デリケートゾーンのケア方法とは?適切にケアして快適に過ごそう
デリケートゾーンは身体の中でも繊細な部位であり、少しの刺激が肌トラブルに繋がります。アンダーヘアのムダ毛処理だけでなく、普段身体を洗うときにも注意が必要です。適切なケア方法を押さえておけば、安心して過ごせるようになります。
そこでこのページでは、デリケートゾーンのケア方法についてご紹介します。ケアにおすすめのアイテムも3つのジャンルに分けて取り上げているので、デリケートゾーンのニオイやかゆみなどの不快感にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
デリケートゾーンのケアは注意が必要
デリケートゾーンは名前の通り、身体の中でも「デリケート」な部位であるため、肌トラブルが起こりやすいです。清潔でキレイに保つためには、適切にケアしなければなりません。
ここからは、デリケートゾーンのケアに注意が必要な理由を解説します。
他の部位よりも刺激に弱い
デリケートゾーンは他の身体の部位と比較すると、「皮膚が薄い」「乾燥しやすい」「刺激に弱い」場所です。また、顔や身体はpH値が比較的中性(pH4.5~6前後)であるのに対して、デリケートゾーンはやや弱酸性のpH値(pH4前後)になっています。そのため、一般的なボディソープなどでケアをすると刺激で肌荒れになる可能性があります。
また、下着などを身につけている時間が長いため、摩擦による刺激も避けられません。アンダーヘアが長く伸びていると蒸れやすくなるため、かゆみも起きやすいです。
不衛生になりやすい
デリケートゾーンは他の身体の部位よりも複雑な形状をしており、アンダーヘアもあるため排泄物・汗・皮脂・経血などさまざまなものが溜まりやすいです。例えば、アンダーヘアが伸びているとしっかりと拭いたつもりでも、排泄物などが付着しやすくなります。
デリケートゾーンは刺激に弱いため、不衛生になることでかゆみなどが発生しやすいです。また、細菌による感染症や炎症などにも注意しなければなりません。
デリケートゾーンのケア方法とは?
前述の通り、デリケートゾーンは正しい方法でケアする必要があります。キレイにしているつもりでも、実は肌に大きな負担がかかっていることも少なくありません。
ここからは、デリケートゾーンの適切なケア方法をご紹介します。
専用ソープで優しく洗う
デリケートゾーンを洗うときは、専用のソープを使うことをおすすめします。デリケートゾーンは弱酸性であるため、アルカリ性である一般的なボディソープを使うと肌に負担がかかってしまいます。
デリケートゾーンは老廃物などの汚れが溜まりやすい場所であるため、しっかりと洗わなければなりません。しかし、ゴシゴシ洗ってしまうと肌が荒れてしまう原因になるため注意してください。
しっかり保湿することも大切
デリケートゾーンは他の部位よりも乾燥しやすいため、しっかりと保湿することが大切です。乾燥すると肌を守るためのバリア機能が低下してしまうため、少しの刺激でも肌トラブルが起きやすくなります。お風呂後は潤いを保つ皮脂が流れており乾燥しやすいため、丁寧に保湿してください。
また、下着などによる摩擦で刺激が加わり続けると、黒ずみになりやすいです。そこで肌を保湿して潤いを保つことで、肌のコンディションを正常に保てるようになり、黒ずみも含め肌トラブルを防ぎやすくなります。
ケアしている人は全体の52%
■調査期間:2021年12月17日(金)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:100人
■調査対象:全国20代~50代の女性
女性100人に調査を行ったところ、デリケートゾーンに悩みを抱えている方は全体の80%で、実際にケアしている方は52%でした。ケアしていない方の回答には「何をすれば良いか分からない」「やり過ぎると肌荒れしてしまう」という意見が目立ちます。
ケアしている方の中で最も多いケア方法は「専用ソープ」、次が「脱毛」でした。できるだけ肌に優しい方法で痒みや蒸れを抑えたい、という意見が多いです。
日頃のケアとしてなにか取り入れようと考えている方は、まずは専用のソープを試してみてはいかがでしょうか。専用のソープを含め、おすすめのケア用品をこの後ご紹介しますが、さまざまな商品が販売されているのできっと好みのものがみつかるはずです。
ニオイや蒸れ、痒みのほか、自己処理による肌トラブルにお悩みの方は、脱毛も視野に入れるとよいかもしれません。脱毛のメリットについても後述しますので、ぜひチェックしてみてください。
間違ったケアはトラブルのもと
デリケートゾーンをケアするとき、誤った方法で行うと逆にトラブルを引き起こす可能性があります。そこで、デリケートゾーンのケアにおいておすすめしない方法をお伝えします。
ボディーソープや石鹸で洗う
デリケートゾーンを洗うとき、よかれと思ってボディーソープや石鹸を使っている方もいるかもしれません。しかし、デリケートゾーンは繊細なため、普通のボディソープや石鹸では洗浄力が強すぎて肌に負担がかかってしまいます。
