりが強い場所で長時間過ごすのをできるだけ避けるようにするなど、工夫をしてみて。
4. 夏のダメージを秋冬のうちにケアしてリカバリーを
紫外線が比較的ゆるやかな秋冬は、夏までの紫外線ダメージのリカバリーケアをするチャンスタイム! 次の春、透明感のある明るい肌でいるためにも、秋冬のうちにケアをしておくのがオススメ。
秋冬オススメの紫外線ダメージケア
まずは保湿で肌の土台を整え健康的な状態に
ビタミンC配合のスキンケアアイテムを投入
トラネキサム酸、ハイドロキノン、プラセンタなどの美白有効成分もGOOD
角質ケアアイテムなどを取り入れて、肌のターンオーバーを整える
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCが豊富な食材やサプリで内側からケア
基本の保湿をしっかり行うだけでなく、肌のターンオーバーを促し整えるような成分・アイテムを使って、紫外線ダメージを受けた肌をいたわって。
また、スキンケアだけでなく、睡眠をしっかり取る、正しい生活リズムに切り替えるなどで、身体を健康な状態にしておくことも重要です!
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1年の日焼け対策にオススメなミュゼコスメをご紹介!
春〜夏の本格紫外線対策にオススメ!「ミュゼコスメ UVブロック プロ」
紫外線対策と美肌ケアが1本でできる美容液タイプの日焼け止め
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SPF50+・PA++++で、しっかりUVケアしながら、美容成分で美肌ケアもできちゃう日焼け止め。
パラベンや合成着色料など、7つのフリー処方で、脱毛後の敏感な肌にも使えるよ!
秋〜冬は紫外線対策をしながら肌をやさしくいたわって「ミュゼコスメ UVブロック」
紫外線対策と美肌ケアが1本でできる美容液タイプの日焼け止め
UVブロック SPF30 PA+++ 80g
3,300円
みずみずしく軽いテクスチャーで、UVケアをしながら美肌を叶える美容液タイプの日焼け止め。脱毛期間中のデリケートな肌との相性も良く、敏感肌の方にもオススメです。
保湿&美白※ケアで明るい肌へ導く
※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
角質層に水分をしっかり届ける、濃厚な美白※1保湿化粧水
ホワイトローション【医薬部外品】 150mL
3,740円
とろみのある質感でしっかり肌をカバーし、高い浸透力で肌の内側(角質層)まで浸みわたります。
良質な水分がうるおいを与え、みずみずしい肌へ導きます。
ニキビ予防成分※2配合で、脂性肌の人にも。
※1.メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐこと。※2.グリチルリチン酸ジカリウム
皮脂のバランスを整え肌をふっくら保湿する美白※乳液
ホワイトミルク【医薬部外品】117mL
3,740円
さらっとした質感で伸びがよく、うるおいのヴェールでやさしく包み込み、透き通るような明るい肌へ導きます。
※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐこと。
マイルドな角質ケアで、肌のターンオーバーをサポート
生まれ変わったようなつるん肌に♡ つけるだけでOKな角質ケア美容液
ミュゼコスメ クリアピールセラム 50g
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古い角質を柔らかくすることで、肌の正常なターンオーバーを促してくれる♩
いつものスキンケアに一本プラスするだけで、簡単角質ケアできちゃうよ。
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プラセンタを取り入れるのも◎
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紫外線対策は1年中するべし! 季節ごとの特徴に合わせて上手なケアを♩
春〜冬も紫外線はずっと降り注いでいるので、1年を通してしっかり対策するのがとっても大事。特に夏に比べて意識が薄くなりがちな春は、紫外線が意外と強くうっかり日焼けの可能性大! 油断せずに本格ケアをはじめてね。
また、紫外線がゆるやかな秋〜冬も、真夏の半分くらいの量はしっかり降り注いているよ。適切に紫外線対策をすることはもちろん、夏の紫外線ダメージをリカバリーするケアも続けると◎
春夏秋冬、それぞれの紫外線量、特徴に合わせた対策方法を実践して、いつでも透き通ったちゅるん美肌をキープしていこう!
イラスト/もしも ししも
構成・文/vivace