ワキガの効果的な対策とは?脱毛が有効かどうかについても解説
脇からツーンとした嫌なニオイがする「ワキガ」。におっていないか気にしたり、ケアについて悩んでいる方は少なくありません。ワキガの対策をするためには、脇からニオイがするメカニズムや、ワキガの原因を把握しておく必要があります。
また、ワキガは脇毛とも関係しているため、どうしても気になる方は脱毛してみるのもおすすめです。そこでこのページでは、ワキガの効果的な対策について、脱毛との関係性を交えながらご紹介します。
ワキガとは?ニオイのメカニズムを知ろう
ワキガの対策をするためには、ワキガの仕組みを理解することが大切です。どのようなメカニズムで嫌なニオイが発生するのか分かれば、予防・対策がしやすくなります。
ここからは、ワキガのメカニズムについて解説します。
アポクリン汗腺から分泌される汗と雑菌が関係している
ワキガはアポクリン汗腺という汗腺から出る成分と、脇に潜んでいる雑菌(常在菌)が関係しています。汗腺には2種類あり、身体全体にある比較的サラサラとした透明な汗が出るエクリン腺と、脇や陰部などに多いアポクリン汗腺があります。
このアポクリン汗腺から出る汗は、タンパク質や脂質などを多く含んでおり、それを雑菌が分解することで嫌なニオイが生まれます。アポクリン腺の数は人によって異なり、多い人の方がワキガになりやすいです。
ワキガは治療しないと治らない
ワキガの症状がある人は身体にあるアポクリン腺が多いため、根本から改善するためにはしっかりとした治療が必要です。専門のクリニックなどで直接アポクリン腺にアプローチする方法で治療しなければ、ワキガを治すのは難しいです。
このワキガ治療では、アポクリン腺を手術で取り除いたり、汗腺の働き自体を抑えたりします。治療法にはいくつか種類があるので、自分に合った方法を選ぶことができます。
ワキガの原因は?
ワキガのニオイが発生するメカニズムは分かりましたが、ワキガを発症する原因は何なのでしょうか。ここからは、ワキガの主な原因について解説します。
遺伝
ワキガの原因であるアポクリン腺の数は、遺伝が大きく関係しています。そのため、両親または両親の一方がワキガの場合、子どももアポクリン腺の数が多くなりやすいため、ワキガになる可能性が高くなります。
アポクリン腺は耳の中(外耳道)にもあり、耳垢が湿っている人は耳の中のアポクリン腺が多いといえます。このような人は身体に点在しているアポクリン腺も多く、ワキガである可能性が高いです。
ストレスなどによる脇汗の増加
アポクリン腺の数が多過ぎる場合でなくても、体調などによって汗の量が増えるとワキガの嫌なニオイが発生することがあります。汗の量が増えやすくなる例としては、ストレスや性ホルモンの影響、飲酒・喫煙が挙げられます。
このように、遺伝によるアポクリン腺の数とアポクリン腺から出る汗の量によって、ワキガの程度が変わってきます。普段の生活習慣の影響を受けるため注意が必要です。
ワキガを抑える方法とは?
ワキガの仕組み・原因を知ることができたところで、ここからはワキガを抑える方法についてご紹介します。以下のポイントをしっかり押さえて実践してみてください。
こまめに脇汗を拭きとる
ニオイの原因は汗に含まれる成分なので、脇汗をこまめに拭き取ることでニオイ対策ができます。ケアには、雑菌をキレイに落とせる汗拭きシートを利用するのがおすすめです。また、普段の入浴の際に脇をしっかりと洗って清潔にし、雑菌が繁殖しない環境を作ることも大切です。
脇毛が伸びていると脇の下は蒸れやすくなり雑菌が増えやすいため、脇毛を処理する必要もあります。
生活習慣を改善する
脇のニオイは汗の量とも関係しているため、生活習慣を改善して汗の量を抑える対策も必要です。ストレスが溜まっている状態だと暑くなくても汗が出やすくなるので、ストレスを溜めないようにすることも、汗の量を抑えるためには大切なことです。
また、脂っこい食事が多いなど、脂質を摂り過ぎている場合は注意が必要です。食生活が乱れていると汗に含まれる脂質などの成分が増えてしまうので、栄養バランスの良い食事をとるようにしてください。
脱毛はワキガに有効?
ワキガの改善方法の1つに「脱毛」があります。脱毛で完全に治すことはできませんが、場合によっては脱毛によってワキガの症状が軽くなることもあるので、その仕組みを解説します。
脇を清潔に保ちやすくなる
脇毛を脱毛すると脇を清潔に保ちやすくなります。自己処理を怠ってムダ毛が伸びていると、汗などによって蒸れてしまい雑菌が増えやすくなってしまいます。そこで、脇毛を脱毛すれば雑菌は増えにくくなり、清潔さを保ちやすくなります。
汗腺の数や汗の量が変わらなくても、雑菌が増えにくくなればニオイは発生しづらくなるため、脱毛によってある程度ニオイを改善することができます。
自己処理が減り刺激を抑えられる
ニオイを抑えるためには脇毛をお手入れする必要がありますが、カミソリなど直接肌に触れる方法で頻繁にムダ毛を自己処理すると、体質によっては汗腺が刺激されて汗の量が増えやすくなる場合もあります。
脱毛すると自己処理の回数が大幅に減るため、脇への刺激も同時に少なくなります。その結果、汗の量が減りワキガのニオイ対策になります。
アポクリン汗腺の機能が弱くなる
医療脱毛のレーザーや、ミュゼプラチナムのS.S.C. iPS care 方式のようなライトの効果で毛が生える組織の働きを弱くする脱毛方法は、毛根だけではなく汗腺にも影響があるため、汗腺の機能が低下するといわれています。
アポクリン腺の機能が弱くなることで、ニオイの原因である汗の量が減り、間接的にワキガの対策になります。医療脱毛のレーザーは脱毛サロンのライトよりも出力が強いため、より効果があるといわれています。
適切な対策でワキガを防ごう
ワキガはアポクリン腺の数・汗の量・脇にいる菌が関係していることを解説しました。ワキガには明確な原因とニオイが発生する仕組みがあるため、それらをしっかり把握してケアをすれば、十分なニオイ対策ができます。
脇毛の自己処理は肌にダメージを与えてしまうため、脇毛をケアしたい場合は、脱毛するのがおすすめです。適切な対策を取り、ワキガを予防してみてください。
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