では一体どうすればいいのかというと、デリケートゾーン専用のタイプを選ぶなど、肌に刺激の少ないソープをしっかり泡立て、優しく洗うことが大切です。
トイレットペーパーなどで強くこする
お風呂でデリケートゾーンを洗うときや、お手洗いでの排泄時など、汚れを落とすためについ強くこすってしまう方もいるかもしれません。しかし、繊細なデリケートゾーンに強い摩擦を与えると、色素沈着や黒ずみの原因になってしまいます。
そのため、なるべく摩擦が起こらないように優しく洗ったり、拭いたりするようにしましょう。
カミソリで毛を剃る
アンダーヘアを自己処理している方のなかには、カミソリを使って剃るという方もいるのではないでしょうか。しかし、カミソリは刃が直接皮膚に当たりやすいため、皮膚の表面を削ってしまい、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、デリケートゾーンのムダ毛をお手入れするときは、肌への刺激が比較的少ない電気シェーバーを使うか、サロンなどで脱毛するのがおすすめです。
デリケートゾーン専用ソープのおすすめ
前の見出しでも触れたように、デリケートゾーンを洗うときには、デリケートゾーン専用ソープを使うことをおすすめします。どのような商品があるのか、具体例を挙げていきます。
アンティーム フェミニンウォッシュ
日本人女性の肌質に合うように開発された商品。デリケートゾーンの潤いや常在菌をそこなわず、かゆみやニオイのもとをすっきりと優しく洗い上げる弱酸性ソープです。
トウキ根エキス・ドクダミエキス・シャクヤク根エキスなど、保湿や肌環境のケアをサポートする和漢植物エキスが配合されており、敏感で繊細な部位の皮膚を健康的な状態に導いてくれます。
ワフィト インティメイト ウォッシュ
デリケートゾーンは顔や身体の他の部位とはpH値が違っていることに着目し、専用に作られた弱酸性のジェルソープです。
フィトテラピー(植物療法)や本草学(薬用植物などの薬物学)の視点から、東三河で農薬を使わずに育てられた桑・菊・ゴツコラなどの植物成分を配合しています。
さらに、ゼラニウムやラベンダーなどがブレンドされており、心地よくリラックスしやすい香りです。マイルドな泡立ちで肌に優しく、デリケートゾーンに溜まりやすい汚れをなめらかに落としつつ潤いを与えてくれます。
ミュゼコスメ デリケートボディソープ(ノーマルスキン)
女性のデリケートな肌に合わせて作られた、ミュゼプラチナム独自の練りタイプの生石鹸です。もっちりと弾むような濃密泡がニオイや汚れにアプローチします。
チャ葉エキス・ダイズ種子エキス・アセロラエキスなど24種類もの和漢西洋ハーブを配合しており、デリケートゾーンを優しくケア。さらに、パラベン・シリコン・石油系界面活性剤などの刺激になりやすい7種類の成分は無添加なので、気になる方も安心です。
こちらはノーマルスキン向けですが、乾燥肌や敏感肌向けのドライスキンタイプもあります。
保湿アイテムのおすすめ
つづいては、デリケートゾーンの保湿ケアに使用できるおすすめアイテムをご紹介します。
アンティーム ホワイトクリーム
デリケートゾーンだけでなく、脇やバストトップなどの黒ずみが気になる場合にも使える保湿クリームです。温めた手のひらに適量を取り、優しく塗りこんで使用します。
日本人女性の身体に合わせて配合された、コメヌカエキスやドクダミエキスなどの保湿成分、トウキ根エキスやカンゾウ根エキスなどの和漢植物エキスが、肌に潤いを与えながら健やかな状態に整えてくれます。
YES インティメイト・ウォーターローション WB
イギリスの病院や薬局でも取り扱われている人気のローション。厳しい基準を持つといわれるイギリスの「SOIL ASSOCIATION」というオーガニック認証を受けており、アロエベラエキス・グアーガム・アマ種子エキスなど、成分の96%がオーガニックです。
サラサラとしたテクスチャーが肌に優しくなじんで、乾燥から守ってくれます。食品グレードの成分を配合しているため、デリケートな肌に安心して使える点も嬉しいポイントです。
ミュゼコスメ ホワイトエッセンスforデリケートスキン
ミュゼプラチナムのお手入れでも使われている、デリケートな肌専用の美白美容液です。
デリケートゾーンはアンダーヘアの自己処理や下着の締め付けなどによってくすみがち。2種類の美白有効成分がくすみの発生した肌にアプローチし、透明感のある肌へと導いてくれます。
アーティチョークやメマツヨイグサなどの植物成分もたっぷり配合されており、気になる部分を優しくケアします。
外出時にも手軽に使えるケアアイテム
生理中やおりものが多いときなど、外出先でも不意にデリケートゾーンの不快感を覚えることはありませんか。そこで、お出かけ時や仕事中でも手軽にケアできるおすすめアイテムを取り上げます。
ピーチジョン デリケートデオスプレー
生理中、デリケートゾーンのニオイや違和感などが気になったときに、直接スプレーして拭き取るだけのお手軽アイテムです。マルメロ果実エキスやシャクヤク根エキスなどの保湿成分が乾燥を防ぎ、デリケートゾーンをリフレッシュさせてくれます。
