口周りが乾燥しやすい理由とは?適切に対策して潤いを保とう
口周りの乾燥に悩まされている方は、原因をご存知ですか?口周りが乾きやすいのには理由があり、適切な対策を取ることで改善が見込めます。さらに、選択肢の1つとして、口周りのムダ毛の脱毛についてもご紹介します。
口周りはなぜ乾燥しやすい?
口周りの乾燥に悩まされている方は少なくありません。なぜ、乾燥してしまうのでしょうか。口周りが乾きやすい理由を探っていきます。
口周りは摩擦が多い場所である
食べたり飲んだりしゃべったり歯を磨いたりと、口は日常生活の中でよく動かす部位です。さらに、たくさん動かすことによって汚れることも多く、拭いたり手で触れたりすることが多々あります。
すると、こすれることによって摩擦が起きるので、乾燥につながってしまいます。さらに、物理的な刺激を受けると皮膚のバリア機能も低下してしまい、乾燥しやすくなるのです。
口周りの皮膚は薄く皮脂腺が少ない
そもそも口周りというのは、目元と並んで皮膚が薄い部分です。皮膚が薄いため、摩擦に弱いのもやむをえません。さらに、皮脂腺も少ないので油分をたくわえにくいです。そのため、乾燥しやすく小じわもできやすいです。
マスクの着脱による温度や湿度の変化
マスクを着脱するときには、摩擦が起こって乾燥しやすいのに加え、温度・湿度の変化も生じます。マスクを着けているときと外したときでは、温度や湿度に差があるのです。
マスクの着用時、マスクの中は熱がこもって外気よりも高温かつ高湿度で、口元もうるおっています。しかし、マスクを外すと一気に温度・湿度の差が発生し、内側の潤いが逃げていって「過乾燥」を引き起こします。お風呂上がりに肌が乾燥するのと同じような状態といえます。
マスクを着脱するたびにこのようなことが発生するため、口周りが乾燥してしまいます。
口周りの乾燥を防ぐ対策
口周りが乾燥しやすい理由がわかったところで、つづいては乾燥の対策方法についてご説明します。
摩擦を防ぐ
口周りの乾燥対策で大切なことは、摩擦を悪化させないことです。こするような刺激を極力与えず、口元が汚れたときは軽く押さえて落とすことを心がけ、それでも落ちない場合は水ですすいでください。
また、クレンジングや洗顔の際も細心の注意が必要です。クレンジングなら、たっぷりの量のゲルやクリームを使用し、なめらかにマッサージをするように行います。
洗顔の場合は、手で口元に直接触れないぐらいの量の泡を立て、モコモコに泡立った濃密泡をフワッと乗せるような感覚で、優しく洗い上げてください。
洗顔料を落とすときはぬるま湯でよくすすぎ、乾いた清潔なタオルを使って、こすらずにやさしく押さえるようにして水分を拭き取ります。
こまめに保湿する
口元周辺の肌の乾燥を防ぐには、こまめな保湿ケアも非常に重要です。さっぱりした使用感の化粧水や乳液が好きな方もいるかもしれませんが、乾燥がひどいときには高保湿のしっとりタイプがおすすめです。
化粧水は、少量ずつ皮膚の内部に押し込むように重ねづけします。さらに、化粧水の後は乳液やクリームといった油分でフタをして、水分が逃げないように潤いを閉じ込めます。
マスクを外したときの乾燥が気になる場合は、外してすぐに、水洗いもしくは化粧水をしっかり含ませたコットンでやさしく押さえ、上から保湿クリームなどでケアをするのがおすすめです。
お化粧をしているときは、スティックタイプの美容液などお化粧をしたまま保湿できるものがあると便利です。
化粧水を含ませたコットンでのケアは、マスクの着脱に関係なく、時間があるときにパック代わりに行っても良いです。口周りに数分間乗せてパックし、外した後に乳液やクリーム、バームなどでフタをすれば完了です。
肌のバリア機能を高めるようにする
口周りの乾燥対策には、バリア機能を高めることも大切です。そのため、皮膚の働きを元気にしてくれる栄養を摂るのも効果的です。
肉・魚・大豆などに豊富に含まれるタンパク質、緑黄色野菜・果物・きのこ・ナッツなどに多く含まれるビタミン類、豆・海藻・乾物などにたっぷり含まれるミネラルなどはもちろんのこと、オリーブオイル・バージンココナッツオイル・亜麻仁油などの良質なオイルを摂取することもおすすめです。
しっかりとバランス良く栄養を摂ることにより、口周りだけでなく全体のバリア機能も高まり、美容や健康をサポートしてくれます。
また、バリア機能を必要以上に弱めないために、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策もしっかり行うことをおすすめします。
肌の乾燥について知っておきたいポイント
口元以外にも、乾燥が気になる部位があるという方は多いのではないでしょうか。そこで、肌の乾燥に関して押さえておきたいことをまとめました。
乾燥しやすい季節は注意する
肌の乾燥は季節にも大きく影響されます。乾燥しやすい季節としてよく知られる冬は、気温が低いことに加え、大気も乾いているため、肌もカサカサと乾燥しやすいです。
また、夏は強い紫外線のダメージや冷房による乾燥が肌にも影響を与えます。春や秋といった季節の変わり目は気候が不安定になり、肌が敏感になりやすいです。
つまり、肌は一年中気候による影響を受けており、常に乾燥に気をつける必要があります。
年齢によって乾燥しやすくなる
肌表面には角層(角質層)があり、タンパク質・細胞間脂質・天然保湿因子などで構成されて水分を保っています。
しかし、角層にある天然保湿因子や皮脂は年齢とともに減少します。さらに、周期的な肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」のサイクルも、年齢を重ねるごとに乱れやすくなります。すると、皮膚のなかの潤いが不足して乾燥しやすくなるのです。
肌の内部から水分が蒸散するのを防ぐ「バリア機能」も弱まり、外からの刺激を受けやすくなるため、乾燥が進みやすいです。
カミソリを使った自己処理によって乾燥する
ムダ毛を自己処理する際に、カミソリを使用するのも注意が必要です。
カミソリは、手軽に自己処理ができるので使っている方も多いのではないでしょうか。しかし、肌の表面に刃を当てることにより、ムダ毛だけでなく皮脂まで削れたり、角質層を傷つけたりしてしまう場合があります。
皮脂は肌の水分を蒸発させにくくし、外的な刺激から肌を守る役割があるため、削られすぎると乾燥しやすくなります。角質層は、傷つくことによって潤いが失われやすくなります。
口周りのムダ毛が気になるなら脱毛もおすすめ
口周りのケアは清潔感にも関わります。うぶ毛や毛穴が目立っていると、見た目が気になるだけでなく、相手に不快感を与えてしまう可能性もあります。
剃って自己処理している方も多いかもしれませんが、毛根には毛が残っているため、うっすらと透けて青っぽく見えたり毛穴が目立ったりすることにつながります。
口周りのムダ毛の脱毛をすれば、うぶ毛や毛穴が目立ちにくくなるうえに、自己処理の手間を減らせます。自己処理による乾燥のリスクも軽減できるので、その点も含めて脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
口周りの乾燥対策を万全にしよう
口元は摩擦やマスクの着脱、気候、自己処理などさまざまな原因から乾燥してしまうことがわかりました。対策のなかでも、強い刺激を与えないことは重要です。優しくケアをして潤いを与え、すこやかな肌作りをサポートしてください。
また、口周りのムダ毛処理による乾燥には、脱毛も視野に入れて対策を行うことをおすすめします。しっかり対策して、口元美人を目指してみてはいかがでしょうか。
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