ダマスクローズの上品な香りと相まって、不快感をすっきり除去。合成着色料・シリコン・パラベンなどが無添加、かつオーガニックで、安全性にも配慮した商品です。
ミュゼコスメ エチケットシート
デリケートゾーンの不快感や汚れが気になるときに、サッと拭くだけでケアできるシートタイプのエチケットアイテム。ヒアルロン酸ナトリウムやプラセンタエキスといった美肌成分を配合しており、繊細な部位を優しくケアできます。
エタノールや合成着色料などは無添加で、パッチテストやアレルギーテストも済んでおり、肌が敏感な方も比較的安全に使えます。外出時にも携帯しやすいパッケージで、使用後はトイレに流せて処理も楽です。
デリケートゾーンをケアするときのポイント
デリケートゾーンをケアするときのポイントを押さえておけば、肌トラブルを抑えやすくなります。ここからは、デリケートゾーンをケアするときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
ムダ毛処理はダメージを与えないように注意する
ムダ毛処理をするときにカミソリを使うと、肌を傷つけてしまうリスクがあります。Iラインは粘膜部分を傷つける可能性が高くなるため、より注意しなければなりません。アンダーヘアが伸びているときは、あらかじめハサミでカットするなど肌に負担をかけないようにしましょう。
シェービングをするときは、刃が肌に当たらない電気シェーバーを使うのがおすすめです。ムダ毛処理をした後は少なからず肌はダメージを受けているため、保湿する必要もあります。
骨盤周辺を温めるのもおすすめ
デリケートゾーンや骨盤周辺は臓器が集中しており、血行不良になると肌トラブルだけでなくさまざまな不調を引き起こす原因になります。この部分が冷えることで生理痛の原因になったり、痛みが強くなったりすることが多いです。
そこで骨盤周辺を温めることで、血行が良くなり不調の改善に繋がります。普段の生活からデリケートゾーンや骨盤周辺が冷えないよう、温めるようにするのがおすすめです。
アンダーヘアが気になるなら脱毛がおすすめ
アンダーヘアのムダ毛処理はデリケートゾーンにダメージを与える原因になるため、気になる方は脱毛するのがおすすめです。
デリケートゾーンは大きくVライン・Iライン・Oラインの3つに分けられ、まとめて「VIO」と呼ぶこともあるため、アンダーヘアの脱毛のことを「VIO脱毛」といいます。
VIO脱毛には、デリケートゾーンのムダ毛をすべて脱毛する「ハイジニーナ」と、毛の量を減らして形を整える脱毛方法があります。デリケートゾーンの脱毛について詳しく知りたい方は、あわせて下記のページもご覧ください。
>【皮膚科:医師監修】ハイジニーナ(VIO)脱毛とは?特徴やメリット・費用などを詳しく解説
ここからは、アンダーヘアを脱毛するメリットをご紹介します。
蒸れやニオイを軽減できる
アンダーヘアは他の部位よりも毛が太く濃く密集しており、下着などを身につけている時間が長いため蒸れやすいです。デリケートゾーンの蒸れはかゆみや肌トラブルに繋がります。
また、デリケートゾーンが蒸れていると嫌なニオイの原因になる雑菌も増えやすいです。そこで、脱毛してアンダーヘアのボリュームを抑えたり、ハイジニーナのようにツルツルにすることで悩みを解消しやすくなります。
ムダ毛を気にせずにすむ
アンダーヘアのお手入れには手間がかかり、水着や下着姿になったときにはみ出してしまう可能性があるため、不安になる方は少なくありません。そこで、脱毛すると徐々にムダ毛の量が減っていき、同時にムダ毛の自己処理の回数も少なくなっていきます。
普段のムダ毛処理の手間から解放されるだけでなく、ムダ毛がはみ出てしまう心配もなくなるので、快適に過ごしやすくなります。
自己処理の手間が減る
アンダーヘアをカミソリなどで自己処理すると一時的にキレイになりますが、しばらくするとまた生えてきてしまいます。そのため、ムダ毛が気になって頻繁に自己処理をする方は多いです。しかし、短期間に何度も自己処理をすると、黒ずみや乾燥などの肌トラブルに繋がります。
そこでアンダーヘアを脱毛すれば、面倒に感じるムダ毛処理の手間が軽くなります。ハイジニーナにすればお手入れの必要はほとんどなくなり、ボリュームを減らすだけでも、自己処理の手間は大幅に少なくなるのでおすすめです。
デリケートゾーンをしっかりケアしよう
デリケートゾーンは皮膚が薄く乾燥しやすいだけでなく、一日中下着をつけているため摩擦による影響も受けてしまいます。肌に合わないボディソープを使ったり、誤ったケア方法を続けていると肌トラブルを招くため注意が必要です。
デリケートゾーンのケア方法を押さえておけば、キレイな状態を保ちやすくなります。また、デリケートゾーンのケアにおすすめのソープ・保湿商品・携帯できるアイテムもご紹介したので、上手に活用して肌を健やかに保ってみてください。
ムダ毛処理の手間が気になる方は、脱毛することでより快適に過ごしやすくなるのでおすすめです。
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